趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
私が子供の頃、1970年代後半から1980年台前半の頃、個人的に憧れていた、中華料理店やラーメン屋さんで出されるメニューに、ジャパニーズ中華料理である「広東麺」があります。
今でも、街なかにあるような中華料理店や、歴史のあるラーメン店などのメニューに残る一方、近年開業したようなお店ではまず見かけることがないというか、それがあるだけで、そのお店に結構な歴史があるように感じられます。
一方、1960年代後半から1970年台後半にかけて、味噌ラーメンブームに乗って爆発的に店舗数を増やしたFC店のひとつが、「どさん子」さん。
いつの間にか運営会社が変わっていたようですが、それでも個人的には、大流行した味噌ラーメンをはじめ、当時のメニューを現代に伝える、貴重なお店の一つだと思っています。
と、こんな回りくどい書き方で書き始めてしまいましたが、要するに、たまにお伺いする大田原のどさん子さんで、カントンメンを食べたというのが今回の記事。以前、壁に貼ってある数多のメニューの中に見つけた時、いつかいただいてやろうと思っていたんですねよね。
それでその、どさん子大田原店さんのカントンメン。
注文後、中華鍋を降る気持ちの良い音が聞こえてきて、そしたら程なくして完成して登場したのですが、醤油味のスープにトロミの付いた具沢山の餡という、個人的には一番多く経験した組み合わせ。かつていただいた広東麺の中には、餡掛けではなく、スープ自体にトロミが付けてあるお店もあったというか、この料理自体、定義が曖昧で、お店によっていろいろと違うところが面白かったりするんですよね。
で、早速スープからいってみたところ、旨味がサラッとしているサッパリ目の出汁に、濃口醤油がしっかり目に効いてるけど決して塩気は強過ぎないベースのスープがあって、そこにゴマ油が香る、トロミ強めの餡が味にコクというか深みを加えていて、これが。また、いただいているうちに、餡とスープが徐々に混ざり合うのですが、それでもトロミ強めなので自然には一体化しないのが良いですね。
それに合わせるのは、こちらのお店で使われている、個人的に好きな麺ポニョシコっとした食感の麺。何故か今日のは、いつにもまして瑞々しい弾力感があり、(いただいた時のメモ書きによると)「正直これほどまで素晴らしかったのか!」という感想なのですが、いつもと違った醤油味や餡掛けのせいでそう感じたんですかね。
そして具は、餡掛けの中に、豚肉の他は、白菜、キャベツ、人参、玉葱、キクラゲなどの野菜類。ピーマンが史行っていたのが珍しく感じました。あとそこに、カニカマが1本入っているのがチャームポイント。
こちらは、一緒にいただいた品。
実は冒頭に書いた、1970年代から1980年代にかけてのラーメン店で知ったのが、ラーメンと餃子を一緒に頼む食べ方。個人的に、昔ほど量が食べられなくなったので頼む必要性は薄くなっているのですが、こちらのお店は餃子も旨いので食べなきゃ勿体無いということで。
で、3種類ある餃子の中から、今回はしそ餃子をチョイス。
サクパリっとした皮の焼き目、それ以外のモチっとした皮、大葉が香る適度にしっとりした餡など、今回も安定でごさいました。
こちらは、同行の相方がいただいた品。
パっと見、追加したゆで玉子の切り方が泣かせるというか、お金の取れる切り方。で、トッピングメニューにゆで卵というのが、レトロちっくで良いんですよね。実際、濃い味のスープにしっかりと味の付いた味玉だと、実はくどく感じることもあるというか。逆にゆで卵は、そのプレーンな味わいがホっとしたりするので。
それで例によってちょっとだけ味見させてもらったところ、醤油味のスープは、私のいただいたカントンメンと共通でしょうか。ただ、餡掛けが乗っていない分、スープに使う出汁の風味がよりわかるというか、こちらだけに感じた、心地よい青っぽい香りって、何からだったのでしょうか。
というわけで、どれも美味しくいただき、大変満足いたしました。
それとあまりいただく機会がない広東麺(カントンメン)ですが、たまにはいただいてみたくなるというか、当時を伝える貴重なメニューとして、今後も見かけたらチェックしていきたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和3年4月訪問
(この記事をあげるのは6月ですが、この記事のラーメンを食べた頃は)あいかわらず年度初めのワチャワチャした状態が続く昨今ではごさいますが、とりあえずつけ麺でも食べて落ち着こう(まぁ、どうしてもつけ麺じゃなきゃという訳でもないんですがね。)ということで、この日は、野崎街道を走ってこちらのお店まで。
常に混んでいるこちらのお店ですが、お客さんは家族連れが結構多いので、一人だったらカウンター席で早くいただけたりするんですよね。
それで今回は、エッジの効いたのが食べたかったので、火の国野菜つけ麺を。
つけ汁は、濃いめの白湯豚骨+炒め肉野菜の旨味に、ちょい辛程度の辛味と、ガツンとくるマー油。酸味は控えめなので、途中から麺にお酢をかけるスタイル(そのほうが、つけ汁の味をがあまり変えずに酸味を増すことができる)で追加しても良いですね。
また自家製の太ストレート麺は、加水率高めだけど適度なシコシコ感もと歯切れ良さを兼備。量もたっぷりあって、個人的には大盛りにすると完食が危ないくらい。
具の野菜と豚肉もたっぷり入って、ほんと、満足度+満腹度高いです。
というわけで、美味しくいただきました。ごちそうさまです。
令和3年4月訪問
(この記事をあげるのは6月ですが、この記事のラーメンを食べた頃は)年度替わりの慌ただしさやらそれに伴う環境の変化やらで、頭の中が猛烈にワチャワチャしたまま令和3年度に突入してしまった感があったこの週。
そんな状態をリセットしたかったのは間違いないというか、だからこそ週末を迎えた時、朝から行きたくなったのは、「山」(ラーメン山岡家の個人的呼称)。
実はここ暫く前から、中毒にならぬよう、できるだけ間隔をあけて「山に登る」(山岡家へ行くことの個人的呼称)ようにしていたのですが、今回ばかりは我慢するよりは食べてストレスを発散させたほうが良いような気がしたので、素直に本能に従いました。
それで朝の7時過ぎにお店に到着したところ、この時間でもお客さんが途切れていないのが山のすごいところ。でもって入店したら、私の直前に入店した家族連れが、2台ある食券の券売機の両方でなんやかんやとやっていたので、それを待つ間、辛味噌ネギにしようか特味噌ネギにしようかと暫し逡巡。その結果、今回は特味噌ネギネギ増し海苔増しライス追加でいってみることに。ちなみに、以前は味の濃さや油の量をカスタマイズしていたこともありましたが、最近は「全部普通で」一択になりました。
【特製味噌ネギラーメン 870円 + 白髪ねぎ 120円 + 海苔5枚 120円】
【ライス 180円】
で、待つこと暫しで登場した特味噌ネギ+α。
まずは810食法の流儀に則り、ライスには豆板醤(今回は匙に1杯とちょっと)を混ぜ混ぜ。ラーメンには、レンゲにとってスープで溶いたニンニク(今回はたっぷりめ)を振りかけ、それがかかったネギを一部、軽く赤色に染まったライスの上へ。ネギ増しにしてあるので、贅沢に移植できるのが嬉しいです。そして後は、残ったネギをラーメンとよく混ぜてからいただけば、これが、もう。
白味噌+豚骨のまろやかな特味噌スープはニンニクによって味が膨らみ、途中から豆板醤を投入して味を引き締めつついただいても、また。
歯応え強めの太ストレート麺は、欲張らずに口に入れたほうが美味しくいただけます。ちなみに麺だけでも良いですが、今回は折角ネギ増しにしたので、ネギと一緒も存分に。
そして具のほうれん草や角切りのチャーシューは、ラーメンの具というよりも、スープに浸した海苔と共にご飯のお供に。
最後は、残ったご飯に残ったスープをかけてズルズルと啜れば、これで終わるのが惜しい至福のひとときという感じで。
というわけで、今回も美味しくいただき、少しはストレスも発散できたかな、と。
ごちそうさまでした。
令和3年4月訪問
この日は、相方と宇都宮に映画を見に行くついでに、その日のお昼をどこにしようかと相談したところ、「この前に行った蕎麦屋で良い」とのお言葉が。こういう時、お高いランチと言わない相方が本当に有り難いのですが、その言葉に甘えてしまい、こちらのお店まで。
それで私のほうは、今回、ぶっかけ肉をいただくことに。
セルフ方式でも茹でたてがいただけるソバは、ツルッとした啜り心地もそうだけど、何よりソリッドで強めの歯応えが良いですね。
また、ぶっかけ用のツユはそれなりに味が濃い目。そのため出汁感はそこそこという感じになりますが、角が取れた醤油っ気が適度に効き、甘味と塩気のバランスも適度。エッジの効いた味わいにはなっていませんが、逆に、蕎麦の美味しさを引きているツユだと思います。
そして具の肉は、豚肉とゴボウを甘辛い醤油味で煮たもの。どちらも柔らかく煮えているので、ソバとの馴染みも良い感じ。また見た目ほど味が濃くないというか、むしろ丁度よいくらい。
更に、上に載せられた、白ネギ、海苔、煎りゴマといった薬味も効いていますね。特に炒りゴマは、その香ばしさがアクセントとなっていて、更にそれが肉とソバ、ツユたちの一体感を高めています。
あと、追加した温泉卵は、この蕎麦とは鉄板級の相性でした。
こちらは、(ソバを大盛りにしたにもかかわらず)一緒にいただいた品。
写真のとおり、ご飯の上には、カラッと揚がった大きめの唐揚げ2つと、せんキャベツとマヨネーズ。
で、前にも単品でいただきましたがやっぱり、こちらの唐揚げ良いですね。衣のカラっとサクっと感や、ちょうど良い味付け、鶏肉のジューシーさが相まって、もう。これはご飯が進みますね。
あと個人的に、唐揚げにマヨネーズは付けないのですが、キャベツ用に良かったです。
【かけそば(並) 490円】
【もつ煮丼(ミニ) 390円】
これらは、相方がいただいた品々。セルフ方式の罠にハマったのか、私に釣られたのか、いつもより量が多かったような。
「美味しい」と言いつついただいていましたが、流石に食べすぎたそうです。
というわけで私も、どれも美味しくいただき満足したのですが、やはり食べすぎてしまったという。
令和3年3月訪問
前の記事に続き、この日も仕事の関係で、高根沢町あたりでお昼と相成ったのですが、今回は烏山街道を走ってこちらのお店まで。
っていうかこちらのお店、これまでも同じようなシチュエーションの際に何度かお伺いしようとしたところ、駐車場が一杯だったり、食事時にあまり顔を合わせたくない人が先にこちらに来ていたりしたのでいただくのを断念したことがあったのですが、この日はそのどちらにもあたらず、だいぶ久しぶりにお伺いすることが。
そういえば、全開お伺いした時は、お店のリニューアルを控えていた時期だったのですが、今回はお店の看板に「地鶏ラーメン」の文字が。これって、以前はありましたっけ?
それで今回、券売機で食券を買ってお願いしたのが、味玉ラーメンの醤油味。
早速スープからいってみたところ、ベースとなる出汁は鶏メインのしっかりとした旨味の中に、煮干を思わせる良い意味でビターな味わいも。そこにコッテリ感も程々にある位に油を足されていて、色味のとおり醤油は濃くないけど味付けは良い塩梅という感じで。油と旨味の所為か、ナチュラルな甘さも感じられる、ナイスなスープですね。
また麺は、わりとストレートな細麺を仕様。食べ始めは、わりとコリっとした加水率低め的歯応えがあるのですが、その後、スープと良く馴染む感。あと何気に啜っただけで、スープをよく拾うのも嬉しいです。
そして具は、ホロホロで味付け薄めの巻きチャーシューが、また。シャクっとした穂先メンマもあっさりとした味付けで良いですね。それと味玉は、甘味を感じるしっかりとした味付けが、やっぱり特徴的でした。
こちらは、一緒にいただいた品。そういえば前回お伺いした時もいただいた品でしたが、
その時よりもだいぶお安くなていました。
ただ、中身の方は健在というか、チョイ辛の肉味噌、生のタマネギ、マヨネーズという組み合わせは記憶にあるとおり。個人的に、丼物のマヨネーズは味が持ってかれるので積極的には推せないんですけど、これは量が丁度良く、タマネギのおかげか一体感があるのが良いですね。
というわけで、ようやくいただけた感があるこちらのお店ですが、どちらも美味しくいただき、満足させていただきました。
ごちそうさまです。
令和3年3月訪問
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