趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
この日は早朝に金沢を発ち、福井県をうろうろする予定。で、暗いうちから一仕事終え、福井鉄道の越前武生駅に着いたのは朝の8時前。次に列車に乗るJRの武生駅とは意外と離れていることに驚きながら、それでも10分とかからずに到着したところ、待合室の中に「今庄そば」があるのを発見。「本家」の文字が看板脇に書かれていました。
それでこの「今庄」と付く駅そば店。私が知る限り、北陸地方には2つあって、今回お伺いしたのは、北陸本線の今庄駅が発祥のもの。
大正7年(1918年)創業という、現在まで続いている駅そば店の中では相当古い部類(日本最古については、明治30年(1897年)代に軽井沢駅とか、明治39年(1906年)に一ノ関駅とか、例によって諸説あるようで。)で、当時、北陸本線の運転上重要な駅だった今庄駅で創業したものの、昭和37年(1962年)の北陸トンネル開通によって優等列車は今庄駅を通過するようになったため、今庄駅のお店は閉め、現在は福井駅とここ武生駅にお店があります。
で、この武生駅の今庄そばですが、こんなご時世にもかかわらず、日曜日の朝から営業されているではありませんか!
ここから乗る予定の列車の時刻まで10分くらい。ならばいけると踏んで、天玉そばを注文。店員のお姉さんはだいぶお年を召しておられましたが、素早い調理であっという間に登場しました。
それで早速ツユからいってみたところ、添えられた鰹節の良い香りを抜きにしても、出汁感がわりとあり、味付けに使われているのは薄口醤油がメインというのが、北陸地方でも西にある福井っぽい気も。天ぷらにも生卵にも負けないしっかりした味てすが、濃すぎないところが個人的にはとても良いですね。
また太めのソバは、個人的に好きな茹で麺。香り的に蕎麦食ってる感はありますが、ゆるふわっとしたどちらかというと柔らかめの食感です。でも、それ故の良さもあるんですよね。
そして天ぷらというかかき揚げは、揚げ置きで食感がフワっとしたタイプ。種は一般的なものですが、ツユとの馴染みは良く、生卵の黄身と絡めれば、これが、もう。
というわけで、少々慌ただしかったものの、良い雰囲気のなか、色んな意味で味わい深いそばを美味しくいただきました。
ごちそうさまです。
令和3年2月訪問
現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。
このブログの管理人
【ご注意】 このブログに記載された情報は訪問当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。あしからずご了承ください。
ツイッター
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カレンダー
アーカイブ
忍者ツールズアクセス解析