趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
個人的には好きで、かつわりと食べ歩いている、栃木県北部のローカルメニューの「冷やし(ひたし)そば・うどん」ですが、有名なお店が抜けていました。
その事に気付いたこの日。バイクを大田原市内まで。
さすがに有名なお店とあって、駐車場は車の出入りが多かったというか、私の前を走っていたクルマも、こちらのお店の駐車場に入っていったのにはびっくりしました。
そこの隅の方にバイクを停め、個人的にはとても懐かしく感じるというか、私が生まれ育った頃の食堂の雰囲気を持つお店に入店。店内はテーブル席が4卓と小上がりが2卓あり、テーブル席は全て埋まっている状態でした。
履いていたのがブーツゆえあまり脱ぎたくはなかったものの、贅沢は言ってられないので小上がりに座り、お品書きを見たところ、食堂だけあってご飯ものもあるんですね。でも、食べる品は決まっていたので、それを大盛りでお願いしました。
それがこの、(冷やし)ミックス。冷やし(ひたし)自体、栃木県北の一部にしかないローカルメニューですが、更にそのうちの一部のお店は、その冷やし(ひたし)でソバとウドンの合盛りを提供していて、そのすべてが、私が知る限り「ミックス」という名前になっているんですよね。
で、こちらのは、ウドンの上にソバが載っているタイプ。
なのでまずは、ソバから、最初は何も付けずにいってみると、気取らない見た目の中にも、蕎麦の香りやシコっとした食感が良い感じ。
次に、ツユに浸けていただけば、これがまた。ツユ自体は、出汁感そこそこで、濃い口調油が全面に来てみりんの甘味が少ないスパルタンな味付けですが、そこに、かなり大きなかき揚げがコクを加えています。
またその天ぷらは、タマネギがメインでしょうか。香ばしく揚がって、かつ、ツユとの馴染みは良いものの溶けたりはしないので、ちょっとづつちぎってソバと一緒に口に入れると吉。また溶けないため、最後まで楽しめるのも良いですね。
で、ソバを概ね食べ終わったあとで、おもむろにウドンをいってみると、冷たく絞められたそれは、表面はツルっと感もあるものの、芯はガシっとした噛み応えが。これは啜るというよりもガシガシと噛んで味わうと良いタイプですね。そして噛めば小麦の味が広がります。
それと、麺の上に載っていたホウレン草が何気にフレッシュだったのも良かったというか。
というわけで、美味しくいただき、またお値段を考えるとかなりボリューミーだったので、その両方で満足いたしました。
また、帰りにブーツを履いていると、お店の方が「お手数おかけしてすみません」と。そういった、ちょっとした心遣いも嬉しかったです。
ごちそうさまでした。
令和4年2月訪問
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