たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

名古屋鉄道完全乗車記 【令和2年1月23~25日】 その1(計画編)

犬山橋を渡るミュースカイ新世紀エヴァンゲリオン特別塗装

 1ヶ月以上更新をお休みしてしまった当ブログですが、今日からまた再開したいと思います。

 で、休止前は、1月下旬に岐阜県や愛知県あたりをウロウロとした時の記事が続いていたのですが、再開後もその時のことを。そもそもその旅のもう一つの目的が、愛知県と岐阜県にかけ全国の私鉄のなかで2番目の路線延長を持つ名古屋鉄道に乗ることだったので、その乗車記を、これから暫くの間続けさせていただきたいと。

 それでその1回目は、今回の旅の計画について。


愛知県常滑市 みそかつ 矢場とん 中部国際空港店

 これまで、1月下旬に岐阜県、愛知県あたりをウロウロとした時の記事を続けてきたのですが、とりあえず食べ物関係の記事はこれが最後となります。

 今回の旅の最後は、セントレアこと中部国際空港から飛行機に乗って東京(といっても成田空港ですが)まで帰ることになっていたのですが、そこで当地での最後の食事ということでお伺いしたのが、空港内にあったこちらのお店。実はこれまでに何度か、当地で味噌カツをいただいたことはあったのですが、有名店である「矢場とん」さんではなかったので、最後に、いただいておく良い機会だと思ったんですよね。

 店員さんにとても愛想良く迎えられ、席にご案内。着席すると早速注文なのですが、今回は初めての矢場とんということで、メニューの中から最もベーシックだと思われる、こちらの定食をお願いしました。

【ロースとんかつ定食 1300円】
ロースとんかつ定食 1300円

 注文から程なく、先程とは別の店員さんが運んできたロースとんかつ定食。こちらのお店というか矢場とんさんは味噌だれを、サーブする際に掛けてくれるのですが、特徴的だと思ったのがその味噌だれ。当地で以前味噌カツをいただいた時は、濃度的にボッテリしてたりネットリしてた記憶があるのですが、こちらのは相当サラッとしているんですね。

 で、早速カツを一切れいってみたところ、1センチほどの厚みのそれは、タレかけても衣のサクサク感は残っているのですが、その衣に甘しょっぱい味の味噌だれがよく染みて、これがもう。味付けは、豆味噌独特の「濃さ」も感じるのですが、しつこすぎない塩梅で、甘さも効いているとはいえ効き過ぎないという感じで。これはご飯にとても合いますね。なので最初の一杯だけでは到底足りなくなって店員さんに無料のおかわりをお願いすると、大盛りにも出来るとのこと。もっとも、今回は普通サイズでお願いしてしまいましたが。それとサーブの際、店員さんに勧められた2種類の薬味、カラシ、擂りゴマが両方とも合い、ほんと、良い味変になります。あと何気にお味噌汁もちゃんとしていたし、更に、卓上の桜漬けっぽいお新香はとてもサッパリとして、コッテリとした味わいの味噌カツとベストマッチという感じでした。

 というわけで、初めての矢場とんだったのですが、個人的に今まで(といっても数回ですが)いただいた味噌カツの中では、一番美味しくいただくことが出来ました。ごちそうさまです。

令和2年1月訪問

愛知県名古屋市 鶏三和 サカエチカ店

 名古屋には、日本で最初にブランド鶏肉となった(鶏種として認定は、なんと明治38年!)「名古屋コーチン」があるのですが、実は当地であまり食べたことが無く、記憶にあるのは以前、当地名物の味噌煮込みうどんの中に入っていたのを何度かというくらい。なので今回の旅の途中、機会があればなどと思っていたところに現れたのがこちらのお店。

 旅の最終日となるこの日は諸々の都合で、最初の食事が午前10時頃という中途半端な時間に、名古屋市営地下鉄栄駅の近くという旅程になりました。で、どこで何をいただこうかと調べた時に、駅直結の地下街のひとつである「サカエチカ」でこのお店を見つけた次第。駅からあまり歩くことなくお店を見つけることが出来たのですが、前述のとおり午前10時過ぎという中途半端な時間のせいか、先客は居ませんでした。

【三和の純鶏名古屋コーチン親子丼 しょうゆ麹唐揚げセット 1120円(税別)】
三和の純鶏名古屋コーチン親子丼 しょうゆ麹唐揚げセット 1120円(税別)

 それでいただいたのが、名古屋コーチンの親子丼に唐揚げが付いたこちらのセット。サイドメニューは、紀州南高梅の梅干しか鶏つくねの選択だったのですが、この時ね相当空腹だったので、つい食べ応えがありそうなつくねを選んでしまったという。

 で、注文からあまり待たずに登場したのですが、早速メインの親子丼をいってみたところ、トロッとした卵はそれ自体の味が濃く感じ、鶏肉は名古屋コーチンらしい歯応えのある食感。また味付けは、卵と肉の味の濃さとバランスを取るためか、濃口醤油の味が濃いめ。甘味は個人的に丁度良く感じました。そしてサイドメニューですが、まず唐揚げは揚げたての熱々。醤油麹のお陰か肉質も柔らかくジューシーですね。一方つくねは、味や食べ応えは良いけど全体のバランス的に梅干しの方が良かった気も。それと鶏スープは、滋味深くもあっさりとした味わい。気持ち薄めの塩味が丁度良く感じました。

 というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、それに加えて、場所的にも時間的にも、名古屋コーチンをパパっといただけたことがとても良かったです。ごちそうさまでした。

令和2年1月訪問

愛知県名古屋市 総本家 えびすや 本店

 この日、前の記事の台湾ラーメンをいただいた後、宿にチェックインすると連日の寝不足が祟って早々に寝落ちしてしまったのですが、数時間で目が覚めてしまい、更には、困ったことに小腹が空いているという。時計は午後11時をだいぶ回っていたのですが、宿は名古屋イチの繁華街、栄の近くだったので、いただくお店は豊富にあるかなとネットで調べたところ、こんな時間なのにきしめんをいただける老舗っぽいお店がまだ営業しているのを知り、さっと服を着て外へ。

 寒さも厳しくないなか歩くこと10分少々で、繁華街の一角にあるお店に到着。この時点で日付が変わろうとしていたのですが、なんと店内は満席。皆さん飲みの〆でしょうか?で、店内の長椅子で待っていると、夜中は締切になっていた座敷席にご案内。早速卓上のお品書きを広げると、一番上に「きしめん」の文字があったので、ついすぐに頼んでしまったのですが、よく見るとにしん棒煮(400円)や花わさびおひたし(450円)など、魅力的なつまみ類があるのに気が付き、「しまった。ちょっと一杯飲めば良かったかなぁ。」と思っているうちに、注文したきしめんが登場しました。

【きしめん 800円】
きしめん 800円

 それでまずは、ツユからいってみたところ、黒っぽい色のとおり、濃口の醤油感強め。味醂の甘さは控え目で、濃いめに決まった味付けと相まって、キリっとした印象ですね。また出汁感はビンビンというほどは感じませんが、きしめんにお約束の花がつおが風味のブーストを。そして主役とも言えるきしめんは、手打ちだそう。見事な薄さというか、そのお陰でピロっツルっとした口当たりがとても良く、口の中に入るとフワっとしつつも適度なコシを感じます。それと具は、厚みのある立派な油揚げは、しっかり甘辛い味付けになっていました。

 というわけで、美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和2年1月訪問

愛知県名古屋市 中国台湾料理 味仙 今池本店

 個人的にこれまで食べたいと思っていたにもかかわらず、本場で食べられていなかったいわゆる「名古屋めし」がいくつかあるのですが、その中の一つが台湾ラーメン。ですが今回、笠松競馬やら名鉄乗り鉄やらを目的に当地を訪れた際、その台湾ラーメン発祥のお店である、今池の味仙本店にお伺いすることができました。

 金曜日の午後6時頃、名古屋市営地下鉄東山線(と、桜通り線)今池駅の9番出口を出て、大きな通りからそれほど広くない通りに折れると程なくして、大きなビルになっているお店を発見。早速、立派な入り口からお店へと入ります。それで入店すると、中国(台湾?)系の店員さんに迎えられ、1人だと告げると入り口近くのカウンター席にご案内。それにしても、かなり広い店内は、この時間で既に結構な賑わいですね。

 で、注文する品々はあらかじめお店のウェブサイトを見て見当をつけていたので、確認程度にお品書きを見てから、近くの店員さんを呼んでお願い。カウンター席からは、ガラス越しに厨房の中もよく見えたので、注文した品が来るまでのあいだそれとなく見ていると、調理されている方も(見える範囲では)中国(台湾?)系の方々ばかりでした。

【手羽先 450円(税別)】
手羽先 450円(税別)
【生ビール(中) 550円(税別)】
生ビール(中) 550円(税別)

 それで注文からすぐに出てきたのが、そう思ってお願いした手羽先と、とりあえずの生ビール。早速喉を潤してから手羽先をいってみたところ、唐辛子の鋭い辛味が。あと手羽先き一度揚げてたものを煮込んでいるのか、コッテリ感も良い感じに加わっていますね。それと共に、濃いめ甘じょっぱさが口の中に広がって、これはビールが捗る!!という感じで。ただ、最初は調子よく齧り付いていたものの、食べ進むにつれ唐辛子辛さが口の中に蓄積しだして 、2本目からペースが落ち、3本目はヒーヒー、4本日は、もう、そろそろ限界という具合で。辛味にたいする耐性は個人差があるのですが、私にとっては、結構ギリギリの戦いとなりました。

【台湾ラーメン 600円(税別)】
台湾ラーメン 600円(税別)
【お冷や】
お冷や

 その手羽先をいただいていると登場したのが、こちらのお店にお伺いした目的である、元祖の台湾ラーメン。丼の大きさがミニサイズというか、日本の一般的ラーメン丼と比べると一回り小さいサイズなんですね。で、早速スープからいってみたのですが、手羽先の辛味で舌がバカになりかけているにもかかわらずしっかりと感じる確かな旨味。スープの出汁からはもちろん、たっぷり入る、いわゆる台湾ミンチからの肉的旨味が加算されているのでしょうか?あと不思議に思ったなのは味付けで、ベースは醤的な味わいですが、調味料的エッジはなくまろやかさな印象。そこに、唐辛子の辛味がしっかりと効かされているのですが、手羽先の影響を排除できないので正確なところ、どの程度辛いのかは不明。また麺は、加水率が低そうな動きの鈍さと若干ゴワっとした食感の中細タイプ。個人的には、太さはともかく食感的に某蒙古タンメンの麺を連想したのですが、これはこれで良く合っている気がします。そして具は、前述のとおりたっぷりの台湾ミンチと、モヤシとニラ。あと、ただ、いただいていると口の中に相当辛味が溜まってきたので、思わずビールでは無くお冷やをお願いしたのですが、ボトルに入った物が出てきたのにはちょっと驚きました。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、もし次の機会があれば、最初は辛くないつまみでビールなど飲んだ〆にいただきたいなと。そうすれば、元祖の台湾ラーメンの味を、よりもっと堪能できたと思いますので。ごちそうさまでした。

令和2年1月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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