趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
この日は、朝から夕方まで、オッサンたちをワゴン車一台に満載して宇都宮市内を用足しでまわることに。
そんな時、なぜか今回は、食事というか食べるところの手配担当になってしまったのですが、駐車場があり(というか確実に停められそうで)、午前中最後の目的地から午後最初の目的地との間を結ぶルートからあまり外れておらず、席の予約が出来、一番大事な味の方も満足できるお店ということで、今回お伺いすることにしたのがこちらのお店。日光市今市の本店も有名ですが、この宇都宮東店も、かなりの老舗という感じですね。
ちなみに昔、似たようなシチュエーションで連れてきて貰って以来、約7年ぶりの訪問なのですが、その間、私自身が大して出世していないのが、何とも……。
それはさておき、運転担当のオッサンが道を若干間違えたおかげもあり、到着が多少遅くなってしまったものの、予約しておいた名前を告げると、扉付きの個室に恭しくご案内。道中、周りからは談笑する声に交じって子供の声も聞こえましたが、今日ってド平日なのに?!ともあれ、回転する座卓の周りに陣取ったら、各自注文。ちなみに、前回お伺いした時にいただいた酸辣湯麺のセットもランチメニューにありましたが、今回は事前に、お店のウェブサイトで食べたいものを調べておいたので、それらを注文しました。
それで私を含む何人かがいただいたのが、お店の名前を冠したこの、山泉麺。
見た目で気には、やや白濁したスープに、豚肉、たっぷり野菜、そしてかまぼこやメンマ、茹で卵が載った、タンメンの豪華版というか、いにしえの中華料理店にあった「五目そば」的ビジュアルです。
で、まずはスープからいってみると、ベースは、お店自慢の清湯スープでしょうか?そこに、様々な具材からの風味や旨味が加わって、あっさりしつつも滋味深い味わい。味付けは塩ですが、これがまた実にいい塩梅です。ちなみに、味的にも昔祖母がよく食べていた「五目そば」を思い出しましたが、タンメンじゃないのは、お店の雰囲気が上品かつゴージャスだからでしょうか。
また麺は、細めの縮れ麺で、口当たりツルっ、歯応えプリっとした食感。そんなに主張は強くありませんが、このスープ(というかベース)には、この麺が最適解。
そして具は、豚肉の他、白菜、小松菜、キクラゲといった野菜類は、スープと良く馴染んでいて、それでいて適度に歯応えが残るなど、火の通し加減もちょうど良く。このあたりに、老舗の技を感じますね。
こちらは、一緒にいただいた品。これも私を含む何人かが注文していました。
で、一見すると、皮が薄めの、失礼ながら何の変哲も無い餃子ではあるのですが、一口かじってみると、これが、もう。
焼き目がパキっと、かなりクリスピーになった皮も良いですが、それに包まれた餡が更に素晴らしいというか、ジューシーで、しっかりとした肉の味も感じつつも、野菜のおかげでさっぱり感もあって、何より味付けが絶妙。
個人的には醤油付けちゃうと勿体ないと思い、最初はそのまま、次にお酢だけ、最後はそこにラー油を垂らして、という感じで完食しましたが、結果的に何も付けないで食べたのが一番印象的だったというか。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、今度こそ、仕事抜きでお伺いして、老舗の味をゆっくり味わってみたいなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和6年6月訪問
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