たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

北海道札幌市 成吉思汗 だるま 本店

 札幌競馬場での勝負を終え、これから2泊することになる宿にチェックイン。一休みして疲れを癒やしてから向かったのが、ジンギスカンの超有名店であるこちらのお店。個人的に、ここ10年くらい前から札幌に泊まる時はかなりの頻度でいただいているジンギスカンですが、これまでは団体旅行(その時はこちらのお店)だったり、家人と来た時も行列や混雑が嫌で予約が出来るお店がファーストチョイスだった(こちらこちらこちらのお店など)ところ、今回は気楽な一人旅故、間違いなく混雑していて、間違いなく並ぶことになる(ちなみに予約不可です。)こちらのお店に、初めて行くことが出来たという。

 ただ、それでも並ぶ時間は極力短くしたいと思い、ちょっとはお客さんも空いてくるかなと午後9時半頃にお伺いしたのですが、まだまだ空きませんよとばかりに店外には10人以上の行列が。ちなみにお店に向かう途中、近くにある(だるまさんの)支店をチェックしたところ、ちょいと離れたお店には行列がなく、すぐ近くのお店は店外待ちが多少あったけどここよりも回転が速そう。ですが、折角なので本店でいただこうと、その後ろに並ぶこと暫し。途中、私の後ろに並んだグループがしびれを切らして支店へ向かったものの、私の前の人たちはそのようなこともなく、並んでから1時間弱で入店となりました。

 それでようやく入った店内は、馬蹄形のカウンターと、その中に厨房という感じで、十数人も入れば満席になってしまう狭さ。またカウンター上には炭火が熾ったジンギスカン鍋が席数よりも少なく置いてあり、私の両脇など、二人連れのお客さんは2人で1つの鍋を囲むところ、一人客の私は1つの鍋を使わせてくれるよう。ちなみにその鍋には、席に着く直前に、タマネギと長ネギが投入されました。それにしても、お店の狭さとか、席に座ると隣の方との距離がとても近いところが、昔ながらのお店という雰囲気を醸し出していますね。

瓶ビール 600円 と お通し(おしんこ) 200円
瓶ビール 600円 と お通し(おしんこ) 200円
成吉思汗 850円 と ヒレ肉 1150円
成吉思汗 850円 と ヒレ肉 1150円
ライス(普) 200円 と キムチ 350円
ライス(普) 200円 と キムチ 350円
(いただいているところ)
ライス(普) 200円 と キムチ 350円

 で、席に着いたら早速注文。とりあえずノーマルの成吉思汗(ジンギスカン)と、数量限定というヒレ肉が残っていたのでそれとを1つづつと、ビールは老舗の雰囲気を感じたくてあえて瓶ビール。そして定番というキムチにライスもお願い。すると最初に瓶ビール(と、セットになるお通し)が出てきたのですが、なんとビールの銘柄は、季節限定のキリン秋味。立秋は過ぎたとはいえまだ8月だし(31日ですけどね)、季節限定品というところが老舗というよりモダンっぽくもあったのですが、これはこれで美味しいから良いか、と。

 その秋味で喉を湿しているうちに、注文した品が続々と登場。とりあえず肉を鍋に載せ、表面だけ焼いたくらいでタレに浸けていただいてみたところ、これが成る程!というお味。まずは成吉思汗ですが、マトンにもかかわらず独特のクセは少なめ(もっとも、個人的にマトンは全く平気な人なので参考にならないかもしれませんが。)で、肉質はいかにもフレッシュという感じ。更にヒレ肉は、よりクセが無く、とってもジューシー!どちらもそれぞれに良いですね。それとこちらのお店はタレが特徴的というか、角の取れた醤油味がベースなれど甘さがほとんど感じられない、何ともサッパリした味わい。ジンギスカンと言えば甘味の付いたタレという思い込みがあったので少々驚いたものの、この方が肉の味をより味わえる気がしますね。尚、カウンター上には、細かく刻んだニンニクと唐辛子があり、適宜タレに入れて食べるとまた良いのですが、元々のタレの味がとてもサッパリしている故、少量でも味の変化が(特にニンニクは)顕著に出る気がしました。(もっとも隣に座った、お店には何度も来たことがあるというオジサンは、タレの液体分が無くなるくらいニンニクを入れていましたが、そのあたりは好き好きですね。)あと、タレが足りない場合は、店員さんに頼むと器に足してくれます。

 あとはビールと共に、お肉やらキムチやらご飯やらをひたすらワシワシといたただけば、もう、間違いないというか。ですがご飯はあえて半分ほど残しておき、最後に「お茶漬け」をお願いします。というのもこの茶漬け、メニューには載っていないのですが、こちらのお店のお約束になっているそうで、お願いすると店員さんがご飯の器にお茶を注いでくれます。で、そこに残ったタレと、更に残しておいたお肉とキムチも投入してズルズルっいただけば、これもまた。ちなみに店員さんが注いでくれたお茶には、どこかハーブティーというかルイボスティーを思わせるような風味があり、それが羊の脂をスッと流してくれるような気がしました。

 というわけで、最後の〆まですっかりと堪能したのですが、その味は勿論のこと、この本店の雰囲気を味わうために行列したりたのも、旅のアトラクションとしては良かったなぁ、と。(もっとも次にお伺いする時は、味的には変わらないというので、比較的空いている支店にしますけどもね。)ごちそうさまでした。

令和元年8月訪問

札幌競馬場訪問記 【令和元年8月31日・札幌2歳スーテクス(GⅢ)他】

札幌2歳ステークスの最終コーナー

 今回、北海道に着いて真っ先に向かったのが、JRAの札幌競馬場。平成23年(2011年)に一度お伺いしていたのですが、その後平成26年にリニューアルしてからは、初めての訪問となりました。

※ 他の競馬場や、過去に札幌競馬場を訪れた時の記録については、こちらのカテゴリに一覧がございますので、よろしければ。


東京都台東区 爽亭 (JR上野駅11・12番線ホーム)

 これからしばらくの間、8月の終わりから9月始めにかけて北海道を一人旅してきた時の記事が続きますが、その最初は、まだ北海道ではなく、羽田空港へ向かう途中、乗り換えた上野駅でいただいたこちらのお店を。

 上野駅には今どき希少となったNRE(日本レストランエンタプライズ)系以外の立ち食いそば・うどん店があるのですが、そのお店がJTS(ジャパン・トラベル・サービス)がやっている爽亭。以前(「爽亭」という屋号が付く前ですが)7・8番線ホームのお店はお伺いしたことがあったので、今回は常磐線が発着するホーム11・12番線ホームのお店にお伺いしてみました。

かき揚げ天玉そば 480円
かき揚げ天玉そば 480円

 それでいただいたのが、個人的定番としているこらの品。早速ツユからいってみたところ、まず出汁感というよりは濃口醤油がガツンときて、甘味もあるけどそれよりしょっぱさがくるタイプ。またソバは、プリっとした食感の茹で麺。そしてかき揚げは、玉ネギ、ニンジン、桜エビタイプの小エビとオーソドックス。色からしてよく揚がった、最初はガリっとする歯応えのものですが、ツユとの馴染みは良かったです。それと、何時の頃からかワカメが入るようになったんですね。

 というわけで美味しくいただいたというか、トラディショナルな駅そばっぽい味わいが、個人的には大変良かったです。ごちそうさまでした。

令和元年8月訪問

栃木県宇都宮市 手打ちラーメン みうら

 今年はあまりいただけないまま冷し中華の季節が過ぎてしまいそうになっていたのですが、そんな中で今年こそはお伺いしなきゃと思っていたのがこちらのお店。というのも約10年ほど前、某もんみやの企画での期間限定の冷し中華をいただいたことがあったのですが、その際、ラーメンと違って冷たい手打ち麺の旨さがとても印象に残ったんですよね。で、毎年いただこういただこうと思いつつ夏が過ぎてしまっていたという。

 それで8月下旬の某日、行列に並ぶ覚悟を決めてお伺い。もっても、その前に駐車場に車を入れられるかという問題もあったのですが、1台分だけ空いていたスペースになんとか駐車することが。で、あまり待つことなく相席できたのでもラッキーでした。

冷し中華(大盛) 950円
冷し中華(大盛) 950円

 それでいただくのは冷し中華と決まっていたのですが、つい大盛りで。で、ちょっとだけ待ってから登場したものを、早速麺を引っ張り出していただけば、これが、もう。ツルッとした表面の口当たりも良いのですが、個人的に一番好きなポイントは〆られたことによって増した噛み心地。もちろんただ硬いなんてことはなく、硬質だけとシコシコな弾力というか、噛むと歯を心地良く押し返してくれます。また、それに合わせるタレは、ベーシックな醤油味ですが、お酢や醤油のエッジがわりと立ったタイプ。ゴマ油も効かされていてハッキリとした味わいですが、逆にこれくらいハッキリしていないと、強力な麺に負けてしまうかと。それと具は、あとはキュウリとトマト、薄焼きの卵などベーシックなものが揃っていますが、そんな中ラーメンと共通の、ミシっとした歯応えのスモーキーなチャーシューが白眉。その香りが、ほんと良いアクセントになっていますね。更にアクセントと言えば、刻み海苔といりゴマもそう。ただの付け足しじゃなく、しっかりと機能しているように感じました。

 というわけで美味しくいただいたのですが、これをいただけるのが8月一杯というのがほんと残念だったりします。ごちそうさまでした。

令和元年8月訪問

栃木県那須郡那珂川町 日本と中国の家庭料理 杭州酒家 吉田屋

 この日、久しぶりに用事で那珂川町へと行くことになったのですが、例によってついでに昼食となった時、同行者(この日は家人じゃないです)がチョイスしたのがこちらのお店。個人的にも、栃木県の地元メディアで見て以来気になっていたお店だったので、ちょうどよかったです。

 それでいただいたのは、AからDまであったランチメニューの中から、ラーメンとチャーハンがセットになったこちらの品を。ちなみにチャーハンは五目チャーハンの他、エビチャーハン、蟹チャーハンも選べました。

ランチメニュー D ラーメン・五目チャーハン 850円
ランチメニュー D ラーメン・五目チャーハン 850円

 店主さんお一人で作っておられるらしく、注文からそれなりに待ってから登場したのですが、その際、ハムの載ったラーメンに心がときめいたというか。で、まずはそのラーメンのスープを一口いってみたところ、語彙が貧弱な私なんかだと、つい「懐かしい」と表現してしまう味わい。あっさりしているけど旨味は十分で、派手さはないけど、とにかくホっとできる旨さなんじゃないでしょうか。また麺は、チュルチュルっした食感の細いタイプで、このスープとよく合っていると思います。そして具は、前述のハムのほか、歯ごたえのあるこれまた懐かしい感じのチャーシューに、あっさりした味付けのメンマ、そしてワカメとナルトでした。

 それと、セットのチャーハンですが、これが、また!個人的に、チャーハンはパラパラ過ぎない方が好きなのですが、こちらのはしっとりした口当たりで、口に含むとスープのような旨味も感じられます。それと具はチャーシューとハム、ネギと卵といったころでしょうか?その具のお米との一体感も良いですね。

 というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、それに加えて、地元に密着した街の中華料理屋さんといったお店の雰囲気も良かったですね。ごちそうさまでした。

令和元年8月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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