たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

旅のメモ 冬の南東北日本100名城(の一部)めぐり編 【平成25年2月9日(土)~10日(日)】

 日帰りで、栃木県と群馬県の日本100名城をまわった翌週末。今年は建国記念の日が月曜日だったお陰で、(個人的には)今年2度目の三連休となりました。で、これは遠出するチャンスとばかりに、今回は、東北地方のお城をめぐってこようかな、と。


 元々、2月の三連休には、「どこかに遠出をしたいなぁ。冬なので、折角だから雪景色のお城なんて良いよなぁ。」などと思って色々と検討はしていたのですが、まだ行った事のない東北地方の日本100名城のうち、どれとどれを回るのが効率がよいのか。また、どれを残すのが次回以降の行程を組みやすいのかなどと考えているうちに迷路にハマり、更には三連休とあってか宿も(安いところは)満室ばかりで、どうしたものかと考えあぐねていました。

 ですが、先週末の日帰り行の前日、持病の関係で定期的に診てもらっている主治医から、「先日撮影したCTの画像で気になるところがあります。来週の金曜日(8日)に専門の先生の予約が取れましたので、必ず診てもらってください。」と、結構衝撃的な一言が。それで色々と考えてしまったというか、「場合によっては、もうお城めぐりどころじゃないのかなぁ。」「ならば、せめて動けるうちに、1つでも多くのお城を!」という思いとなり、放置気味だった三連休の計画を再度検討。行程も組み直し、更には宿も見つけたので(人間、覚悟を決めると動けるものですね。)、あとは金曜日の診察結果で即入院といった事態にでもならない限り行く準備は整いました。

 そして心ここにあらずな一週間を過ごして金曜日。ある種の覚悟を持って宇都宮の某病院へ。そこで専門科を2つほど回って出た結果が、要約すると「とりあえず様子見で」。というわけで、スッキリしないというか、晴れてとは言えない部分はあるのですが、翌日からの旅に出発することとなりました。

平成25年2月9日(土)

 午前4時に起床。身支度を整え、30分過ぎに出発。で、今回の旅行。向かうのが冬の東北地方ということもあり、道路事情や天候の都合などで行程を組み替えられるよう、いくつかのパターンを作っておいたのですが、最初に喜多方のラーメン店と会津若松城をまわり、今夜の宿が山形市内というのは共通。そんなわけなので、まずは喜多方に向け、最寄りのICから東北自動車道へ。そして郡山JCTから磐越自動車道に入ると、路面は圧雪状態となりました。そのまましばらく走るうち、前走車の巻き上げた雪などでフロントガラスが汚れてきたので、ウォッシャー液で綺麗にしようとしたところ全く噴射されず。で、タンクは空じゃない筈とは思いつつ最寄りだった磐梯山SAのGSで見てもらったところ、ウォッシャー液が見事に凍っていました…。南の方とはいえ、冬の東北。ちゃんと備えないと駄目というか、反省せねばなりませんね。で、タンクやホースにお湯を掛けてくれ、多少なりとも液が出る様になったところで再出発。会津若松ICを降りる頃には空もだいぶ明るくなってきました。
【磐越道会津若松IC】
磐越道会津若松IC

 ここからは、喜多方に、行って戻って更にもう一度通過する行く様なルートとなるのですが、喜多方での朝ラーの時間と、会津若松城の開城時間を勘案した結果の苦心のルートだったりして。で、まずは会津若松ICに接続する国道121号で喜多方へ向かい、開店直後の某有名店にて朝ラーを(詳細は別エントリにて)。この頃には、昇った太陽のお陰で凍り付いていたウォッシャー液も出るようになっていました。そして、ナビが古くて行く時は気付かなかった会津縦貫北道路などを通って会津若松に戻り、午前8時30分の開城時間直後にお城を見学(詳細は別エントリにて)。ちなみに会津若松城は今年の大河ドラマの舞台にもなっているので、混むだろうと思ってのこの時間の訪問することにしたのですが、そのお陰かゆっくりと見学する事が出来ました。ですが、ゆっくりしすぎて予定よりも時間が掛かってしまったのですが、更にはこの後、会津若松城の御三階が移築されている市内の阿弥陀寺まで足を伸ばしてみる事に。
【国道121号の消雪装置と除雪車】
国道121号の消雪装置と除雪車
【会津縦貫北道路】
会津縦貫北道路

 そこも堪能して次に向かうのは、県境を越えて山形県米沢市。そこで米沢ラーメンと、そしてもちろん米沢城なんかを巡ろうかなと目論んでいたのですが、米沢へと抜ける国道121号大峠道路を走行中、『日中線記念館』というのを発見。この時、丁度その日中線に乗ったときのことを思い出していたものだから急遽立ち寄る事に(詳細は別エントリにて)。で、これが個人的にはとても良かったのですが、ただでさえ会津若松市内で時間を使ってしまっていたので、当初の予定よりも時間的にかなり押してきてしまいました。ここで最初にいくつかのパターンを作ったと書いた今回の行程。その鍵となるのが、今夜の宿泊地である山形市内にある山形城(と最上義光歴史館)を、今日中に観られるかというところ。それが可能なら翌日は早起きして(午前6時に宿を出発する予定)秋田の久保田城まで足を伸ばそうとも考えていたのですが、この後、米沢城を観てから山形に向かったとしても、到着は日が暮れた頃になるので、久保田城は諦めて、今日は米沢城の他、市内にある史跡を堪能しようという事になりました。
【阿弥陀寺から大峠道路へ向かう途中】
阿弥陀寺から大峠道路へ向かう途中
【県境付近の大峠道路】
県境付近の大峠道路

 ですが、米沢市内でラーメンをいただいて(詳細は別エントリにて)、いざ米沢城へと向かったのですが、何と今日はそこでイベントが開催されており、クルマも停められないというか、市役所の臨時駐車場からシャトルバスでの輸送になるとの事。とりあえずその臨時駐車場に向かおうとしたのですが、シャトルバスでの往復は時間が掛かりそうだったし、また、市内の道路も結構混雑していたので、他に観ようとしていた米沢市内の史跡も日暮れまでに回れるかどうか怪しい感じが。(この当たりで時刻は既に午後2時近くになっていました。)なのでさっき決めた予定をあっさりと変更。米沢は別の機会に回し(会津若松から意外と近い事も判ったので。)、今日中に山形城を観てしまおう(=明日の秋田行きも復活!)ということに。それにしても、これについては事前のリサーチ不足でしたね…。そんなわけで、米沢南陽道路から国道13号線を通って山形市内へ。それでも最後は時間が無くてちょっと急ぎ足となってしまった(最上義光歴史館の入館が午後4時30分までだったのですが、結構ギリギリでの入館となってしまいました。)のですが、山形城と隣接する最上義光歴史館を観る事が出来ました(詳細は別エントリにて)。 【米沢南陽道米沢北IC】
米沢南陽道米沢北IC

 あとは、予約していたビジネスホテルへ向かい、明日の早起きに備えて早めに一杯引っかけてから休もうと思ったのですが、ホテルの近くにまで行き駐車場の場所を訊ねたところ、その場所と共に、「午後10時から午前7時までは入出庫出来ません」との事(え?)。他に指定駐車場はなく、早く出たい場合は近隣の時間貸し駐車場(1泊4,000円くらかかる)を利用して欲しいとの事でした。そんなわけで、一度復活した秋田行きは、あえなく消滅。更に、山形城は今日観てしまったので、明日の行程も時間的にだいぶ余裕ができました。なのでチェックインした後、近くの居酒屋で地酒と郷土料理をいただきつつ明日の予定を検討。ちなみに、明日、秋田に行かなかった場合は、山形城を観てから宮城県の多賀城へと回る予定となっていたのですが、同行者が多賀城からも近い松島の瑞巌寺で、現在修理中の国宝である本堂の代わりに、同じく国宝の庫裡と、更には陽徳院(伊達政宗公の正室愛姫)御霊屋が特別公開中であることを発見したので、多賀城の後で行ってみようという事になりました。そんなうちに酔いも気持ち良く回り、ホテルに帰って就寝。それにしても、結果的に秋田行きが無くなって良かったというか、久しぶりの雪道ドライブでわりと緊張したのと、更にはずっと雪晴れの中での運転で目に相当来たのもあり、布団に入るとドッと疲れが出ました。

平成25年2月10日(日)

 そして翌日。疲れはまだあまり抜けていなかったのですが、午前7時30分頃にホテルの駐車場を出発。山形市の中心部にある山形城の遺構をちらっと見た後、国道13号で天童に向かい、道沿いの個人的に好みのお店で朝食をいただいた(詳細は別エントリにて)後、今度は国道48号を通って一気に仙台へ。天童あたりは曇っていた天候も、仙台に近づくにつれすっかりと晴れ、また、道路脇の雪もほとんど無くなりました。そして、ホテルを出てから3時間弱で多賀城に到着。早速一通り見て回り、その後近くの東北歴史博物館と多賀城市埋蔵文化財調査センターも見学(詳細は別エントリにて)。とりあえず、今回の旅での日本100名城めぐりはこれでおしまいとなりました。
【国道48号】

 あと最後に、昨日同行者が見つけてくれた松島の瑞巌寺向かうべく、多賀城市から松島へ。どうせオフシーズンだから空いているだろうとタカをくくっていたところ、流石は日本三景というか、手前から渋滞にハマり、クルマ停めるのにも一苦労。そんなこともあり、30分も掛からずに着くわけが、約1時間ほどかりました。で、着いた時には午後1時半。朝のソバ以来何も食べていなかったので非常に空腹だったので、まずは観光地っぽい牡蠣の入ったラーメンで腹ごしらえ(詳細は別エントリにて)。その後五大堂を手始めに瑞巌寺を堪能(詳細は別エントリにて)。あと、焼き牡蠣もいただきました。(牡蠣、大好きなんです。)
【五大堂から見た松島】
五大堂から見た松島
【焼き牡蠣(1個200円)】
焼き牡蠣(1個200円)

 これで、今回の旅先での全日程が終了。無事に帰るのみとなりました。で、帰りは、松島海岸ICから三陸道~仙台北部道路~東北道と走ったのですが、昨日からのダメージというか、途中疲れて眠くなったので、珍しく同行者に運転を代わってもらうことに。何ていうか、本当に無理が利かなくなったなぁ。
【仙台北部道路】
仙台北部道路

 というわけで、一泊二日で走行距離700km弱の旅が終了。前述のとおり肉体的にも、また予定がコロコロ変わったりして精神的にも疲れた部分もあったのですが、それでもやっぱり、旅は良いなぁ、と。で、次はどこに行きますかな。

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