趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
この日は先日に続いて、またさくら市喜連川でランチ。それで今回は、まちなかにある「街の駅本陣」というところへ。
ここはもともと、大正15年(1926年)に建築された旧喜連川警察署だったそうで、そのレトロな建物の中で食事がいただけるようになっています。
さすがは大昔でも警察署だけあって建物の中は広く、そこにゆったりとテーブル席がいくつかという感じ。
席についてお品書きを開くと、ほんと、様々という表現がぴったりなほど種類が豊富なメニューで、またランチタイム限定のセットものなんかもラインナップされている模様。ですが今回はその中から写真を見て一番気になった、「肉そば」というのをお願いしてみることに。
注文から暫しで登場したその肉そば。眼の前に置かれた時、上に炒めたと思しき豚肉とタマネギと、さらにその上にネギや天かす、刻み海苔などがこんもりと盛られたボリューミーなソバに目が行くのですが、ゴマが一面に浮いたツユから出汁の何とも良い香りが。運んできた店主さんと思しき方から「ツユにラー油を入れてお召し上がりください」と説明がありました。
そんな店主さんに逆らうのは少々気が引けたのですが、まず最初は、味が強いラー油は入れず、肉に接していない部分のソバを摘んでツユにつけていったみたところ、濃口醤油効いてるけど香りのとおり出汁感のしっかりした味わい。塩気と甘味のバランスは適度で、ツユの濃さはもりよりも薄め、当地でいう冷やし・ひたしくらいのの濃さでしょうか。
また細めのソバは、瑞々しい口当たり。啜った時のツルツル感はあるものの、それよりモチシコっとした食感と歯応えが印象に残りました。
それとソバの上には、先述のとおりたっぷりの豚肉とタマネギが。これらは醤油ベースの甘辛味が付いていて、これだけだとご飯に大変合いそう。
で、ひととおり味見が終わったので、いよいよツユにラー油を投入。
するとどうでしょう。そのラー油が仲立ちとなって、更には、ゴマ、ソバの上に載ったたっぷりの天かすとネギと海苔も手伝い、ソバとツユ、そして味の付いた豚肉(とタマネギ)が何とも良い感じのコンビネーションを発揮するではないですか。それを、夢中になってバクバクズルズルやってると、あっという間に完食してしまったという。
というわけで、美味しくいだき、お腹も、気持ち的にも満足させていただきました。
ごちそうさまです。
令和3年2月訪問
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