趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
2つ前の記事でも書いたとおり、先日所用で、今年二度目の岐阜に行ってきたのですが、今回は前回いただいたベトコンラーメンではなく、当地に昔から伝わるというか、何と大正6年創業の老舗で、中華そばをいだくことにしました。
で、そのお店が、こちら。その屋号を最初に聞いた時、今流行りの二郎っぽいジャンクなラーメンを出すお店を連想したのですが、実のところは(大正6年に)創業した際、初代の店主さんが太っていた為、お客さんが付けた名前らしいです。「デブ」という単語自体は昔からあったようですが、それにしても、インパクトある屋号ですねぇ。また、この屋号、登録商標になっているようです。(暖簾にそう書いてありました。)
それでそのお店は、当地の繁華街である柳ヶ瀬付近にあるのですが、カーナビを頼りに近くのコインパーキングにクルマを停め、開店時間の午前11時頃お店に。すると、既に開店していて、更には店内もほぼ満席だったのですが、何とか入口付近のテーブルに相席で座ることができました。すると程なく店員さんがお冷やを持ってきてくれたので、中華そばとわんたんを注文。ちなみに、こちらのお店はメニューがこの2品のみ(大盛とかも無し)なのですが、麺の固さや味の濃さは調整が可能との事。(今回は特に注文付けずにお願いしました。)そして、待つ事少々で、中華そばとわんたんが順に登場しました。
中華そば 400円
というわけで、まず中華そばから。かなり小さめの丼には、表面までビッシリ内容物が入っていて、まさしく溢れんばかりという感じ。早速付属のレンゲでスープをいただくと、これが、個人的に今までいただいた事のある中華そば(ラーメン)とは別の物というか。スープのベースは動物系のガラのようですが、味付けがそばつゆのかえしのような、甘味を感じる濃い目の醤油味で、更には、そこに麺の粉の風味も溶け込んでいました。また麺は、中太のストレート。噛むと密度感や粒子感があって、一般的な中華麺とは違った味わい。日本そばに近い食感にも思えます。それが、丼にぎっしりと埋蔵されていました。そして具は、チャーシューの小片が3つとカマボコ、そしてネギとシンプル。中でもチャーシューは、昔懐かしいミシミシっとした食感のタイプで、噛み締めると味わい深かったです。
わんたん 400円
そしてわんたんは、中華そばの麺を、全てワンタンに置き換えたような物。当然、中華そばと同様に丼の中にはワンタンがビッシリと入っているのですが、ところどころに小さく(とは言っても白河系のワンタンよりは大きいです)餡が入っている他は、ピロっトロっとした食感の皮で埋め尽くされていました。それにしても、両方とも卓上のコショウ(ちなみに、卓上にはコショウと割り箸のみ!)が、たいへん良く合いますね。
そんなわけで、両方とも美味しくいただいたのですが、何とも歴史を感じる味わいというか、当地で昔から(大正6年といえば、西暦で1917年。今から90年以上前なんですね。)今に至るまで愛され続けている味をいただけて、とても感慨深かったです。そしてこれからもずっと愛され続けてほしいの思うのですが、個人的にも、また何時か、是非お伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。
平成22年11月訪問
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