たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

旅のメモ 福山競馬場とMD-90編 【平成25年1月12日(土)】

 当ブログはタイトルのとおり個人的備忘録なのですが、今回新設したこのカテゴリの記事は本当に個人的メモというか、日帰りを含め「旅」だと思ったお出かけの記録を書いていこうかと。

 で、その第一弾は、ちょっと遡って、年明けに福山競馬へと行った時の事について。

 そもそも、福山競馬場に行こうと思い立ったのは、福山競馬場訪問記のエントリにも書いたのですが、平成24年11月末に、福山競馬場の平成25年3月限りでの廃止を福山市長が表明したという報道を目にした時。個人的に福山競馬場は、初めて訪れた地方競馬の競馬場であり、また、何時か再訪したいという思いをずっと持っていたのですが、そのニュースを聞いたら居ても立っても居られなくなってしまったというか。

 それで、福山までどうやって行くかですが、Googleマップで測ったところ、自宅から福山競馬場までクルマで900km弱。金曜日の夜に出て車中泊2連泊すれば日曜日のうちに帰って来ることも出来るのですが、羽田から広島空港行きの便があるJALもANAも、ちょうど割引航空券が買える(両社とも10,000マイル+いくらかで2人分の往復航空券が買える)くらいのマイルは貯まっていて、それらを使った場合の飛行機とクルマとの費用を比較するとほとんど一緒。なので今回は飛行機に決めたのですが、後述する飛行機に乗りたいということもありJALを選択し、すぐさま何の予定もなさそうだった年明けの土曜日の往復航空券を確保。で、この時、福山市内にある福山城が日本100名城のひとつということをすっかりと忘れていまして…。支払い手続きまでしてしまった航空券の変更も実質出来ない(取消手数料がえらい掛かる)ので、福山城は改めて行くことになりました。

 そして当日。午前3時半前に自宅を出発。まだ夜の東北道を走って、途中の蓮田SAで朝ラーをいただき、午前5時40分過ぎに羽田空港P1に到着。個人的に、羽田空港の駐車場からターミナルビルへの通路を通る時、日常から非日常へと切り替わるというか、「旅」という気分が高まるんですよね。で、羽田からは午前6時40分発のJAL1601便に搭乗。ちなみに使用機材はボーイング737-800。離陸後富士山を眺めつつ(羽田から西に向かう飛行機でこの航路通ると嬉しいです)1時間30分のフライトでほぼ定刻、広島空港に到着しました。
【P1からターミナルビルへの通路】
P1からターミナルビルへの通路
【出発を待つJAL1601便】
出発を待つJAL1601便
【JAL1601便の機内】
JAL1601便の機内
【機窓から観た富士山】
機窓から観た富士山

 広島空港からはレンタカーで。ちなみに今回は、ニッポンレンタカーで借りたのですが、営業所でご対面した今回の相棒は、スズキのスイフト。何度か借りたことがありますが、運転しやすくて個人的には好きな車種です。で、営業所を午前8時30分頃出発し、河内ICから山陽自動車道へ。そして福山西ICから国道2号で福山市内へ。駐車場の入口を探して少し迷ったのですが、営業所からここまで約1時間10分で福山競馬場の第4駐車場に到着しました。
【今回の相棒スズキ・スイフト】
今回の相棒スズキ・スイフト
【河内ICから山陽道へ】
河内ICから山陽道へ
【福山競馬場に到着】
福山競馬場に到着

 で、福山競馬場では開門から最終レースまで丸1日勝負を堪能したのですが、それについては別エントリ(訪問記その1その2その3。あとラーメンうどん。)に。それにしても、こういうシチュエーションで来る競馬場は、楽しくもどこか寂しく、微妙な気分を抱えて帰途に。で、まずは来た道と逆ルートで広島空港へ向かうのですが、途中福山市内から国道2号がかなりの混雑。ですが、時間的には、返却前の給油を含めても、来る時より10分程余計に掛かっただけでした。
【黄昏時の福山競馬場】
黄昏時の福山競馬場
【混雑する国道2号】
混雑する国道2号

 レンタカーを返し、送迎車で広島空港へ。まだ時間があったのと、競馬場で散々食べたにもかかわらず小腹が空いていたので、広島つけ麺を初体験。調子に乗って辛くしましたが、以外と大丈夫でした。その後、期間限定という空港のイルミネーションを見学し、更にお土産を購入して、広島空港発午後7時40分のJAL1614便に搭乗となるのですが、その飛行機が、今回の旅のもう1つの目的。何故かというと、この便の使用機材のMD-90型が、今年3月で退役になってしまうので、それまでに是非一度乗っておきたかったからでして。っていうか、東亜国内航空のDC-9(MD-90の先祖)の頃から一度乗りたいと思いつつも(子供の頃から後部エンジンの飛行機って好きなんです。)、これまで乗る機会に恵まれなかった(と言っても、自ら進んで飛行機に乗る様になったのって、5年くらい前からなんですがね。)んですよね。しかも昨年、所用で宮崎に行った時、往路の便で乗る予定だったのですが、予約後に機材が変更となり乗れなかったので、今回ようやくという思いでの搭乗となりました。もっとも、乗ってシートに腰を落ち着けてしまえば、飛行機に関してはマニアではないので、椅子のかけ心地くらいしか違いはわからないのですが、とりあえずは満足。ですがやっぱり、降りる時はちょっと切なかったです。
【広島空港のイルミネーション】
広島空港のイルミネーション
【JAL1614便の機内】
JAL1614便の機内
【羽田空港に到着したJAL1614便】
羽田空港に到着したJAL1614便

 ほぼ定刻に羽田空港に着いたら、あとは自宅へ帰るだけというか、ターミナルビルからP1への通路を通ると、一気に日常に戻される気が。ですが、家に着くまでが遠足。P1を9時過ぎに出発し、首都高と東北道を通って、23時過ぎに自宅近くのコンビニに到着。ここで寝酒を買ってから帰りました。
【ターミナルビルからP1への通路】
ターミナルビルからP1への通路

 以上、日帰りでの福山への旅だったのですが、競馬場も飛行機も無くなる前に行くことは出来き、心残りを減らすことは出来ました。ですがやっぱり、もうこんな思いで旅をするのは、正直しんどいです。っていうか、四半世紀以上前の中学や高校の頃、廃止間近の国鉄路線に乗りにあちこち行っていた時からこんな思いの旅は繰り返し続けているのですが、何度やっても慣れませんね。

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