趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事でも少し書きましたが、この日は、新幹線イヤー2022のキャンペーンを利用しての日帰り旅。で、まず向かった先が、山形新幹線の終点、新庄駅。ここでお昼をいただくことになっていました
そこで最初にお伺いしたお店は、その昔、お店の存在を知って以来気になっていたこちらのお店。だって店名が「急行食堂」ですよ!奥羽本線と陸羽西線、陸羽東線が交わる(そしてその後山形新幹線も加わる)古くからの鉄道の要衝、新庄らしい店名じゃないですか。更には、前回新庄を訪れた時にいただいた当地名物のとりもつラーメンが、ここでもいただけると知ったので。
そんなわけで、駅からほど近いお店まで。昔、私が物心ついた昭和の頃、ある程度の規模の駅の近くには、いわゆる駅前旅館や駅前食堂があって、それが街の雰囲気を作っていた部分もあったのですか、令和になった今では残っているお店もわずか。そんな雰囲気が残る、個人的には懐かしい感じがする店内には、壁に隙間なくポスターやメニュー表、推しメニューの短冊、「急行食堂」と書かれた一枚板、昔の列車が車両側面に付けていた「急行」という種別板や車両の妻面についていた「日本国有鉄道」という銘板など、ほぼ隙間なく貼られていました。
またその中のメニュー表は、筆頭と思われる箇所には牛丼が書かれ、以下丼ものがいくつかそしてチャーハンときて、その次がラーメン類。これが店主さんのアイデアを次々商品化したような充実ぶりで続き、その後、焼きそば、酒類、そして、大盛りは100円増しという注意書きで〆。それ以外にも、短冊のみに書かれた品がいくつかあったような。ちなみに、いただこうと思っていた鳥もつラーメンだけでも、ノーマル、塩味、そして冷やしまであり、10月にもかかわらず暑かったこの日の気分的には冷やしかなと一瞬思ったものの、結局ノーマルな鳥もつラーメンを注文。店主さんが厨房に消えてから少し待ってから登場しました。
それでまずは見た目ですが、一般的なラーメン丼とはちがう器(メニューにそば・うどんの類は無いんですが。)に入っていて、ラーメン自体はスープと麺、そしてその上に鶏もつとネギというシンプルさが潔いですね。
で、早速スープからいってみたところ、動物系とも魚系ともつかないあっさりとしたベースに、軽く酸味を感じる醤油ベースの、どこか蕎麦つゆっぽくも感じられる味付け。(メニューにそば・うどんの類は無いんですが。)
また麺は、太めの縮れ麺で、わりと軟めの食感。このゆるっとした感じ、嫌いじゃないです。
そして具の鳥もつは、キンカン、ハツ、レバなど一通り入っているのが満足感あり。あっさりとした醤油味でさらっと煮たような味と食感でした。
というわけで、昔の駅前食堂っぽい雰囲気を堪能しつつ、当地名物のとりもつラーメンをいただくことができました。
ごちそうさまです。
令和4年10月訪問
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