趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
出張3日目の昼。この出張でこの食事だけは事前に決められておらず、西明石駅から帰りの新幹線に乗る前に、鮮魚店や干物など海産物店、また食堂や土産物店が軒を連ねる「魚の棚(うおんたな)」というところで各自好きに食べて良いということに。ちなみにこの魚の棚は、かつて個人的に訪れたこともある明石城築城の際、かの宮本武蔵によって町割りされて誕生したとも伝えられる歴史ある商業地とのこと。
で、せっかく明石市にいるのだからまずは明石焼きとも言われる玉子焼きをいっときたいなということで、真ん中あたりから商店街に入ってすぐに目に入ってきたこちらのお店にお伺いすることに。
店内はほぼ満席で、店頭には入店待ちの人もいたのですが、すぐに席が空き店内へ。お品書きを見るまでもなく明石焼きを注文しましたが、こちらは明石焼きの他、当地名物の鯛を使った鯛茶漬けもいただけるようですね。
注文後、ちょっとだけ待ってから焼き立て熱々の明石焼きが登場。個人的に、玉子焼き(明石焼き)をいただいた経験は数えるほどなので、卓上に置かれたPOPに書いてある、五段階にわかれた「明石焼のおいしい食べ方」に従って食べていこうと思います。
それでまずは、「一、最初は出汁無しで、そのまま一つ」。
もっとも、そのまますぐに箸でつまんで口に放り込むと火傷必至なので、良くふーふーしてから口に入れたのですが、まだ熱々。それでも、玉子と出汁の優しい味わいがよくわかります。
次に、「二、出汁を付けて三つ」。
出汁は節系に昆布でしょうか?味付けうっすらという感じで、これは過去にいただいた明石焼きと同様。浸してからいただくと、単体でいただくよりも更に優しくなりますね。また、冷たい出汁を出すお店もあった記憶もありますが、こちらのは熱々。もっとも、冷たい出汁で急に冷ます食べ方よりも、温かい出汁のほうが、何ていうか、料理をいただいている感がありました。
次に、「三、出汁に"三つ葉"を浮かべて六つ」。
なので登場時に添えられていた、荒く刻んだ三つ葉を出汁に入れて味変。その独特の香りが合いますね。また出汁がちょっと冷めたこの段階で三つ葉を投入することにより、三つ葉に火が入らず、その食感がより楽しめるような気がします。
ただ、この食べ方で6つ食べてもよかったのですが、隣のテーブルの食べ慣れているっぽいというか、関西の方っぽい二人連れは、2人前注文し、登場したら片方に卓上のソースを大胆にかけていただいていました。なのでそれを真似、2つほど端の方によけてソース味でいただいてみたら、これも、また。個人的に一般的(できれば砂糖なし)玉子焼きにソースでも美味しくいただける人間なので、まったくもってアリでした。
再び美味しい食べ方に戻り「四、"抹茶塩"を明石焼に少しまぶして二つ」。
今度は、出汁から一旦離れて卓上の抹茶塩を少々振っていただくと、優しい玉子焼きに、舌に味をハッキリ感じさせる塩が加わることによって味のピント(って、カメラで写真撮る時の「ピント」(≒フォーカス、焦点とも)なんていう言葉は今どき死後なんですかね。)が合い、そこに抹茶がアクセントを加えることによって、わかり易くかつ乙な味わいに。
最後は「五、出汁に"抹茶塩"を少し浮かべて三つ」。
先述のとおり、塩味が加わると味がハッキリするのですが、それは出汁に入れても同様。何も入れない出汁だと、味をつけるというよりも出汁の風味を加えるという感じでしたが、塩分を入れることによって玉子焼きに味を付けて食べているような感覚に。で、この味、どこかで食べたことがあるなと思ったら、出汁と抹茶、三つ葉の組み合わせは、そういえばお茶漬けでしたね。
というわけで、15個もあったので、美味しく色々と堪能させていただきいただきました。
それで今回、ん十年ぶりに玉子焼きをいただいたことにより、この料理が好きなことを再認識。(個人的に玉子もタコも好物だし、粉物は更に大好きなので、当たり前っちゃ当たり前なんですがね。)いつか色々な玉子焼き(明石焼き)を食べ歩くことが、死ぬまでに一度やっておくリストに入った次第でございます。(そんな機会、頑張って作らないとなぁ。)
ごちそうさまでした。
令和4年5月訪問
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