趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
宇都宮市民のみならず県央エリアに在住の人なら昔からお馴染みの、宇都宮のオリオン通りにある昭和40年(1965年、私が生まれる前!)創業の老舗カレー店でといえば、カレーショップフジさん。で、カレー好きの相方にも一度食べさせておこうと、この日、宇都宮での用足しの後でお伺いしました。
お店に入ったのは開店からちょっと後くらいでしたが、既に常連さんっぽい人が何人か、静かにカレーと向き合って居るという状態。それでも、私たちが入った頃は席に余裕があったものの、その後、リーマンっぽい人が続々と来店。この時は、皆さん、カツカレーもしくはその大盛りを注文されているようでしたね。
ですがそんな中、私がいただいたのが、ビーフカレー。関東地方というか、栃木県でも、カレーと言えばポークの方が一般的だとおもっているのですが、その所為もあってか実は、こちらでビーフカレーをいただくのって、これが初めてだったりします。
で、まずはルーをスプーンで軽く一口いこうとしたところ、感触的にはかなりのモッタリ感。それを口に入れれば、「牛」の風味や旨味、個人的には「牛感」と表現したくなるようなものがグググっときて、それと同時に豊かなスパイス感も迫ってきますが、それから一拍おいて辛味が。もっとも、辛さ自体は、お店のメインのポークカレーよりは辛いそうですが、辛いものがわりと好きで、ココイチでは3辛あたりを良く食す私的な感覚では、ちょい辛からピリ辛くらいでしょうか。ただ、辛味の元は唐辛子ですので、いただいていると口の中に辛さが蓄積する感覚は当然ありますが。
次に、ルーをライスに乗せていってみれば、これが!当然ながらこのためにルーは作られているのであって、単体では重めのルーが、ライス一緒になることによって、より味がわかるというか。
それと具の牛肉ですが、ホロホロとしたところやトロとしたところなど食感と味のバラエティーがあり、肉や筋の部分など色々な部位が使われているような。とても良く煮込まれていて、ルーと一体になっています。
あと、付属のサラダは、サラダで大切な3C(クール、クリーン、クリスプ)がちゃんとしていて、たっぷり目にかかったドレッシングが嬉しいです。
こちらは、相方がいただいた品。
先述のとおり、今回お伺いした目的は相方に食べさせることだったのですが、そのカレー好きな相方も「美味しい。さすが専門店。」と太鼓判を押しておりました。
というわけで、どちらも美味しくいただいて、相方ともども満足したのですが、いつまでもこの味が、宇都宮の街なかでいただけると良いなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和3年9月訪問
平日だけど休みの朝。
休みといっても予定はしっかりとあったのですが、その前に、こちらで朝ラーをキメてからと、相方を伴ってお伺い。こんなご時世にもかかわらず週末はいただくのを待つ人の絶えないこちらのお店ですが、平日の朝なら(この日たまたまかもしれませんが)待たずに入店することが出来ました。
席に着き、お店の奥の黒板に書いてある朝メニューには魅力的な品々が並びますが、その何かから今回は、新メニューである下町の煮豚麺を。
で、まずは、澄んだスープからいってみたところ、これが!!出汁は豚100パーセントとのことですが、それがとてもクリーンに旨味が煮出されていて、醤油ダレもしっかり且つくどくない絶妙な効かせ方。そこに油が適度に丸みを加え、白ネギの刺激が引き締めるという味わいが、何とも良いですね。
また麺は、食べ応えのある太めの縮れ麺で、プリっ、ムチっ、シコっとした食感が、また。スープがシンプルな分、麺の味わいもより感じられます。
そして具は、「煮豚麺」だけあって、3枚乗った煮豚が。提供前、表面をバーナーで炙っているのか(そんな音が厨房から聞こえました)香ばしさがあり、噛むと食感はプリサクっとしつつしっとり柔らか。味付けも良い塩梅ですね。あと、黒胡椒の効いたメンマが、全体的にとても良いアクセントになっていました。
こちらは、一緒にいただいた品。
ただでさえ旨味の塊の卵黄を漬けちゃってるんですが、その漬け方がまた良い具合で。元々の卵も良いものだと思うのですが、その黄身の水分が抜けて黄身の味が凝縮されているものだから……。
ほんと、何て卑怯(褒め言葉)な丼なんだ!!
こちらは、相方がいただいた品。私がいただいた煮豚麺との違いは、煮豚の枚数だけのよう。
で、相方も「美味しい。醤油の効き方が良い。」と言いつつ完食。
また、普段はメンマをあまり食べない相方が、「コショウが効いているのがみかささんらしい。」と言いつつ、メンマも全部食べていたのが印象的だったというか。
というわけで、どれもとても美味しくいただいたのですが、特に下町の煮豚麺は、その味わいがとても風通しが良く、とても印象的でした。
ごちそうさまです。
令和3年9月訪問
立秋はとうに過ぎたとはいえまだまだ日中はとても暑いこの時期。バイクに乗ろうとすると、気温的には朝方のほうが都合が良かったりするわけで、それが元々朝からラーメン食べるの大好きだったことと合わさって、ここしばらく、週末はどこで朝ラーをキメようか悩む日々でございます。ですが、日曜日になるとぐっと選択肢が減るのは致し方がないところ。それでも、数少ない、日曜朝から営業しているお店を求めて、この日はさくら市まで南下してから国道293号を延々と走って足利市まで。ちなみに、自宅からは100kmくらいの道のりだったりします。
で、今回お伺いする「伊藤商店」さんは、喜多方のような朝ラー文化を広めるべく、元々は仙台市やその近郊で店舗展開していたところ、約3年前、そこからちょっと離れた栃木県にも出店。それを某もんみやのらーめん特集号でそれを知って以来気になっいたのですが、今回ようやくお伺いすることができました。
午前7時の開店時間をちょっと回った頃に到着したところ、お店の裏手にある駐車場には、クルマが何台かとバイクが一台で、店内に入ると先客が数組。なみに入店後、最初に食券を買ってから、店員さんの案内で席に着くというシステムのようですね。
それで食券は、ワンコイン500円でいただける「朝ラーメン」と、券売機を見て気になったマグロ丼の2品で。タイミングが良かったのか、食券を出してからはあまり待たずに登場しました。
で、まずは、ラーメンから。
早速、油浮きはほぼないけどやや濁りのあるスープをからいってみたところ、これが。動物系と魚系、他にも何か入っているような。それらが掛け合わさった風味が出汁感はビンビン感じるものの実に穏やかで、口に入れるとじんわりと、かつしっかりした旨味が伝わってきます。また味付けは醤油ベースとのことですが、色味のとおり薄口醤油がメインでしょえか。そのため、醤油特有の風味は抑えられているものの物足らなさも感じないという塩梅。全体的に何か強い主張がある訳ではありませんが、それが逆に、朝から身体に染み渡るようなスープになっていると感じました。
また麺は、やや平べったい太めの縮れ麺。スープを良く拾い、モチモチとした食感と麺自体の味わいが、スープと良く合っていますね。
それと具のチャーシューは、肉の食感は有りつつも柔らかいタイプで味付けはあっさり。これもスープと良く合っています。あとコリっとしたメンマの他、ホウレン草に海苔と、過不足なく。
そしてお次はマグロ丼ですが、こ飯の上にはネギ、そしてマグロのすき身という構成。で、このすき身が脂めちゃくちゃ乗っていて、ラーメンとは対象的なコッテリさ加減というか。
ちなみにこちらのお店、夜はマグロ丼メインのお店となるようですが、その為、マグロも良いものを使っているようですね。
というわけで、どちらも美味しくいただき、とても良い朝食となったのですが、残念だったのは他のお客さん。私の横にいた二人連れが、食べている最中もうるさかったのですが、食べ終わっても退店せずべちゃくちゃ喋っていたのには……。ほんと、食事中やその前後に喋り続けないと死んでしまう人が一定数いるのは頭では理解しているんですけど、このご時世なのでせめて店内では静かにしていただければ。
ただ、それを差し引いてもまたお伺いしたいというか、背脂入りや味噌味といったレギュラーメニューのラーメンも朝からいただけるようなので、これはまた、足利まで早朝からロングライドするしかありませんね。
ごちうさまでした。
令和3年8月訪問
個人的に朝ラー熱、そしてラーメンショップ熱が高まっている昨今。週末のこの日も、先日購入したバイクの慣らし運転を兼ねて、自宅からちょっと遠いところまで。結城市内にあるラーメンショップって、私の知る範囲だとSNSで評判になっていたりするのですが、今回はその中から、結城東店にお伺いすることにしました。
国道4号で栃木県北からひたすら南下して、あとは国道50号などを走ること少々。お店には午前9時前に到着したものの、その時間でも決して狭くない駐車場にはクルマが多数、そしてお店の裏手にはバイクが多数。もっとも、バイクの皆さんは食べ終わったあと店外で談笑中でしたが。
私もバイクを裏手に停め、グルっと回っ正面からお店に入ったところ、先に入った人が券売機の前で思案中。その後、私の番になり、購入した食券と共にカウンターへ。小上がり(座敷)席は満席でしたが、カウンター席は1人おきくらいの人口密度。取りに来た店員さんに食券を渡し待つこと少々なのですが、その間、後ろの小上がり席からは大きな話し声がずっと聞こえてきていたのにはちょっと……。こんなご時世なのに県外まで出歩いてラーメン食べている私が言えることではないのですが、それでも、手洗い消毒マスク着用、私語は慎み黙って食べるくらいは、万が一罹っていた際にお店に迷惑かけないため、その場にいる他の人に移さないために、協力してもいいとは思うんですけどね。
入店してから3ロット目ながら、お兄さん2人による爆速の調理でさほど待たずに登場したのは、個人的にラーメンショップの定番にしているというか、初訪問のお店でいただくことが多いネギラーメン。そこに今回は、味玉を追加して。
で、最初はあえてネギは混ぜずにスープのみをいってみたところ、見た目的には液体油のほか背脂も浮くのでこってりコテコテな攻撃的スープかと思いきや、脂(油)の甘味は感じるけど口当たりはてもまろやか。次に全体を混ぜてからもう一口啜れば、旨味十分で、醤油ダレがいい塩梅に効き、ネギのゴマ油も十二分に薫って、これが、もう。
麺は細めの、いわゆるラーメンショップの麺ですが、茹で加減を指定しなくても若干歯応えのある茹で加減。
そして具は、ネギラーメンの肝であるネギがたっぷり。天辺に載せられた角切りのチャーシューは柔らかくも肉肉しく、これならネギチャーシューメンにするんだったと。それとメンマはラー油っぽいものを纏っていましたが、辛さはほとんどなく。あと追加した味玉は、濃いめの味付けが特徴的で、黄身はねっとりした火の通し加減でした。
というわけで、とても美味しくいただいたのですが、ここにはベーシックなラーメンショップのメニューの他、個人的には福島県の「椿」で見かけた七味お酢ラーメン、そしてこの日は✕マークが付いていたこのお店オリジナルのトッピング「やき玉」もあって、それらをいただきに、これはまたお伺いしないといけませんね。
ごちそうさまでした。
令和3年8月訪問
この日、大田原市の旧黒羽町エリア某所で栃木県北ご当地メニューの冷やし(ひたし)そばがいただけるという情報を元にバイクで現地に向かったところ、このご時世のお陰かお店には「臨時休業」との貼り紙が。
それはそれで仕方ないのですが、この日は朝食抜きで現在午後2時頃という状態だったのでお腹もかなり空いているし、更には口の中がどうしても「そば」を欲しているしでどこか替わりは無いかと思案したところ、そういえば以前、仕事で当地を訪れた時、その仕事の一部も兼ねて立ち寄った農産物直売所では併設のお食事処でそばを出していたなと思い出し、急ぎ移動して程なくして到着。
駐車場にバイクを停めて入店すると、無事営業中(ちなみに営業時間は11:00~15:00)だったので一安心。ウッディーな店内には先客が数組おり、その壁に「八溝(やみぞ)朝露手刈りそば」と書かれた天然木が掛けられていたのですが、こちらのお店、地場で採れた蕎麦を使った蕎麦がいただけるそうで。(その他うどんと、コロッケ定食、カレーライスも有りました。)ちなみにお冷はセルフですが、注文は店員さんが席まで訊きに来てくれました。
それでお願いしたのは、もりそばに野菜のかき揚げが一つ付くという天もりそばを大盛りで。ちなみに、そばの並盛りは160グラム、大盛りは240グラムとおしながきに書いてありました。そして注文後、厨房からは天ぷらを揚げる音などが聞こえてきて、それが止むと注文した品が登場しました。
で、早速細めに裁たれたソバを1,2本、何も付けずにいってみたところ、夏場の蕎麦ということで香りはさほど強く無く、また閉店時間近くとあってソバも打ち立てでないため、何ていうかフレッシュ感こそないものの、ツルツルっとしたなかに蕎麦粉を感じる自然な口当たりや適度な歯応え、そして清涼感のある喉越しが、もう。あまり噛みしめていただくものではありませんが、そうすると甘みも感じられる、ナイスなソバですね。
またツユは、ちょっとだけ生醤油っぽい風味もしたので、半生返しを使っているんでしょうか。味の濃さ的には、ソバをドボっとツユに浸けるこのあたりの食べ方に対応した濃さで、塩気と甘味とのバランスは適度。
それと揚げたてのかき揚げですが、タネは地元産野菜を使用とのこと。この時はタマネギをメインに、今が旬のサヤインゲンが散りばめられ、他にもいくつかの種類が入っていような。揚げ方はカリっとした口当たりで香ばしいですが、ツユとは余り馴染まないというか、ハラハラと解けるようなタイプではないです。
というわけで、最後は予め付いていた蕎麦湯でフィニッシュしたのですが、美味しくいただいて満足しました。
ちなみにこちらのお店。新蕎麦が出回る11月からは(3月まで)、今みたいな細麺ではなく太麺で提供されるとのことなので、またその頃お伺いして、ぜひとも新蕎麦を味わってみたいですね。
ごちそうさまでした。
令和3年8月訪問
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