趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
旅の3日目の夜。岡山駅に近いところにある宿にチェックインしてから、前の記事であげたラーメンを腹に収めたものの、まだ午後8時過ぎだし、加えて旅の最終夜ということもあって正直飲みたい気分。で、コンビニで酒とつまみを買っても良かったのですが、一応、先程振られたこちらのお店をもう一度覗いてみたところ、その間にお客さんがちょうど掃けたタイミングだったらしく空席があり、「カウンターじゃなくテーブル席になってしまいますがよろしいですか?」と。
もとより席はこだわらないので、順序は逆になってしまいましたが予定通り一杯やっていくことに。
【生ビール(中) 530円(税抜き)】
【とり酢 220円(税抜き)】
【ガラエビ 420円(税抜き)】
そんなわけで、席に着いて直ぐに注文した第1陣の品々がこちら。
ラーメン食べたあとだったので最初から日本酒でも良かったのですが、この日の暑さにやられていたので生ビールを。
そして最初のつまみは、こちらのお店の名物という、とり酢。鶏肉は親鳥とのことですが、ひね鶏らしい歯応えと、噛むと滲み出る旨味は酒のつまみにピッタリ。合わせるのは、タマネギと青ネギ、そして春雨が下に敷いてありましたが、どれも相性が良かったです。また、この料理一番のキモだと思われるのが、三杯酢的なタレ。わりと甘みが効かされたこっくりとした味付けで、全体をしっかり取り纏めていますね。
それとガラエビは、「本日のおすすめ」黒板に書かれていた品。日本全国各地、ガラエビと呼ばれるエビはいくつかいるのですが、ここ岡山ではサルエビをそう称するそうで、当地の名物料理である祭り寿司にも欠かせない食材であるとか。これは塩ゆでしたものでしょうか?殻は薄くて気にならなそうだったので、角に気をけて丸ごとポリポリいってみたところ、これが。素朴だけど滋味のある味わいで、身にはしっかりとした旨味も。当地ではかき揚げなどでも食べられているそうですが、それも美味しそうですね。
【御前酒(一合) 350円(税抜き)】
【御前酒純米美作(一合) 500円(税抜き)】
【太刀魚塩焼き 770円】
【シャコ酢 370円(税抜き)】
生ビールは一瞬で消えてしまったので、当地のお酒にチェンジ。御前酒は多分普通種だと思うのですが、冷や(常温)でお願いしたところ、この日の気温から、ちょっとしたぬる燗状態に。そのせいか、エッジの効いた結構な辛口に感じました。
で、夏に常温を飲むのも悪くはないのですが、次に頼んだ純米美作と付いた御前酒は、しっかりと冷えた状態で登場。それでこれが旨かったというか、飲み口はサラっとしているけど、口に入るとしっかりと味があり、適度な引っ掛かりとともに身体に入っていく感。どのツマミにも合いました。
次に、太刀魚塩焼きは、これも「本日のおすすめ」黒板に書かれていた品。焼き物なので最初に頼んでおき、いい具合に酒が進んだ頃登場。で、早速いってみると、身はフワフワで脂が乗り、皮目はパリっと香ばしく。太刀魚自体、個人的にはたまに焼いて食べるくらいですが、家で焼いたものとは当然ながら違う、一段上の味わいでごさいます。
そして最後は、ものすごい品数のレギュラーメニューの中から、個人的に一番食べたいと思ったシャコ酢を。生まれてから殆どを海無し県の栃木在住なので、シャコなどは食べる機会が滅多にないのですが、子供の頃は(回るお寿司ができる前の話)好きな寿司ネタで、その後も機会があれば食べていたんですよね。で、こちらのは、三杯酢の味加減が良いというか、先程のとり酢とは違うキリッとした味わいで、シャコの味を引き立てています。それと、添えられたキュウリが蛇腹胡瓜だったのも良かったというか、こんなところで、こちらがしっかりしたお店であることを感じました。
というわけで、どれも美味しくいただいたというか、酒も肴も、正直なところもっともっといただきたかったものの、最近、酒が過ぎるとすぐ頭痛がすることもあり、気持ち的には8分目くらいで退散。でも今度また岡山に泊まる機会があれば、ホテルに早めにチェックインして開店と同時にお伺いして、ゆっくり酒と肴を味わいたいところです。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
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