趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
旅の4日目。いよいよ最終日となった今回の乗り鉄旅ですが、この日は、朝イチに岡山駅から出雲市行きの特急列車に乗車。昨日、岡山から日本海側の鳥取に抜け、ルートは違えどもまた岡山に戻り、そして今日、岡山から再び日本海側の出雲市に抜けるというのは、乗り鉄ならではの阿呆らしい行程であるとの自覚はありますが、それはともかくとして、以前来たときとは全く変わった出雲市駅の改札口を出たとこにあったのがこちらのお店。
お店自体は、ここと出雲大社近くと出雲空港に3店舗出してることや、一般的ないわゆる駅そばのお店と違うことなどは事前に調べていて、ここで食べる予定は当初なかったのですが、ここでJRから当地のローカル私鉄である一畑電車に乗り換える際に時間があったのと、ここで食べとかなきゃ下手するとこの日、空港に行くまで食べ損なうという虫の知らせがあったので、お店に入ることに。
午前10時過ぎという中半端な時間帯だったものの、店内には大きなキャリーバッグを持った旅行者然とした人や、このご時世にもかかわらずアジア系の外国の方などが。
注文は店員さんに告げる方式で、お店のイチオシは、スサノオラーメンと名付けられた味噌ラーメンと、割子そば、そして当地のトビウオで作った野焼きという竹輪をセットにした、その名も「神話セット」という品。ですが、時間があるといってもそれほど余裕がなかったことと、ホテルでいただいた朝食がまだお腹に残っていたので、お品書きに「手打ち」と書かれたノーマルな割子そば(3枚)をいただくことに。
注文から、ソバを茹でる時間くらいちゃんとかかって登場したその割子そば。それで割子そば自体、個人的にいただくのは20数年ぶりだったりするのですが、まずは味見を兼ねて、色が黒くて幅が広めのソバだけを1本、何も付けずにいただいてみると、甘皮ごとひいたというソバは香りがあって穀物的甘みもあり、つなぎの効いたツルッとした口当たりとプリサクっとした噛み応えが。
次に、ツユだけを少量、一番上の割子にかけてソバを啜れば、当地の割子そばでは一般的という甘みの効いた味付けが絡みます。ちなみに、醤油は濃口がメインでしょうか?醤油自体の旨味も感じられますね。
あとは、薬味を適宜ソバの上に載せて一番上の段をいただき、終わったら残ったツユを2段目にかけ適宜薬味とツユを追加していただき、終わったら同様に3段目もいただくのですが、先述のとおり割り子ソバをいただくのは20数年ぶりだけど、その時と同様に、薬味の使い方には結構悩みました。
それでも最後まで美味しくいただいて、満足。っていうか、こだわりのある方には申しわけないけれど、お値段と立地を考えると、正直もう、割子そばはこれで良いんじないかと思ってしまったりして。でもこのあと、もう1軒いただく予定があるので、そことの比較も楽しみでごさいます。(と、この時は思いました。)
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
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