趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
5日間にわたった北海道汽車旅も、北海道での予定を概ね終えて、あとは札幌駅から特急北斗で新函館北斗駅まで行き、そこから北海道新幹線で帰るだけとなりました。で、札幌駅で、最後に北海道の食べ物をと思い選んだのが、前回渡道した令和元年9月にも一度お伺いしているこちらのお店です。
それでこちらのお店は、開店当初からとても人気のお店で、平日でも昼食や夕食時にはたいへん混雑することでも知られていますが、前回は午前10時50分頃に店頭の自動受付機で受付をして、入店したのは約1時間後。ですが今回は、午前11時45分頃受付し入店したのは午後1時頃、待ち時間約1時間15分という具合。時間が正午に近づいた分、前回よりも時間がかかったのかもしれませんが、帰りの列車の札幌発が13時27分だったので、お店に入った時は時間的にギリギリ。なので、入店時に手渡された「本日のおすすめ」のお品書きから、目に付いた品、そしてどうしても食べたい1皿をババババっと注文用紙に書き、あとはレーンを回っているなかから適当につまむことになりました。(って、前回もそんな食べ方だったなぁ。)
そんなわけで、注文した品4皿からまず。
最初は、本日のおすすめからこの一皿。「寒」と付くだけあって、冬季限定の1皿だそう。
実はブリって、かつては大好物とも言えるネタだったのですが、一時(いっとき)食べ過ぎたこともあって、最近ではまず注文しなネタだし、正直、「別に寒ブリだろうとそんなに違いはないでしょ」と思いつつ注文したのですが、ごめんなさい。いきなり濃厚な旨味とこってり感はあるけどキレのいい脂にやられました。降参です。(でも、正直言うと、ここのブリなら違うかなぁという期待も、ちょっとだけありました。)
これもおすすめからで、実は前回もいただきました。コマイ(氷下魚)はタラの仲間で、その卵を醤油漬けにしたものですね。
それで食感はともかくとして、味わい的には醤油が程良く効いているためタラコ感はないのですが、トロっとした食感と卵自体の持つ旨味も感じられ、やっぱり旨いですね。
今回の旅の途中、食べようとしても食べられなかったのが、つぶ貝。(初日の居酒屋で、目の前で焼きつぶが売り切れた……。)それがおすすめの中にあったので、飛びつくように注文した次第。
でもじつは、つぶ貝と言えば焼き、そして刺し身でしか食べたことがなく、寿司ネタとしては初めて。っていうか、あんなコリコリしている生のつぶ貝だから、口の中でシャリと離れすぎるんじゃと思った私が馬鹿でした。適度な薄さに切られたツブは、適度な磯の香りと巻き貝ならではの旨味がシャリと一体になって、かつ適度な歯応えも楽しめ、要するに寿司ネタとしても旨いんですね。
こちらはおすすめにはなかったものの、食べたかったので注文。ちなみに前回も食べてます。好物なので。
それで、甘みのある身は適度に締まり、これが、もう。何も言うことはございません。
【いかにら軍艦 143円】
【切り落とし軍艦 198円】
【生サーモン 297円】
これらは、レーンを回っているものからいただいた品。グランドメニューに無い品や、おすすめにも載っていない少量入荷品がレーンを回ることもあり馬鹿にできないのですが、これらも、レギュラーメニューには載っていませんでした。
で、とにかく急いで食べたので、チョイスが不十分(鮭が2皿。好きだけども……。)だったものの、どれも美味。
中でも、一番安い、いかにら軍艦が個人的にヒットで、生ニラのシャキシャキ感と辛みが、濃厚なイカ(とタレ?)の味とマッチ。これは出来たてをいただきたかったなぁ。
というわけで、どれも美味しくいただいたものの、列車の時間が気になり入店から10分少々で退店すること。本当に勿体無いことをしたなぁ、と。(だって、時間がなくて揚げたてだったカニのふんどしの天ぷらが食べられなかったし、今まさに旬の鱈(白子軍艦や昆布締め)も食べてないんですよ!!)
前回訪問時の教訓が全く生かされず、自分の阿呆さ加減(時間の読みもそうだし、無理な計画を立ててしまったことも。)が嫌になりますが、また札幌に来た時は、今度こそ時間を気にしないでゆっくりいただきたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和5年1月訪問
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