趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事でも触れた、令和6年夏の、九州一人旅の3日目。
実はこの前日の夜、鹿児島の某人気店でラーメンを食べようと予定していたものの、人気店にありがちな売り切れ早じまいで食べ損なってしまいました。で、そしたら余計に、九州の、白濁したスープのラーメンが、どうしても食べたくなってしまい、悶々と……。
そこで旅の合間に調べていたところ、この日の宿泊地の最寄り駅である熊本駅構内にあるこちらのお店を発見。営業時間的には余裕だったものの昨日のことがあるので、列車が駅に到着するやいなや、改札口から駅1階の「肥後よかモン市場」内にあるそのお店へと向かいましたが、お店に近づくと、今日は無事、ラーメンにありつけそうなことがわかりました。
その店舗は、ほぼオープンな作りで、客席は長いカウンター沿いにズラっと、という感じで。午後7半頃でしたが、空席はほとんど無い盛況っぷり。
その空いたところに座り早速注文ですが、お店のメニューで一番スタンダードだと思われる、ラーメンをお願いしました。
それで程なくして登場したそのラーメン。見た目的には、表面に振りかけられた粉状のものが印象的です。
で、まずはスープからいってみたところ、動物性の旨味が濃くコラーゲン感もあるけど、決して重すぎない味わい。ちなみに、出汁は豚骨と鶏を使い、それぞれに炊いたものと、合わせて炊いたものを使用。更に炊き方も、久留米など「濃厚」を売りにするところで多く使われる、呼び戻しの技法(古いスープを意図的に残して、そこに新たに出汁素材を継ぎ足す)を使ったものだそう。ただ、豚骨の他に鶏も使っていることが、濃いけど重すぎない味わいにつながっているのかなぁ、と。更にそこに、薬味のネギの他、表面の粉状のもの、これはニンニクチップを砕いた物だそうなのですが、その香ばしさとクリスピーな食感が、アクセントを超えたキャラクターになっているような。長々と書いてしまいましたが、単純に「これは旨い」と思います。
また麺は、加水率低めの細麺。固さ等は特に指定しませんでしたが、歯応えもあって良い感じ。
そして具のチャーシューは柔らかいけど、肉の食感も残したもの。キクラゲのコリコリ感も良いですね。
あと途中から、カウンターに置かれたニンニクの醤油漬けを投入すると、フレッシュ感のあるニンニクの風味と醤油の塩気がプラスされ、味に芯が通るようです。
というわけで、大変美味しくいただいたのですが、心残りは、この後、酒を飲むことを考えて、替え玉を我慢しちゃったこと。ほんと、やっときゃよかったなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和6年8月訪問
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