趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
【笠松競馬場】
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訪問記の前に、例によってというか、初めて行く競馬場の時に個人的おぼえがきとして書いているその競馬場について少々。
笠松競馬場は、岐阜県羽島郡笠松町(と一部はお隣の岐南町)にある地方競馬の競馬場で、岐阜県地方競馬組合の所有(主催も同組合)。かつてはここから中央に移籍して大活躍したオグリキャップの他、地方所属のまま初めてJRAの牝馬ラシック三冠レースに出走したライデンリーダー、最近ではダートグレード競争で全国的な活躍をしたラブミーチャンといった馬や、地方から中央へ初めて移籍しその後はJRAのG1レースを22勝、統一G1レースを7勝したアンカツとこ安藤勝己騎手などがかつて所属していたからか『名馬・名手の里 ドリームスタジアム』というキャッチコピーが付けられています。また、同じ東海地方の競馬場として名古屋競馬場とは開催を交互に実施したり、重賞競走格付けなどの共通化、競走馬や騎手の交流などの連携が行われているほか、金沢競馬場とも交流競争の実施や、金沢競馬場の冬季休催時に金沢競馬所属競走馬や、騎手・調教師といった関係者が金沢競馬所属のまま滞在して東海地区のレースに出走するといった滞在型交流も行われています。
そのコースは1周1100mの右回り。高低差1.92mとほぼ平坦で、幅員は20m、最後の直線は201m(直線部分全体は238m)。設定可能距離は800m、1400m、1600m、1800m、1900m、2600mで、フルゲートは10頭。また、1600mは4角奥の、1400mと2600mは直線奥のポケットからの発走となります。
その開場は戦前の昭和6年(1931年)。元々恵那郡中津町(現在の中津川市)にあった中津競馬場が移転してきたのが始まりなのですが、かつて(と言ったら怒られてしまうかもしれませんが)笠松町は岐阜県発足当時に県庁が置かれるなど、交通の要衝として栄えたところだったようですね。その後、昭和13年(1938年)には同じ岐阜県内にあった各務原競馬場と養老競馬場が統合されています。
それと、前述のとおり笠松競馬場は全国の地方競馬場の中でもかなり有名な方だと思うのですが、こちらもご多分に漏れず経営状況が苦しく、先行きに大きな不安を抱えているような状況。で、その原因の1つにもなっているのが競馬場敷地の所有権問題で、当地に競馬場を建設した際、地主との交渉が上手くいかなかったらしく、結果的にその98%が民有地という状況。(おかげで馬場内に現在も田畑や墓地が残っています。)なのでその借地契約や賃借料を巡って裁判になったこともありました。また、今回お伺いした直後に調教中の競走馬が競馬場から脱走し、その結果的に交通死亡事故に繋がってしまったという痛ましい事件もありましたが、安全対策を取った上で現在は開催が再開されています。
岐阜駅近くの宿を出発し、まずは岐阜城に寄り昨日貰いそびれた日本100名城スタンプラリーのスタンプをゲットして岐阜公演隣の市営駐車場を出たのが丁度午前10時。笠松競馬場の(本日の)開門時刻です。
【途中の踏切で見た名鉄電車】
なので急いで岐阜市のお隣の笠松町へ。岐阜市から笠松町へ向かう途中の道はどこもそこそこ混んでいて、また2回程名鉄の踏切で引っかかったりしたのですが、焦る気持ちはありつつも名鉄電車を見るとテンション上がるというか。
【笠松競馬場第1駐車場】
【名鉄名古屋本線越しに見た笠松競馬場】
それで約30分ほどかかって笠松競馬場の第1駐車場に到着。ちなみに競馬場の公式サイトには無料駐車場が第1、第2、第7と3箇所ほど紹介されているのですが、この第1駐車場は、競馬場から第2駐車場と名鉄名古屋本線を隔てた向こう側にある駐車場。っていうか、本当はより近い第2か第7駐車場に停めたかったのですが、競馬場付近の道が結構入り組んでいるお陰で(ナビはあるのに)道に迷い、何とかたどり着いたのが第1駐車場だったというか。
【名鉄名古屋本線の踏切】
第2駐車場からは、歩道はないけど結構交通量のある道路を歩いて競馬場へ。途中、名鉄本線の踏切では、特急列車が通過していきました。
【笠松競馬場正門】
踏切を渡ってちょっと歩くと、ようやく笠松競馬場正門に到着。既に前述のとおり既に開門しているので、取り急ぎ入場。ちなみに入場料は100円です。
【オグリキャップ像】
正門を入ってすぐ左手のところには、笠松競馬場が輩出したスターホース、オグリキャップの像が。
【笠松競馬場位置図】
この位置図(Googleマップの写真だとさらにわかりやすいです)のとおり、笠松競馬場のスタンドまわりのスペースって、競馬場の立地ゆえかなり狭いんですね。なので場内はちょっと独特の雰囲気がありました。
【正門から入って右手方向を望む】
【正門から入って左手方向を望む】
その狭さを最も感じたのが、正門から入ってすぐの時。門の目の前にスタンドがあるのですが、他にも案内所のある本部?の入った建物などが高密度に配置され、さらにその周囲や建物間を屋根付きの通路がいくつも走っているのが更に狭く感じさます。たとえば、JRAでも福島競馬場なんて(コース以外の)敷地はかなり狭いと思うのですが、それとはまた別の感じというか。でも個人的にはこの雰囲気、好きですねぇ。
【勝運神社】
正門から入って左手前方向にちょっと行ったところに、勝運神社というのを発見。とりあえず手を合わせておきました。
【内側から見た東門】
【東門付近】
こちらは、もう1つの入場門である東門とその周辺。写真を撮ったのが午後2時頃だったのでなんか黄昏れちゃっていますが…。
【東門近くにある観戦スペース】
東門近くのスタンドの向かい側の建物1階には、ちょっとした観戦スペースが。多分、ここに居る面子って、いつも変わらないのでしょうね。
【愛馬会】
笠松競馬場グッズが買えるのが、こちらの愛馬会。(写真ブレブレで申し訳ない。)競馬場の東端あたりにあります。ちなみに店員のおばちゃんが、とても愛想良かったというか。
【東スタンド】
位置図の写真のとおり、笠松競馬場にはスタンドが3つあるのですが、1コーナー寄りというかゴール板前にあるのがこの東スタンド。で、ガラス張りの部分はユーホールという特別観覧席(簡易座席指定で料金500円)になっています。
【中央スタンド】
【中央スタンド観客席】
こちらは、一番ハクが付いている中央スタンド。オープンエアで何とも渋いですね。また、1コーナー寄りに座ればパドックが良く見えます。
【西スタンド】
こちらが、正門の目の前にある西スタンド。ガラス張りの部分は特別観覧席になっています。
今回は、いつものように特別観覧席で観戦していたのですが、それについて少々。
【特別観覧席入口(券売所)】
まずは特別観覧席の購入ですが、正面入口を入って右手の「特別観覧席入口」という階段を登ったところの右手にあります。ちなみに、料金は1人800円ですが、正午までに購入すれば600円に値引きと、大変お求めになりやすい価格になっております。
【特別観覧席】
【今回座った席からの眺め】
で、その席は、そんな値段にしては大層立派というか。結構大きいモニターも2席に1つ付いています。ちなみに今回は、特別観覧席の中で一番東寄り(ゴール板寄り)にしたのですが、そこからの眺めはこんな感じ。(写真撮ったのが最終レースの頃なの黄昏れちゃってますけど。)
というわけで、ちょっと長くなってきたので、今回はこのあたりで。で、次は、パドックとかコースまわりについて書いたみたいと思います。
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