趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
旅の2日目。この日、山口県と広島県は朝から強い雷雨が降り、乗る予定だったJRの宇部線や山陽本線が運転見合わせに。はじめは朝に来た宇部駅に再び戻り運転再開を待ってはいましたが、午前9時半過ぎたったでしょうか、山陽本線の運転再開が午後1時以降なるとの情報が入ったのと、このまま宇部駅で3時間以上待つなら、宇部新川駅から出ている宇部市営バスで新山口駅まで抜けてしまった方が先に進めると思い、この区間だけ動いていた宇部線で、今朝から3度目となる宇部新川駅まで。
その時点では、実は宇部市営バスが定刻通り動いているか確証は持てなかったものの、宇部新川駅から出て、駅前ロータリーにある宇部市薄バスの乗り場に向かったところ、帝国で走っていることがわかりました。
で、この時、朝の7時頃に前の記事であげたうどんを1杯食べただけだったので、わりと空腹。しかも、旅程が滅茶苦茶になって今後いつ食べられるかも不明。加えて、お目当てのバスの発車まで30分ほど時間があり、更には、駅前ロータリーに面したところに、昨日見つけてできれば食べたかったけど夜と早朝はやっていなくて食べられなかったうどん・そば屋さんがあるとくれば、もう、いくしかないでしょう!
それがこの、まるよしさん。
お店に入ると、午前10時過ぎという中途半端な時間とあってか、先客はなし。注文は口頭で告げる方式で、その前に、お店の壁に貼られたお品書きの短冊を一瞥。その中で、「名物」と書かれた肉わかめうどん・そばと迷った結果、店名を冠したまるよしうどん・そばをうどんで注文しました。
すると、お店のお姉さんから、天ぷらかかきあげか、生卵が温泉卵が訊かれたので、かき揚げと温泉卵でお願いすると、お姉さんの手慣れた調理であっという間に登場です。
それでまずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこあり、味付けもしっかり目。甘みと塩気のバランスも万人向けという感じでしょうか。そこに、真夏にもかかわらず、柚子の香りがしてちょっとびっくり。よく見たら皮が一片忍ばせてありましたが、この時期らしい、まだ青っぽい爽やかな香りで、これは嬉しいサプライズですね。
またウドンは、今朝も宇部駅でいただいた、「宇部丸うどん」。朝、宇部駅で見かけた幟旗に書かれた製麺所の木札が店内に置いてあったのでもしやと思っていたところ、ひと口啜れば、細くて丸みのある、プリっとした歯応えはあるけど優しい食感のウドンが、そうそうこれこれ、と。この宇部丸うどん、すっかりお気に入りとなりました。
そして具は、店名を冠する=フラッグシップということで、かき揚げ、温泉卵、甘辛く煮た牛肉、油揚げ(キツネ)、ワカメ、トロロ昆布、カマボコと豪華!ちなみにかき揚げではなく天ぷらだと、市販品(惣菜売り場ではなく麺売り場にあるような)が載るようですが、かき揚げは自家製っぽく小振りながらチクワがたっぷり入っていて良い感じ。それにしても、このあたりはチクワをよく食べるんですかね。
というわけで、美味しくいただいて、具のバラエティーにも満足させていただきました。帰り際、お店の方に「またいらしてください」と言われましたが、ほんと、ここならまた来たいですね。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
旅の2日目。宇部新川駅を朝の7時前に出発してまず向かったのが、宇部線で3駅先、山陽本線との接続駅である宇部駅。ここから改めて宇部線全線に乗ろうと思いますが、その前に腹ごしらえというか、この宇部駅に、朝5時から営業している立ち食いうどん・そば店があり、そこで朝食をいただこうという算段です。
雨が時折パラつく中、列車を降りると遠くで雷が鳴る音が聞こえました(これがこのあと、行程にとんでもない結果をもたらすのだけど、それはまた別のお話。)が、お店は改札口を出て左手、駅舎内待合室内にあるので雨に濡れずにお店へと入れます。ただ、カウンターは狭く、このご時世、3人も並ぶといっぱいいっぱいでしょうか。
もっとも、幸いなことにカウンターには空きがあったので、早速入店し、入口左にあった券売機で食券を購入。最上段、他よりも大きなボタンが「肉うどん」「肉そば」となっていたので、それがお店のイチオシでしょうか?それにしようかとも思ったのですが、個人的には生卵は入れたかったので、そのだいぶ下にあった肉玉うどんの食券を購入してお店のお姉さんに手渡しました。
そこから素早い調理を経て、ほとんど待たずに登場したその肉玉うどん。
まずはツユからいってみたところ、元々のツユの出汁感や味付けはあると思うのですが、それよりも、具の甘辛く煮た牛肉の味がかなり溶け出して、全体的に甘濃ゆい味わい。ほほう、こう来ましたか、と。
またウドンが特徴的だったというか、丸みがある細めの茹で麺で、若干柔らかめのプリっとした食感。お店の外に「宇部丸うどん」という幟旗が立っていたのですが、その単語で調べたところ、その由来がわかりました。個人的には、近年の某讃岐うどんチェーン店に代表されるような、コシ歯応え至上主義的うどんも良いけど、こういう優しい食感のうどんも大好きというか、むしろこちらのほうが好みだったりします。
そして具は、ツユの味に大きく影響するほどの、甘辛く煮た牛肉がたっぷり。ついでにネギもたっぷりなのが嬉しいですね。またこんな味付けなので、生卵が合わないわけはありません。それと、何切れか入るチクワやピンクのカマボコも良い感じ。
というわけで、美味しくいただいいたのですが、なかなかにエッジの効いた大満足の一杯でした。で、実はこのあと、もう一度いただくチャンスが有ったにもかかわらずスルーしてしまい、もう一杯食べておけばよかったと後悔したのですが、この日は悪天候で鉄道が運転見合わせとなったお陰で、幸いなことにまた宇部に来る機会ができたので、その時は是非ともまたお伺いしたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
これから暫くの間、8月の上旬に3泊4日で、中国・四国地方を旅というか乗り鉄した時のネタが続きます。
その第一弾は、旅の初日の夜、山口県宇部市でいただいた、近年ご当地ラーメンとして認知されつつある、『宇部ラーメン』について。
『くさうま宣隊宇部ラーメンジャー』というウェブサイトによると、山口県のラーメンは、県央にある防府市付近を境に東が醤油ラーメン、西が豚骨ラーメンと別れているそう。で、そのうち西の豚骨ラーメンは、福岡市あたりによくみられる比較的さらっとしたスープが多いらしいのですが、ここ宇部市で食べられているのは、福岡県久留米市のラーメンを源流とする、豚骨臭が強い独特のもの。というのも、現在も市内に店を構える「大阪屋」の初代店主が、1940年台後半に当地で屋台のラーメン店を始めた際、久留米で修行。その後、市内でその味が広まると共に、独自の進化を遂げつつ今に至るということで。
それで今回の旅で宇部市に一泊することに決めた際、その大阪屋さんにもお伺いしたかったのですが、今回は宿泊したホテルが宇部新川駅の目の前だったこともあり、そこからとても近かった、一久新川店へ。
ちなみにこの一久さんですが、宇部市とお隣の小野田市、そしてちょっと離れた下松市に合計8つのお店を持つローカルチェーン店というべき存在。もっとも、各店舗ごとにスープをとっているなど、チェーン店と言うより同じ看板で商売しているお店という感じのようですが、個人的にローカルチェーン店大好きなので、これはこれでも是非お伺いしたい存在というか。
そんな一久の新川店。旅の初日の行程が終わり、午後7時半過ぎに宇部新川駅へと着いたあと、駅前広場から道路を渡ってお店に入ると、カウンター席に先客が数組。店内はそのカウンター席が2箇所にある他、テーブル席もあり、私のあとに入ってきた男性グループが早速盛り上がっていました。
そんな中、私もまずは餃子で生ビールを一杯。っていうか、注文の際「生ビールとギョーザ、そしてラーメンに煮タマゴ」という感じでお願いしたら、あまり待たずに生ビールとギョーザが同時に登場しました。
で、まずはグラスまでキンキンに冷えた生ビールをひと口。「最高」以外言うことないですね。
次にギョーザをそのまま1ついただくと、皮は薄めで焼き目にパリっと感。餡はかなりジューシーで、豚肉とキャベツがメインのよう。ニンニクも強めに効いており、味付けも比較的しっかりというか、卓上にあるタレを付けずとも全然いけちゃいます。もっとも、タレはタレで完成されているというか、付けることによってまた違った味わいになり、個人的にはライスが欲しくなりました。
そうこうしているうちに。メインのラーメンが登場。暗めの色をしたスープが只者ではない雰囲気で、更にそこからムっと漂ってくる豚骨臭は、以前、久留米の「呼び戻し」と言われる手法でスープを取っている老舗店でも感じたのと似た匂い。食べ物という認知を外せば「臭い」となりますが、これがラーメンだとこれまでの経験によって「美味しそう」と感じるのが不思議ですね。
それでそのスープからいってみると、色と匂いに相応しい豚骨の旨味。もっとも、匂いほど暴れん坊ではなく、適度なコッテリ感と共に、しっかりとした豚骨出汁の確かな味わいを感じますが、豚骨をよく煮込んだ時に現れる粒子状のものがワイルド感をプラス。更に、それらと釣り合うよう、いい具合にタレが効かされています。それと、卓上には紅ショウガが備え付けられていたのですが、ちょっとチープ(褒め言葉)な感じのもので、これが殊の外合いますね。
また麺は、かなり細めのストレート。麺が柔らかいのも宇部ラーメンの特徴の一つらしいのですが、こちらのはスルスルっと入る口当たりと、適度な歯応えが良い感じ。もっとも、私自身、柔らかい麺は嫌いじゃない(むしろ好き)ため、硬麺好きの人がどう感じるかまではわかりませんが。
そして具は、ラフに盛られたペラっとしたチャーシューが雰囲気ドンピシャという感じ。味的にも懐かしいタイプで、このラーメンとの相性はバッチリですね。あと追加した味玉は、黄身が適度に半熟、そして味染みもバッチリ。
というわけで、初めての宇部ラーメンだったのですが、これまでの経験もあり、美味しくいただけて満足いたしました。山口県の宇部市自体、滅多に来る機会がない場所ですが、もしまた来た時は、宇部ラーメンの食べ歩きも良いですね。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
ここ暫く前から個人的に落ち着かなく、週末の朝にバイクで散歩する気持ちの余裕ももなかったのですが、それではイカンということで、この日はちょっと遅くなったもののバイクに跨り宇都宮方面へと。お目当ては、ちょっと前にTwitterで見掛けて以来気になっていた、こちらのお店の期間限定メニューを。
それがこの、冷やしラーメン。ホワイトボードを見ると、味付けは醤油味、塩味、白醤油味と3種類あり、更にはトッピング?で実山椒もあったのですが、今回は何となく白醤油味をトッピングなしでお願いすることに。
店主さんのキッチリした調理を眺めながら待つこと少々。涼しげな、実際キンっと冷やされた器で登場しました。
で、調理の際、ブレンターで攪拌していたスープからいってみたところ、冷たくてもこちらのお店のラーメンのキャラクターである、ミルキーにも感じられる鶏の風味が、もう。更に、スープに含まれた鶏のコラーゲンが冷えて固まったのを攪拌して液状にしたためか、暖かいものよりもコラーゲンっっ!!という口当たりというか、まろやかですねぇ。そこに、具の一つとして載るアオサが、とても良く合いますが、他にもネギ、ルッコラ?がにアクセントを加えて。
また麺は、こちらのお店標準の全粒粉を使った細麺でしょうか?冷たく締められたことによって、結構硬質な食感になっています。
具は、2種類のレアチャーシューが白眉。しっとりとした食感と、ジューシーな噛み応え、そして適度な味付けが、もう。それと、ジュンサイも面白く、個人的には酢の物や赤だしでしかいただいたことはありませんでしたが、そのツルキトっとした食感は、冷たいラーメン向きじゃないでしょうか。
あと、薬味としてワサビが少量添えられていましたが、その風味は合うけどかなり強いので、多いとせっかくのラーメンの味がどっかに行ってしまうところ、さすがはこちらのお店。適量というか、このくらいの量がちょいちょい摘まんで使うには丁度良かったです。
というわけで、今回も美味しくいただき、満足いたしました。ごちそうさまです。
令和4年7月訪問
前の記事のらーめんいただいて帰る途中、ちょっと催したので立ち寄ったのが、新4号国道沿いにある道の駅しもつけ。さすがは人気の道の駅だけに、ものすごいクルマやバイクの数ですね。
で、折角立ち寄ったのにトイレだけじゃ勿体無いということで、こちらのお店でジェラーでも。私の分と家人の分で2つ購入し、分け合っていただくことにしました。
それでまずは、最初にいただいた写真右側の桃ですが、ひとかけ口に入れた途端、口内に桃が現出!しかも、アイコン化された桃味ではなく、リアルな桃そのものの味わいが!!
もちろん、もうひと口ふた口と食べ進めば、素材である桃を十二分に活かしつつも蜂蜜の甘みが加えられたりするなどちゃんと調理されていることがわかるのですが、とにかくシェラーとになっているにもかかわらず圧倒的果実感が凄いです。あと、細かく刻んでほんの少量入る皮の存在がとても良いアクセントに感じられますね。
次にマンゴーミルクですが、実は店員さんのおすすめでした。で、まず感じるのが口当たりが滑らかさ。それが舌の上で溶けると、ミルク感とマンゴーの果実感が、どちらか一方が強いというわけではなく、ベストなバランスで広がります。先程の桃は果実感がすごかったのですが、こちらはアイスとしての完成度で押される感じでした。
というわけで、どちらも甲乙つけがたいくらいとても美味しくいただいたのですが、私は桃が、家人はマンゴーミルクがお気に入りとなりました。また新4号を通る時は立ち寄って、是非とも違う味も楽しんでみたいです。
ごちそうさまでした。
令和4年7月訪問
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