趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
週末のこの日、所用のため相方と国道294号を白河方面に向けて走っていたところ、ちょうどお昼時に差し掛かる頃、道の駅東山道伊王野のあたりに差し掛かりました。で、元々の予定では、白河市内でラーメンでもと思っていたですが、そういえばここの、水車で挽いた蕎麦が有名だったことを思い出し、急遽道の駅の中へ。
クルマを停め、蕎麦がいただける向かって左手奥の「水車館」に近づくと、このご時世のお陰でしょうか、店頭には、学校行事で使うようなテントが幾張が出されており、その下で蕎麦を啜っている人もいました。
それでまずは、「新そば」の貼り紙が多数貼られたお店に入ろうとすると、ガラス張りになった入り口のところで、蕎麦打ちの真っ最中。こちらのお店は、挽きたて、打ちたて、茹でたての、いわゆる三たて蕎麦がいただけるようになっているんですね。
で、サーモカメラで体温計測後、食券を購入すると、小上がりにご案内。それにしても評判通り人気のお店というか、私達の後ろからも、お客さんが続々と続いてきますね。
それで今回私がいただいたのが、この水車天もりそば。ちなみにこちらのお店で「水車」と付く蕎麦は、青刈りした実を使うため蕎麦も緑色となっているそうです。(店員さんに聞きました。)
で、はじめは何も付けずにソバだけ味わってみたところと、ソリッドな歯応えの中に、滑らかさのある触感があり、口中に広がる香りはフレッシュな新蕎麦なんだけど、良い意味で草っぽい感じ。そしてそれが、噛んでいるうちに植物から穀物に変わってくるような。これが、青刈りした蕎麦の味なんですね。
次からはツユに浸けいってみたところ、その当地標準の濃さ(江戸風のしょっぱいものではない)で、味付けは味醂の甘味がわりとの効いたもの。カエシは火入れしているタイプでしょうか?生醤油独特のカドが無かったように感じます。
そして天ぷらは、かき揚げとピーマンが半個分。当然揚げたてで、サっクりとはしているのですが、衣がややポッテリしていて、お店のというよりも「お婆ちゃんの天麩羅はやっぱの美味しいな」という感じの仕上がり。かき揚げはタマネギがメインでそこに香ばしい桜エビという、個人的には幼少時から家で食べている大変馴染みのあるタネになっています。
こちらは相方がいただいた品。
田舎そばとのことですが、確かにやや太めになっています。そしてよく見たところ、ソバ自体は挽きぐるみ的ツブツブ感がありますが、ベースは結構色白でしょうか。
それで例によって少々味見させてもらったところ、一般的な新そばのフレッシュな香りが、また。食感は密度感があり、太いので食べ応えもありますね。
というわけで、さすがは評判のお店という感じというか、美味しくいただき、満足いたしました。
ごちそうさまてす。
令和2年11月訪問
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