趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
大田原市の旧湯津上村であったところは古墳の宝庫と呼ばれ、20基もの古墳があるそうなのですが、その中でも那珂川右岸の河岸段丘上は、上侍塚古墳、下侍塚古墳をはじめとするちょっとした古墳密集地帯というか。なお、今回の記事においては、これらをひっくるめて「侍塚古墳」とさせていただきました。
その中でも、上侍塚古墳と下侍塚古墳については、那須地方に6基ある前方後方墳の中でも最大級のもので、埋葬品などから5世紀初め頃の築造と考えられているそう。で、前に記事にあげた那須国造碑を調査させた徳川光圀が、その那須国造碑に刻まれた直韋提(あたいいで)のものではないかということで元禄5年(1692年)、日本最初といわれる学術発掘調査を実施させたのですが、残念ながら被葬者の特定はできませんでした。ですが、出土した遺物は画工による図化の上で再び埋納し、また、盛り土の崩壊を防ぐ為に松を植林させてその保護に努めたそうです。
【下侍塚古墳】
最初にお伺いしたのは下侍塚古墳。那須地方に6基ある前方後方墳の中で2番目の大きさだそうで。で、国道294号のすぐ脇にあるのですが、その反対側には駐車場やトイレ、そしてあずまやが整備されていて、かなりアクセスしやすいというか。また、古墳の外周には遊歩道も整備されており、日本一美しいと言われる古墳の姿を十二分に堪能できます。
【侍塚古墳群の案内板】
【侍塚古墳群】
下侍塚古墳と隣接して、前方後円墳や円墳、方墳の合計8基からなる侍塚古墳群が田んぼの中に点在。ちなみに、以前は10基あったそうなのですが、戦後の農地開発の為、2基破壊されてしまったそうで。
【上侍塚古墳】
下侍塚古墳から1km弱離れたところにあるのが、この上侍塚古墳。那須地方に6基ある前方後方墳の中で最大のものだそうで。ちなみに、何故こちらが「上」であちらが「下」かというと、京都から近い順に上、下だそうです。で、こちらは国道294号からちょっと入ったところにあり、駐車場や遊歩道も整備されていませんが、逆にその分静か。(お墓としては、この方が良いですよね。)
【上侍塚北古墳】
上侍塚古墳のすぐ北にある古墳で、上侍塚古墳と同方角、相似形との事。
改めて古墳を観るのって、実は初めてだったのですが、何ていうか、ちょっと神秘的というか。で、今回はさっと眺めただけだったのですが、改めて知識を仕入れ、再びじっくりと拝見したいと思います。
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