趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
昨年所用で岐阜を訪れた際、『ベトコンラーメン』というラーメンをいただいたのですが、今回、また所用で岐阜を訪れ、またベトコンラーメンをいただくことに。ちなみに、ベトコンラーメンというのは、岐阜県岐阜市や愛知県一宮市を発祥とする、大量のニンニクと赤唐辛子を使用した大層刺激的なラーメンなんですが、発祥とされるお店が岐阜市と一宮市それぞれにあって、一宮市のほうが昨年お伺いした新京で、岐阜市のほうが今回お伺いした香楽とのことです。
そのお店の方は、岐阜バスの鵜飼屋というバス停の近くにあり、一見すると酒屋さんかラーメン屋か不明な感じ。更には、暖簾が掛かっているほうのガラス戸には鍵が掛かっていて、お店に入る為にはその右隣にある扉から入るというちょっとしたトラップもありました。ですが、それらを抜けてお店に入ると、マスターが暖かくお出迎え。早速ベトコンラーメンのレギュラーをお願いすると、そのマスターが「初めて?激辛だけど大丈夫?唐辛子半分とかもできるヨ?」と訊ねてくださったのですが、初めてなので、逆にデフォルトの辛さでいただいてみたいと思います。
ベトコンラーメン(レギュラー) 850円
で、そのベトコンラーメン。見た目からして輪切りにされた大量の赤唐辛子入っているのが確認できたのですが、まずはスープを一口いただくと、一拍置いてからベトコン(南ベトナム解放民族戦線)が口の中で暴れ出すというか。味的には、ベースのスープはどちらかというとあっさりとしており、そこに丸のまま使用されているニンニクと、他の野菜などの旨味が加わって、更に、唐辛子の強烈な辛みが加わっているような感じだと思います。また麺は、ウェーブがかった細麺。普通に啜ろうとすると、どうやっても赤唐辛子の輪切りが纏わり付いてきて、最初はかまわず食べていたのですが、だんだんと口の中に辛みが蓄積していく感じがして、途中からはスープで洗うようにして啜っていました。そして具は、大量のモヤシとニラ、そして少量の豚肉に、ホクっとしてトロトロのニンニクがゴロゴロと。このニンニクがとても良いというか、具の野菜の中にも大量に赤唐辛子が混ざる中、味的にはホっとさせるオアシス的役割を果たしているように感じました。もっとも、いただいた翌日、全身から漂うニンニク臭はかなりの物がありますが。
というわけで、昨年いただいた一宮のお店と較べると、こちらの方がかなり刺激的だったというか、これぞベトコンの勇猛果敢さだと、その由来に納得いたしました。これは、癖になる魔力がある味ですね。また岐阜に来る時は、是非いただいてみたいと思います。ごちそうさまでした。
平成22年9月訪問
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