趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
3泊4日の山陽・山陰乗り鉄旅も、あとは出雲縁結び空港から飛行機で羽田へと飛んで帰るだけとなりました。
それでこの少しばかし前のこと。旅行の計画を立てた時に見つけて楽しみにしていた松江市内の蕎麦屋さんに、炎天下、大汗かきつつ歩いて向かったものの、売り切れ早仕舞だったのか「本日休業」の札が。周りには替わりにいただけるようなお店はなかったので、仕方なく駅までまた歩いて戻り、予定よりも早めの空港連絡バスに乗ったということがありました。
ただ、まだ個人的に蕎麦欲は収まっておらず、しからば最後に空港で1杯いただこうと、先程大汗書いた服をトイレで着替えてからお伺いしたのが3階にあるこちらのお店。予定では、松江市内のお店でそばを2種類いただこうと予定していたのですが、この後のことも考えて、当地で食べたかったそばのうち、まだ未食だった1種類のみ、こちらでいただくことにしました。
それがこの、釜揚げ。これは当地独特の蕎麦の食べ方で、釜揚げうどんのように茹でたお湯、というか蕎麦湯ごと丼で供されるのですが、一般的な釜揚げうどんと違うのは、その丼にツユと薬味を直接投入していただくそうです。
ですがまずは、当地らしく黒くて太めのソバを1本、箸で取って啜ってみたところ、茹でっぱなしなのでモチっとした、どこか蕎麦がきを思わせるような食感。またソバ自体、蕎麦粉の存在感があるタイプというか、蕎麦の実自体の味がよく分かるかのようです。
次に、ツユを器に投入してからいってみたところ、ツユ自体は割子そばのように濃口醤油と甘みが効いた味付けもの。それが蕎麦湯で伸ばされるというか、当たり前っちゃ当たり前ですが、蕎麦湯飲みつつソバをいただく感覚になりますね。
ですが、薬味と共にそばをいただくと、これがまた面白いというか、かけそばとも、割子そばとも違う、素朴で力強い味わいに。こういう食べ方も良いな、思わせられます。
というわけで、新たな蕎麦の食べ方を知ると同時に美味しくいただいたのですが、日本三大蕎麦処のひとつとも言われる出雲の蕎麦を、もっと食べ歩いてみたくなりました。なのでまた当地を訪れる機会が生きているうちにあることを祈りつつ、使用機材の到着遅れで遅延した飛行機(今回の旅、予定通りいったのは3日目だけでした……。)で帰途につきました。
ごちそうさまです。
令和4年8月訪問
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