趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
7月も終わり間際だというのに、開けたはずの梅雨が未だダラダラ続いているような天気が続く今日この頃。この日も、那須のお山は真っ黒な雲がべったりと覆っていました。
そんな中、冷やし中華を求めて、お山の様子を見ながら向かったのがこちらのお店。実は先月もそれ目当てでお伺いしたものの、期間限定メニューのお品書きに、冷やし中華は7月1日からとの文字を見て、捲土重来を期したというわけで。
お店には開店時刻の午前11時を少しだけ過ぎた頃に到着も、既に駐車場には車が多数。入店すると、タイミング的にギリギリだったようで、程なくして入店待ちも。いつ来ても感じの良い店員さんにカウンター席へと案内され、早速注文。といってもいただくものは決まっているので、すぐさま手を挙げて「冷やし中華」とだけ言えば良いものの、その際、つい130円増しの「大盛で」と……。
注文からそれほど待たずに登場した、お目当ての冷やし中華。最近の個人的冷やし中華の食べ方に従って、最初に麺とタレのみを少々。こちらのは、木製のスプーンが付いているのでやりやすいですね。
で、まずは麺。通常メニューでは太麺と細麺が選べるところ、この冷やし中華は細麺のみとなっていますが、茹でたあとしっかりと冷たく締められたそれは、ビヨンとした弾力感のあるコシというよりも、どちらかというと硬質な口当たりと歯応えが印象的。自家製麺されるこちらの麺は、細麺に限らず「グルテン」を感じるのですが、冷やすことによってそれがよりハードになるような気が。
次にタレですが、一見オーソドックスな酢醤油に甘みという構成かと思いきや、ちょっとひねたような風味も。これは使われているお酢のものですかね。味のバランスは、お酢同時に甘みも効いたタイプ。酸っぱ甘いだけではなく、まろやかな後味も感じられます。
それと具は、お品書きに「具材は仕入れにより変更になる場合があります」とありましたが、キュウリやトマトといった王道の夏野菜の他、本日はチャーシューが1枚に、煮玉子とメンマというところがラーメン専門店的。ちなみに、冷たい麺の上に載っていても、チャーシューはトロトロで、味玉の黄身もトロトロ。太いけど柔らかいメンマは、後味にゴマ油の風味が。あと、刻んだ紫タマネギというのが珍しく感じましたが、葷の風味とシャキっとした食感が実に良いアクセントになっていました。
また、辛子は添えられていませんが、卓上のラー油を使ったところ、そのゴマ油メインの香りがとてもマッチ。っていうか、こちらのタレは、ラー油を加えるようデザインされたんじゃないかと思える程でした。
というわけで美味しくいただいたのですが、中華料理店ではなく、自家製の麺をはじめとするアイテムがラーメン専門店の冷やし中華という感じを出していて、なんていうか、冷やし中華の奥深さの一端を垣間見た一皿だったといったら言い過ぎでしょうか。世の中には、ラーメンやつけ麺では無く、冷やし中華専門のマニアがいることは承知していますが、その気持ちが理解できたような気がしました。そうなると、自分の理想とする冷やし中華はどういうものか探求したくなってきますが、それよりも今はもっと、色々な冷やし中華を食べてみたいです。
ごちそうさまでした。
令和4年7月訪問
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