趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事でもちょっとだけ書いたとおり、外出自粛要請が全面的に解除になったこの日たまたま、相方共々お隣の群馬県に行く用事ができたのですが、その途中に私だけ、かねてより一度乗ってみたかった、上毛電気鉄道上毛線に乗ることができました。
6月に入り、新型コロナウイルス感染拡大防止のための県をまたぐ外出自粛要請も、一部首都圏と北海道を除けば解除になっていたにもかかわらず、気持ち的に物見遊山でどこか行く気にもなれずにいたところだったのですが、外出自粛要請が全面的に解除になったこの日たまたま、相方共々お隣の群馬県に行く用事ができ、その用足し後にお伺いしたのが、太田市に来ると寄らせてもらうことが多いこちらのお店。
午後1時のちょっと前にお店に着いたところ、丁度先客が出ていったタイミングだったようで、難なく入って右奥のカウンターに着席。お伺いした時、冷たい蕎麦のフェアをやっていたのですが、この日は梅雨寒だったので、レギュラーメニューの温かいそばをいただくことに。
ですがその前に、静岡おでんを少々。どれも味が染み、そこにおでん粉が良い風味を加えて、これが。で、どうでもいい話ですが、個人的におでんで好きなものの一つにちくわがあるのですが、中でも、煮ている時に出汁から出て固くなっているところが特に好きだったりするんですよね。
それで今回はいつもの桜えびのそばではなく、牛肉と大根おろしが入った牛肉みぞれソバを。まずはツユからいってみると、いつもの味わいというか出汁感そこそこで、醤油っ気、塩気、甘味のバランス良い味わい。ですが今回はそこに、具の牛肉からこっくりした甘味と脂のコクが加わり、更に大根おろしのちょっとピリッとサッパリした味が加わる事によって、ただの肉そばとは違う味になっていますね。また細めのソバは、歯応えあって啜り心地がツルっツル。それと甘じょっぱい味付けの牛肉は、量的に意外と食べ応えがありました。
今回そばを前述の品にした理由が、一緒にいただくご飯物を、この桜えびかき揚げ丼にしたから。鐘庵さんに来て桜えびのかき揚げを食べないテはないですよね。で、このかき揚げ丼は初めていただいたのですが、サっクサクのかき揚げとご飯の間に、大根おろしとタレ、そして何かの葉の漬物が忍ばせてあり、これが何とも良い仕事というか、口に入れるとかき揚げのサクサク感はキープしつつ良い感じの味が広がります。
こちらは相方がいただいた品。何も言うことは無いようで。
というわけで、どれも美味しくいただき、相方共々大変満足させていただきました。ただ、私の方は少々食べすぎたというか、これだけ食べると流石に満腹でございます。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
この日は所用で宇都宮からの昼食となったのですが、その際に時間的に余裕をもたせたのは、久しぶりに、行列店のこちらのお店にお伺いしたかったから。
お店には午後1時近い頃に到着したところ、そんな時間でも店外待ちが数名。もっとも、今回は時間に余裕をもたせたことが幸いして、店内で食券を買った後、余裕で待つことができたのですが、さほど待たずに店内にご案内。なので消毒して店内に入ると、相席となるテーブルには個別の仕切りが設けられ、しっかりとこのご時世の対策がなされているよう。常に混雑しているお店ですが、これなら安心して食事が楽しめますね。
それで今回メインでいただいたのが、TKG好きの自分的にはずっと気になっていて、加えてこの日の暑いくらいの陽気にぴったりだったTKM。麺量は同価格で250gと350gが選べ、また味のほうもレモン、鰹、かき揚げ、ラー油と4種類から選べるようなのですが、今回は250gと鰹でお願いしました。
食券提出からあまり時間をおかずに登場したのは、一度茹でた麺を締めた後、冷蔵庫でキンキンに冷やしているからでしょうか?で、まずは麺とタレ、生玉子と鰹節を全体的に混ぜようとしたところ、それだけでわかる麺の強(こわ)さ。それによって全体を絡めるのに一苦労しつつその麺を口に入れると、しっかりと冷たい極太の麺は、ソリッドな硬質感のなかにグミモチシコっとした食感が。最近体力の低下が著しい私のようなオッサンだと、噛むのに顎が疲れるほどですが、だが、そこが良いというか、噛みしめるほどに、麺自体の味をしっかりとした小麦の味を感じることが出来ます。またそれに絡まるタレは、醤油味ベースだと思ったのですが、冷たい麺に生卵という組み合わせでも、そのタレと鰹節の風味・旨味で、生卵の生臭さを上手く消してコクとまろやかさを引き出す、何とも良い塩梅になって。もっとも、卵そのものも相当良いものを使っておられるというか、この卵ならこの麺に負けないなと思いましたが。あと、混ぜずにちょいちょい付けていただいたワサビのアクセントも、実に良く合っています。そして麺を食べ終えてタレが少々残ったところに、こうなることを見越して、後述するポクステ丼のご飯を二口程残しておいたものを投入。それも、間違いのないブラボーな味でした。
こちらは、一緒にいただいた品。ご飯の上には低温調理されたであろう豚肉が載り、その上にタレがかかっているという感じで。で、その豚肉ですが、とってもジューシーかつ噛みごたえのある仕上がり。良い肉喰ってるぞ感がすごいですね。またタレはタマネギベースの醤油味でしょうか。甘味の効いた味付けで、それがご飯と相性よくしているような。あと薬味的白ネギも豚肉のコッテリ感と合い、更にアクセントにはコショウでしょうか?後口に、それっぽい痺れを感じたような気がしました。
というわけで、どちらも美味しくいただき、満足させていただきました。そしてそれと同時に、以前いただいたことがあるつけ麺も味が進化したと聞きますし、この日は品切れとなっていた汁なしなど他にも気になる品がありますので、また機会を作ってお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
毎週土・日・月曜日には、「黄金の」と付く様々な素材の限定ラーメンを提供されているこちらのお店。なかなかタイミングが合わずその時にお伺いできなかったのですが、この日は是非とも一度いただいてみたかった「黄金の鮎らーめん」だったことに加え、今回は更に凝ったスペシャルな品もあるということで、開店に間に合うよう万難を排してお伺い。
お店に着くと、既に先客が何人かいたのですが、この順番なら、お目当ての品にありつけそう。なのでちょっと安心してその後ろにソーシャルディスタンスを保って並び、待つこと少々で開店。入店するとカウンターに案内されましたが、隣の席と仕切り状のものががあったりと、ほんと、新しい生活様式は始まっているんですね。
それで無事いただくことができたお目当ての品が、美食に関する歴史的名著の邦題「美味礼讃」(余談ですがこの邦題、原題の直訳とは全く違うのですが、もの凄く良い題だと思います。)が付けられたこちらの品。大谷石のプレートと箸置きの上に、杉の木の丼に入ったラーメン、笹が敷かれた竹籠に入ったメンマとチャーシュー、檜葉(ヒバ)のコップに入ったお冷という、凝った什器で登場。で、提供された際に奥様から、まずは檜葉のコップに入ったお冷で木の香を感じてからラーメンを、との説明が。
竹籠からは、竹炭で燻される笹の香りが漂ってくる中、言われたとおりお冷からいただけば、冷水が爽快な木の香を纏って、これがとても良いスターター。次にスープをいってみると、以前いただいた鮎のラーメンはもっと鮎がストレートに来ていた気がしたのですが、今回のは鮎と共に感じる「甘い」と表現したくなる香りは雉由来のものでしょうか?それらが相俟った、奥ゆかしさの中に鮎を感じる精緻な香りに、あくまでナチュラルなそれらの旨味が必要十分という感じで屋台骨を支え、キリっとやや濃いめの塩味が、全体を引き締めているような。またそれに合わせる細身の麺は、食べ始めは硬質な密度感があり、食べ進むうちに全体と馴染んでいく感じが良いですね。そして具は、いつものサクプリっとした食感と確かな仕事が感じられる焼豚が、燻された笹の香りを纏って更に趣を増しているのですが、それよりも、それと一緒に燻されている宇都宮市の若山農場さん謹製の、孟宗竹を使って発酵させずに作ったというメンマが白眉。焼豚風の味付けとのことですが、心地よい歯応えで噛みしめると何とも良い味わいが口の中に広がります。で、それら具を間に挟みつつ、大盛りにした麺を夢中で啜り終え、余韻を楽しみつつ残ったスープを完飲。食べ始めから最後まで、何というか、天然由来のラーメンを、自然の中で、思いっきり味わったかのような感覚がありました。
というわけで、大変美味しくいただいたのですが、ラーメンとして気軽にいただける値段ではないものの、ほんと、単純な「味」だけではない満足感がすごかったですね。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
平時はお伺いする事がなかなか難しい(下手すると福島県の白河近辺のお店よりも遠いですし)県南にあるお店ですが、この少し前より、昨年秋まで続いていたインターパークに行く用事が復活。だったらついでにと足を伸ばしやすくなったところで、今回は久しぶりに、下野市の石橋駅近くにあるこちらのお店まで。
それでこちらのお店は、お店のツイッターなどで告知されているとおり、色々と凝った限定メニューが多いのですが、梅雨寒という感じの妙に肌寒い日だったので、その限定の中から、温かいラーメンをいただくことに。
それがこの、背脂煮干しら~めん3型。丼を目の前に置かれただけで「この私にプレッシャーをかけるパイロット、とは一体何者なんだ」と言わんばかりに、丼から煮干と背脂のプレッシャー(風味)がビンビンと。それだけで、かなりパンチがあると思ったのですが、スープを一口いただいてみると、スープ自体は澄んでいるのに煮干しを始めとする出汁素材から出た旨味に、背脂からのコッテリ感がハンパなく、それらを制するように醤油っ気と塩気が濃い目にビシッと決まっていて、味わいも相当パンチがありますね。またそれに合わせられるのは、パツっサクっと歯切れは良いけどモチっとした噛み心地もある中細麺。そして具は、煮干+背脂に相性の良い生タマネギとバラ海苔の他、チャーシューそして鶏チャーシュー。まず豚のチャーシューですが、食感や味加減など全体的に逸品。次に鶏チャーシューですが、この日のこの品は珍しい醤油味のバージョンが入っていて、しっとりジューシーな食感に、醤油の風味はすれども控えめな味付けが良く、濃い味のスープとナイスなバランス。それと追加の味玉も、控えめな味付けが卵の味を引き立て、鶏チャーシューと同様のバランスとなっていました。
こちらは、一緒にいただいた品。で、ラーメンと違う塩味の鶏チャーシューが載っていたのですが、こちらも醤油味同様、しっとりジューシーな食感が良いですね。そこに、いい塩梅のタレと、高菜漬け的漬物と水菜がアクセントを添えて、という感じで。それとびっくりしたのはご飯。どんなお米を使っているのかわからないのですが、良い意味でとても甘く感じました。
こちらは、同行の相方がいただいた品。例によって少々味見させて貰ったのですが、鰹がグイグイ主張するスープがこれ良いですね。個人的に、これは丸々一杯いただいてみたいというか、そうしないと駄目な品です。
というわけで、どれも美味しくいただき、満足させて貰いました。これまでも、なかなかお伺いする機会が作れていないので真実味がないのですが、またお伺いして、凝ったラーメンをいただきたいと思います。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
このブログの管理人
【ご注意】 このブログに記載された情報は訪問当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。あしからずご了承ください。
ツイッター
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カレンダー
アーカイブ
忍者ツールズアクセス解析