趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
この記事のタイトルでもわかるとおり、今回の旅での乗り鉄最大の目的が、この記事で書く臨時特急ニセコ号。個人的にとても思い出深い列車で、この列車の存在を知ったことによって、今回の旅に乗り鉄成分を大幅に加えたと言っても過言ではなかったりします。
函館から道南いさりび鉄道というローカル線に乗り、着いたのが終点の木古内(きこない)という駅。それでこの駅を降りて駅前のロータリーを挟んだ向かい側にあるのが、平成27年(2015年)にオープンした「道の駅みそぎの郷きこない」。ちなみに「みそぎの郷」というのは、木古内町で毎年1月に行われている、天保年間から続く神事「みそぎ祭り」に由来するとのことですが、私のような穢れまくった人間にとっては、有り難いような近寄り難いようなネーミングですね。
それはさておき、そんな道の駅に、帰りの列車が出るまでのちょっとした時間を利用して立ち寄ってみたのですが、館内には同じ列車を降りて向かった人の何十倍もの(とはちと大げさですが)お客さんがいて、駐車場もクルマでいっぱい。道の駅としてはとても盛況なようですね。で、館内の、木古内町の公式キャラクターにしてこの道の駅の観光駅長を務める「キーコ」の名前が付いた飲食売店で、最初はおやつに「みそぎの塩ソフトクリーム」でもいただこうと思ったのですが、そのちょいと下にあるものを発見してしまったものだから、急遽そちらを注文してしまったという。
それがこの、みそぎの塩わかめラーメン。まずはスープですが、表面の油が若干多めなのでややこってりとした口当たりと、ニンニクを思わせるような食欲をそそる風味が特徴的。ただそのこってり感と香りのせいもあって、何を出汁に使っているかは正直なところわからず。っていうか、魚系や動物系の激しい主張はなく、さりとてあからさまな旨味感はなく、程よい塩気と相まって必要十分な感じです。また麺は、中細のゆるっとウェーブがかかったタイプで、食感はモチっと。それと具は、お麩や、見た目そして味的にも存在感のあるピンク色したナルトが珍しく感じたのですが、メインは何と言っても地元木古内産というワカメ。歯応えはあるけど固すぎず、またワカメ自体の味もしっかりとしていてなかなかに旨かったです。
というわけで美味しくいただいたのですが、お値段を考えればとても立派な一杯をいただけ、満足いたしました。ごちそうさまです。
令和元年9月訪問
函館朝市を観光した後、次の予定である札幌行きの臨時特急ニセコ号に乗るまでには少々時間があったので、それまでどう過ごすか考えた時に思い浮かんだのが、平成28年(2016年)の北海道新幹線函館開業と共にJR北海道から経営分離された江差線の一部(五稜郭駅-木古内駅間)である道南いさりび鉄道。調べてみると終点の木古内駅まで往復できそうだっので、ちょっと乗ってみることにしました。
北海道旅行の二日目。札幌を早朝に出て向かったのが、北海道の南端である函館。北海道旅行のプランニングをした方ならわかると思うのですが、一泊目、二泊目と札幌に泊まるにもかかわらず、その間に函館まで往復する行程を組むのは、移動だけでずいぶん無駄な時間を使うことになるんですよね。ですが今回は、そうすべき事情がございまして。
と話が逸れましたが、早朝に札幌を出たお陰で、函館に着いたのはまだ朝と言っても差し支えない午前9時半頃。函館、そして朝とくれば、昔から超が付くほど有名な「函館朝市」が思い起こされるのですが、個人的に初めて北海道に来てから三十有余年経ち、渡道歴もそれなりにあり、加えて言うなら函館にも何度も泊まったことがあるにもかかわらず、実は一度も立ち寄ったことが無かったんですよね。それで今回初訪問となったのですが、観るだけでは勿体ないので、ついでに何かいただこうと。更には、折角「ベタ」な観光地に来たからには、食事もそれっぽいものが良かろうと、あらかじめ調べておいたこちらのお店に。
イカ刺身(ミニサイズ) 450円(税別)
瓶ビール(中) 650円(税別)
ですが、メインのものをいただく前に、折角函館に来たのだからと、イカ刺しでちょいと一杯。さすがに一尾分ではなくミニサイズとあって、活イカ捌きたてという訳ではないようでしたが、ビールと共にいただけば、これが、もう。
イカ刺しとビールでじらしてからというか気分を盛り上げてからいただいたのが、今回のメインであるこちらの品。やっぱり函館朝市に来たからには海鮮丼。それも、ウニ、イクラ、ホタテと、いかにもな3種類が載っているものが食べたいじゃないですか。ちなみに、ウニは塩水ウニにあらかじめワサビ醤油を掛けたもの(注文時に掛けて良いか訊かれる)、イクラは醤油漬けになっているので、卓上の醤油はホタテにだけ掛けてくださいとのことでした。で、早速ご飯と共にかきこめば、これが、また。ウニは塩水ウニならではのトロっとした食感に加え、しっかりとしたウニ本来の甘味が感じられます。個人的に、下手げな生ウニ(例えば、明礬が苦いくらい効いていたり、風味的に相当手強くなっているなど。)よりも、ちゃんとした塩水ウニの方が遙かに美味しいと思っているので、これはこれで全然アリですね。またイクラは味加減が程良く、プチプチ感もしっかりと。あとホタテも(月並みな表現ですが)甘かったです。あとはこれら3種を、適宜組み合わせて口に入れたりして堪能。最後は、一緒に出てきた岩海苔のみそ汁で〆れば、満足でございます。
流通が発達した現代。私の住む海無し県である栃木でも、それなりにコストを払えば、正直、それなりのレベルの海産物をいただくことが出来るのですが、函館まで来てこういうものをいただくことは、それこそ旅ならではのことですし、単純な味覚だけではない、そこでいただく雰囲気を含めた「味」があると、改めて思った次第で。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
もともと今回の旅の主目的は、北海道にある競馬場4か所のうち3か所を訪問することだったのですが、その後、計画が最終的に固まる段階で、それと並ぶ目的として加わったのが、旅行中がちょうど運転期間にあたっていた臨時特急ニセコ号を始めとする気動車特急列車に乗ること。もっとも、すべての列車に乗ることは日程の都合上無理だったので、今回は函館-札幌間と札幌-帯広間に運転されている列車に限って乗ることにしました。
で、その乗車記の第1弾が、札幌から函館へと向かう特急スーパー北斗号です。
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