たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県矢板市 更科

 この日は、令和3年12月30日。
 江戸時代の中頃から、商家では締め日で忙しい月末の30日は「晦日蕎麦」といって食事をそばで手早く済ます習慣があったそう。で、それとは別ものとも、それが転じたとも言われているのが、年末に今年一年の災厄を断ち切り、長寿を願う、縁起を担ぐ風習としての「年越し蕎麦」。
 ほんとこのあたり、地域によっても由来ややり方がまちまちで、調べれば調べるほどわからなくなってくるのですが、とりあえず昨年に続いて、今年、お店でいただく最後のそばということでお伺いしたのが、矢板市にあるこちらのお店です。

 で、昨年は、もりそば大盛りと天ぷら盛り合わせという、ある意味王道の組み合わせでいただいたのですが、今年は欲望のままに、もりそば+カツ丼という、蕎麦屋のデブセット的な組み合わせで。ちなみにこの組み合わせ、「カツ丼が食べたいけど、せっかくお蕎麦屋さんに来たからにはそばも食べたい」という感じで若い頃は何度かいただいたことがありましたが、一緒に食べてマリアージュするような組み合わせでもないので、2品を数口づつ交互にいただいたとしても、気持ち的には別々にいただくような具合になるんですよね。

【もりそば 450円】
もりそば 450円

 それでまずはもりそばですが、これまで何度も書いているとおり、こちらのソバは、お店の名前のとおり更科そば(蕎麦の実の中心部を使用した色白のそば)で、この冷たい気温のなか、しっかりと締められたこととあいまってシャッキリした食感と、あまり噛むものではありませんが、あまりそうせずとも更科ならではの甘味も感じられて、これが、もう。
 またツユは、以前の印象だとカエシに若干ひねたような風味を感じていたのですが、今回はたまたまか、落ち着いた感はありつつもわりとフレッシュな風味も。これはこれで良い感じですね。
 最初はそのまま、次に薬味のワサビや晒しネギとともに啜り、最後はサラッとした蕎麦湯で〆れば、この値段が申し訳ないくらいの満足度だったりします。

【かつ丼 750円】
かつ丼 750円

 そして次にカツ丼ですが、割り下の、甘じょっぱく濃いめの味が何とも好み。とんかつ屋さんのカツ丼はもちろん好きですが、お蕎麦屋さんのカツ丼も、たまに無性に食べたくなるのは、そばつゆベースの割り下の味わいの所為だったりするんですかね。
 あと、味噌汁の椀が大きくてたっぷり入っているのも、個人的には嬉しいポイント。

【きつねそば 550円】
きつねそば 550円

 こちらは、同行の相方がいただいた品。
 こちらのきつねそばは、さっと火を通した白ネギが入っているのが特徴的。個人的にネギは好物のひとつなので味見させてもらうのですが、シャキッと感と甘味の両方が感じられ、単調になりがちなきつねそばの味わいに変化を与えてくれる気がします。

 というわけで、今年最後のお店のそば+α、どれも美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和3年12月訪問

栃木県鹿沼市 ラーメンショップ 運転免許センター北口店

 年末年始の休みのこの日。今年は休みが短いわりに、掃除片付けバイクのメンテなどと色々予定はあるのですが、その前に、腹が減っては何とやらと言いますし、とりあえずこの日一日の気合入れるための朝食として朝ラーでお伺いしたのが、鹿沼市にあるこちらのお店。開店時刻の朝6時から30分ほど経った頃に到着したところ、さすがはこんな日とあってか、いつもよりは空いている気がしました。

 それで今回、来る道すがらネギミソチャーシューが食べたいなどど考えていたものの、私の前にネギチャーシューを注文した人が、チャーシューがまだ出来ていないとの由で断られていたため、ネギミソラーメンに変更。ついでにライスもお願いして待つこと暫し。マスターの相変わらずの手捌きに見惚れているうちに私のラーメンとライスが登場しました。

【ネギミソラーメン 830円】
ネギミソラーメン 830円
【ライス 150円】
ライス 150円

 で、早速、最初はあえてネギを混ぜずにスープを一口いってみたところ、豚骨ベースの出汁に不思議と角が取れたまろやかな味噌ダレがバシッと決まっていて、これが、もう。実はここ数回の訪問の結果を考慮して注文の際「味濃いめで」とお願いしたところ、今回はバッチリ好みの味わいになっていました。
 また麺は、ラーメンショップ的細ストレート麺ですが、何も言わないと若干柔らかめとも思える茹で加減。ですが個人的には、このくらいの方がこちらのスープと合っているかと。
 そして具は、タレで合えたゴマ油の香りがたまらないネギの他、今日は貴重な柔らかいチャーシューに、これまた柔らかいメンマ。ラーメンショップ定番のワカメに、味噌味なのでモヤシがまたサッパリと。
 そんなテイスティングが終わったら、後はネギを良く混ぜて、ニンニクを投入。ズバババっと麺を啜れば、これが、また。味濃い目にしたことでライスとの相性も更に良くなり、箸とレンゲが止まりませぬ。途中から、豆板醤、紅生姜、お酢を逐次投入して味変も楽しみ、最後は万感の思いを込めてスープを飲み干しました。。

 というわけで、今回も美味しくいただいて気合も充実。更に、帰り道にきれいな朝日も見られて大満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和3年12月訪問

福島県西白河郡泉崎村 椿ラーメンショップ 泉崎店

 12月のとある日曜日。相方から「味が濃いラーメンが食べたい」とのリクエストがあり、候補となる何軒かの中から検討した結果、国道4号で県境を超えてこちらのお店にお伺いすることに。ですがこの日、自宅を出発した時は晴れ間が見えていたにもかかわらず、北に進むに連れて雪がちらつき、県境のあたりでは本降りとなって、白河市あたりからは路面にも積雪が。

【雪の国道4号】
雪の国道4号

 そんな中を、今年初の雪道ドライブなので気を付けながら走ること暫し。白河市から泉崎村に入ってすぐのところにあるお店に到着したのが、開店時刻である午前11時の少し前。既に何台もの乗用車やトラックが開店待ちをしている状態でした。で、程なくして開店すると、何となくの順番で、入り口のところの券売機で食券を買いつつ入店。幸いなことに、個人的に好きな、国道4号に面したカウンター席に座ることが出来ました。

【ネギ味噌ラーメン 840円 + 中盛 100円 + 味付玉子 100円】
ネギ味噌ラーメン 840円 + 中盛 100円 + 味付玉子 100円

 それで今回いただいたのが、ネギ味噌ラーメンを中盛、味玉入りで。食券買う時、背脂入りと迷いましたが、こちらは標準のものでも液体油、背脂とも結構入ってコッテリしているという認識だったので、わざわざ背脂入りにはしませんでした。しかし、程なくして登場したネギミソラーメンは、記憶にあるものとは違って液体油、背脂共に少なめ。確かに、これまでのは標準でもかなりコッテリしていたので、この差別化は大歓迎なのですが、今日は背脂入りにしておけばよかったという後悔も若干あったりして。
 で、気を取り直してスープからいってみたところ、味噌ダレのビシっとした濃さは相変わらずで一安心(今回は味の濃いラーメンという目的でお伺いしたので)。また、以前よりも液体油、背脂が減ったように感じると言っても、味わってみると相当量の脂分が乳化してスープに溶け込んでいるように感じ、やっぱり良いなぁ、と。
 また麺は、このお店を含む福島県内の椿ラーメンショップを運営されているあさか商事謹製の(って、長ったらしい表現になってしまった……。)細麺で、個人的に馴染みのあるラーメンショップの麺と形状は似ているものの、加水率のせいか啜った時や口に入れた時の動きがゆっくりしているというか。でも、あさか商事のラーメンショップのパンチのあるスープには、このモサっと感のある麺じゃなきゃ合わない気もします。
 そして具の、胡麻油の香りがより一層食欲をそそるネギ(チャーシュー入り)を良く混ぜ、卓上のおろしニンニクをスプーンで山盛り1杯投入してワシワシといただけば、これが、もう。ちなみに今回は、ニンニクをあえて混ぜず食べ進むうちに自然と混ざり合う変化を楽しみます。更に途中から、豆板醤に似たラージャンや、終盤にはお酢も投入してフィニッシュ。中盛りにした麺でしたが、この日は後述のネギ丼と合わせ、軽く完食できました。

【ネギ丼 290円】
ネギ丼 290円

 こちらはもともと、相方が食べたいということだったので購入。もっとも、全部は無理なので、残ったのは私がいただくことになるのですが。
 で、結局のところ、半分以上いただくことが出来たのですが、コメと海苔、そしてタレで合えたネギ・チャーシューの組み合わせは間違いがないですね。あと、こちらのラーメンはコメとの相性が非常に良く、またネギ味噌にネギ丼とネギが被っても、ネギ好きの私にとって全く問題ないです。

【味噌ラーメン 690円】
味噌ラーメン 690円

 こちらは、相方がいただいた品。ネギ味噌ではなくネギにしたのはネギ丼の為だそうで。
 で、こちらの品も、以前より液体油、背脂とも減った感が。もっとも、相方的には、その方が嬉しいらしいのですが。

 というわけで、どれも美味しくいただいて満足いたしました。加えて、雪景色を見ながら啜るラーメンは、最高でしたね。
 ごちそうさまです。

令和3年12月訪問

茨城県日立市 スタミナラーメン 三四郎

 茨城県日帰りツーリングの続き。
 常陸大子駅で茨城県名物のけんちんそばをいただいた後で目的にしたのが、これまた茨城県名物のスタミナラーメン。「また食べ物かよ!」というツッコミもあるかと思いますが、先程そば1杯、サイドメニューなしで済ませたのは、もう一食くらい当地でなにか食べたいと思っていからでして。
 それでこれから向かうというか、迂回せずに進んでいける方向にあるお店で調べたところ、日立市にあるこちらのお店がヒット。この日はもともと海まで行く予定でしたし丁度よいとばかりに、ナビアプリの目的地にセットしました。

 そこから走ること2時間ほど。ラーメン1杯なら美味しく食べられるくらいの腹具合になったところで、日立市内にあるお店に到着。午後2時頃という中途半端な時間にもかかわらず、お店の外で入店待ちしている人が数名います。で、お店の裏手にある駐車場にバイクを停めてる間にお客さんのさんの入れ替わりがあったのか、再びお店の前に行くと待っている人はおらず、すぐに入店して、1つだけ残っていたカウンター席に。その後すぐ、入店待ちが発生していたので、いいタイミングだったのかもしれません。

 そこで今回いただいたのが、地元では「ホット」と呼ばれるスタミナラーメン。というのも、スタミナラーメンには、麺を冷たく締めてスープを抜いた「(スタミナ)冷し」という品があり、下手するとスタミナラーメンよりも人気があるのですが、その「冷やし」に対してラーメンを「ホット」と呼ぶようで。ちなみにこの日、当地は曇り空肌寒かったせいか、店内はホット率が高いようでしたが。

【スタミナラーメン 780円】
スタミナラーメン 780円

 入店から待つこと少々。2ロット目で注文したスタミナラーメンが完成。早速、上に載った餡を避けるように、澄んだスープからいってみたところ、ベースの出汁は動物系でしょうか?シンプルな旨味のあっさりとした味わい。このあたり、あまり経験はないのですが、いただいたことがあるスタミナラーメンは皆、ベースはシンプルという印象です。
 また麺は、これまたスタミナラーメンではお馴染みの太麺。餡のトロミと相まってわりとツルッとした啜り心地と、モチモチっとした噛み応えが、また。
 そしてスタミナラーメンの命とも言えるあんかけは、塩気と甘味とピリっとした辛味が、何とも良い塩梅。カボチャはホクっと柔らかく、キャベツやニンジンなど、他の野菜も火の通し加減が良い感じ。メインのレバーも、生姜が効いた下味が良く、柔らかい仕上がりが素晴らしかったです。

 というわけで、美味しくいただいて、かつ久しぶりのスタミナラーメンに大満足でした。ごちそうさまです。

令和3年12月訪問

茨城県久慈郡大子町 駅乃そば 大子店 【店名変更・リニューアル前】

 暮れもだんだんと押し詰まってきたこの日。ふと思い立って、茨城方面へ日帰りツーリングに。
 ただ、もともと予定していなかったうえ、朝もわりと遅い時間となってから出発したため、とりあえずは昼食が食べられるところを目的にしようネットで検索した時に目に入ったのが、JR水郡線、常陸太田駅の至近にあるというこちらのそば店。
 個人的に、駅そばの類は大好きですし、水郡線は何回か乗ったもののここではまだいただいたことがなかった(っていうか、常陸大子駅では降りたことがなかった)ので、ナビアプリの目的地に設定しました。

 県境を超え、奥久慈茶の名産地などを通って常陸大子駅に到着したのがお昼の少し前。お店は駅のロータリーに面したところにあり、その裏手にあった駐車場にバイクを停め、いざ。
 お店に入ると、店内はこの手のお店らしくカウンター席のみ。そこで何人かの先客が、そばやうどん啜っています。注文は食券制で、券売機の前で何をいただくかちょっとだけ思案した後、券売機横の出入り口に貼ってあった張り紙(POPではなく張り紙!)でPRされていた、茨城県名物のこの品に決定。

【けんちんそば 470円】
けんちんそば 470円

 それがこの、けんちんそば。名物だけど駅そばプライスというのが嬉しいですね。
 で、まずは、ソバの上にかかったけんちん汁からいってみたところ、味付けは、味噌と醤油のハイブリッドでしょうか。それが、あっさり大人しい出汁感というか、具材から出た旨味と共に、身体の中に入ってきます。
 また具は、けんちん汁ですけど豆腐は見当たらず、大根、人参、里芋、ゴボウといった根菜類がメイン。そこに豚肉の欠片でしょうか?細かい肉片様のものが入っていたような。ちなみに根菜類は、どれも柔らかく煮込まれ、味が良く染みています。
 そしてソバは、立ち食い店で良くあるモソっとしていたり変にプリっとしてたりする(それはそれで個人的には好きなんですが)ものではない、モチっとしたナチュラルな食感。蕎麦の味や香りもちゃんとして、噛んでると甘味が。これはこの手のお店では、なかなかに良い部類のものかと。

 というわけで、名物をリーズナブルな価格で美味しくいただけて満足したのですが、個人的定番の天玉そばや、券売機で気になったかき揚げ丼など気になるメニュー多数あったので、是非またお伺いしたいなぁ、と。(できればその時は鉄道が良いなぁ、とも。)
 ごちそうさまでした。

令和3年12月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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