趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
先日、とある知り合いから、「ここの昆布水つけ麺美味しいよ!」と教えて貰ったのがこちらのお店。教えて貰ったからには早々にお伺いしなきゃという義務感に駆られた訳ではないのですが、日曜日のこの日、ちょうどつけ麺が食べたい気分だったので、家人と共にお伺いすることに。
それで名前で検索して実際にお伺いしてみると、以前何度かいただいたことがある(このブログでの訪問記その1、その2。)カレー屋さんと同じ建物というか、ここって確か「三銃士」という洋風居酒屋さんでは。暫く前から昼の時間帯だけ、ラーメン屋さんとして営業されていたのを、寡聞にて知らなかったという。
駐車場にクルマを止め階段を上り、美味しそうな(いや実際美味しい)カレーの匂いを振り切ってお店に入ると、店内は土足禁止というか、靴を脱いで入店するスタイル。
店内はラーメン屋さんというよりも居酒屋さんの雰囲気で、若い店員さん達の醸す雰囲気も、ピリッとした空気感のラーメン屋さんとは対極的な、かなりカジュアルなものでした。
そんな中、開店してすぐの時間帯にもかかわらず、何組かの先客が、既に注文を済ませ注文の品を待っていたり、またつけ麺やラーメンを啜っています。
それで今回私がいただいたのが、知り合いにお勧めされさ昆布水つけ麺。
まず盛り付けからして「映え」を意識しているというか、美しく巻かれた麺の上には、外周には店名にもなっている水菜を茹でたものでしょうか、中央には2種類のチャーシューが載り、その間のレモンスライスに、あしらわれたラディッシュや三つ葉。大ぶりな器に入ったつけ汁や、その表面に散らした正方形に切ったネギ。更には、薬味や味変用の塩、おろしショウガ、おろしワサビが添えられ、ほんと、どれもお洒落な感じですね。
で、まずは店員さんのお勧めに従って、昆布水に浸かった麺をそのままいってみたところ、わりと細めにもかかわらず、麺自体にしっかりと味と香りがあり、締められた故の硬質な歯応えが良い感じで、そこに昆布水の旨味が加わって、これがなかなか。更に、麺を匙の上に取り、少量の塩を掛けていただけば、塩で味がぐんと立ち上がって更にわかりやすくなるというか。
次に、麺をつけ汁に浸けてからいただけば、これが、もう。ベースは澄んでいるけど濃厚な鶏出汁でしょうか?そこに表面の鶏油と思しき油がコッテリ感と鶏の香りを更にプラス。そこに、コクのある若干甘みを加えた醤油味がバシっと効き、白ネギのアクセントが全体を引き締めています。麺とつけ汁との相性は、言わずもがなですね。
また具は、イマドキの流行でもある、低温調理されたチャーシューと鶏肉が、どちらもしっとりジューシー。
味変は、ショウガとワサビは、麺と一緒にちょいとつまんでいただくと、それぞれを足した時の味わいがよくわかって良い感じ。レモンスライスは途中からつけ汁に投入して箸で絞りましたが、これも相性良いですね。
最後は、残ったつけ汁に残った昆布水を投入しますが、微妙にぬるくなる温度を別とすれば、これまた良い味わいです。
元の麺を食べ終わった時、腹具合に若干の余裕があったものだから、つい、追加注文してしまったのが、この和え玉。麺の下には、油と醤油ダレ、上にはチャーシューのフレークとネギと魚の節という感じでしょうか。
で、登場したらすぐに全体を混ぜていただけば、暖かい麺に、油のコッテリ感、タレのしょっぱさ、具材からの風味と旨味が加わって、これが、また。
つけ汁に浸けてしまうと、更にしょっぱくなるのと温度が下がることもあり、個人的には、このまま全部いただいてしまう方がモア・ベターに感じました。
こちらは、家人がいただいた品。
「濃厚」と付いているので、勝手に鶏白湯を想像していたら清湯スープのラーメンが出てきてびっくりしたものの、例によって味見させて貰ったら、これが本当に、「鶏」を濃厚に感じて二度びっくり。
それと醤油ベースの味付けが、濃い醤油にコクの有る甘みが若干加わっているつけ麺のつけ汁とは明確に違う、濃いけどすっきり感のあるものになっているのにも感心したというか。更に、レモンも味変も、とてもキマっています。
これは丸々一杯、いただいてみたいですね。
というわけで、どれも美味しくいただいて、満足いたしました。
家人も気に入ったようで、二人で是非またお伺いしたいところなのですが、その時は、今回家人がいただいた濃厚鶏そばもいってみたいですし、今回(いただいている間に)他のお客さんの頼む率の高かった、昆布水つけ麺の塩味で悩むことになりそうです。
ごちそうさまでした。
令和5年6月訪問
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