趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
【スーパースピードウェイ駐車場からスーパースピードウェイを望む】
この日は、昨日よりも30分早いゲートオープンに合わせてその分早く自宅を出発して、午前7時前にツインリンクもてぎに到着。昨日と同じスーパースピードウェイ駐車場に。既に5台程クルマが駐車中。昨日もスタンド入口に近いところに停められたのですが、今日は更に近かったというか。
7時30分に客席入場が可能になると、昨日同様、まずはグランドスタンド脇の階段をえっちらおっちら登って自席であるA指定席へ。ですが今日は、思うところあってすぐさまそこを後に。というのも今日最初はスーパーフォーミュラの第2回フリー走行なのですが、写真を取るならこのセッションしかないというわけで、昨日行ったZ席の反対側、90°コーナー内側にあるG席で写真を撮りつつ観ようかと。
【G席(90°コーナー付近からダウンヒルストレート方向を望む)】
【G席から90°コーナーを望む】
グランドスタンドから少々歩いて到着したG席。この日も朝から暑かったので、着く頃には全身汗まみれという状態に。ただ、昨日よりは雲が多く、それによって日が陰る時間は風が涼しく感じられます。
それはさておきこのG席ですが、コーナー内側にあることもあって、Z席よりもコーナリング中のマシンがよく見える気が。で、眺めは申し分ないものの、トイレが比較的遠く、飲食売店はZ席近くのキッチンカーかグランドスタンド付近に出ているお店頼みになってしまうのが。このへん、もてぎでは、眺め、トイレ、飲食共に全て満足する席はなかなかないので、どのへんを重視するかですね。
【No.1 ニック・キャシディ選手】
【No.3 山下健太選手】
【No.4 サッシャ・フェネストラズ選手】
【No.5 山本尚貴選手】
【No.6 福住仁嶺選手】
【No.7 小林可夢偉選手】
【No.12 タチアナ・カルデロン選手】
【No.14 大嶋和也選手】
【No.15 笹原右京選手】
【No.16 野尻智紀選手】
【No.18 国本雄資選手】
【No.19 関口雄飛選手】
【No.20 平川亮選手】
【No.36 中嶋一貴選手】
【No.38 石浦宏明選手】
【No.39 坪井翔選手】
【No.50 名取鉄平選手】
【No.64 牧野任祐選手】
【No.65 大湯都史樹選手】
と、話がそれましたが、8時から始まった20分間のフリー走行はあっという間に終了。その中で上位のタイムは、唯一の1分31秒台となる1分31秒675を出したNo.20 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL(以下、インパル)の平川亮選手(トヨタエンジン)。2番手が1分32秒017で、No.6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING(以下、ダンデライアンレーシング)の福住仁嶺選手(ホンダ)。3番手が1分32秒026で、No.39 JMS P.MU/CERMO・INGING(以下、セルモ・インギング)の坪井翔選手(トヨタ)。4番手が1分32秒216で、No.3 KONDO RACING(以下、コンドーレーシング)の山下健太選手(トヨタ)。5番手が1分32秒266で、No.1 VANTELIN TEAM TOM'S(以下、トムス)のニック・キャシディ選手(トヨタ)。全体的に、昨日出したタイムを上回っており、中でも昨年のもてぎの覇者である平川選手は、昨日から引き続き安定してタイムを出し続けている様子。またここにきて、昨年のシリーズチャンピオンであニック・キャシディ選手もタイムを上げてきました。また6番手以下では、15番手(出走全19台)までが1分32秒台のタイムを出しており、この後、スーパーフォーミュラ・ライツ第2戦を挟んでに予定されている予選の厳しさが予想されます。
スーパーフォーミュラのフリー走行終了からあまり時間がなかったので、スーパーフォーミュラ・ライツ第2戦も引き続きG席で観戦することに。
【No.36 宮田莉朋選手】
【No.37 小高一斗選手】
【No.50 阪口晴南選手】
それで時点で気温30度を超える中、14周で争われるこのレース。詳しくは公式サイトにレースレポートが上がっているのでそたらをご参照いただければなのですが、結果的にはポールポジションからスタートしたNo.36 COROLLA CYUKYO Kuo TEAM TOM'S(以下、トムス)の宮田莉朋選手が昨日の第1戦に続いてファステストラップを出してのポール・トゥ・ウイン。ほんと、その速さは印象的でした。そして2位には予選2番手からのスタートだったNo.37の小高一斗選手が入り、トムスがワンツーフィニッシュを達成。3位には予選4番手だったNo.50 B-MAX RACING TEAM(以下、Bマックス)の阪口晴南選手が入りましたが、それ以下のバトルもなかなか激しかった印象です。
一方マスタークラスは、予選クラストップのNo.30 BマックスのDRAGON選手が、予選クラス2位のNo.10 Rn-Sportsの植田正幸選手共にマシントラブルによりリアイアしてしまい、結果大きなミスなく走りきったNo.13 Bマックスの吉田基良選手が初優勝を飾りました。
スーパーフォーミュラ・ライツ第2戦を見終わったあと、急いでグラントスタンドまで戻り、更に大急ぎで朝食のカレーライスをいただいてから自席へ。これ以降は、最後まで自席で観戦することに。
それで自席に戻っての最初のセッションが、スーパーフォーミュラの予選。スターティンググリッドの15~19番手が決まるQ1、9~14番手が決まるQ2、そしてポールポジションから8番手を決めるQ3と、ノックアウト方式で進められます。また今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、レースフォーマットも変更になっているのですが、昨年まで土曜日に行われていた予選が、日曜日の午前中に行われることになり、また昨年までソフト、ミディアムの2種類のコンパウンドが持ち込まれていたタイヤはソフト1種類に。したがって、昨年の予選Q1でのミディアムタイヤ使用義務や、決勝時のタイヤ交換及び両タイヤ使用義務が廃止に。更にこのもてぎでは、決勝のタイヤ交換義務が無くなったため、予選の重要性がより増すことになりました。
今回最初に行われるQ1はA組、B組の2組に分けて行われ、走行時間は各10分。組分けは抽選によって行われ、参加全19台のうち、A組が9台、B組が10台に振り分けられ、それぞれ上位7台がQ2進出することに。既に気温は34℃を超え、路面温度は41℃に達しています。
まず10時5分から始まった最初のA組では、セッション開始直後にNo.5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING(以下、ダンディライアン)の山本尚貴選手が中古タイヤを装着して1周のみのチェック走行を行った以外は、各車待機。そして残り5分20秒過ぎからコースイン。最後に入った山本尚貴選手は1周、それ以外は2周かけてウォームアップした後、それぞれアタックラップに入りました。ちなみに、このウォームアップが1周か2周かでピットアウト時のタイヤの内圧が替わってくるらしく、スーパーフォーミュラって、セッティング一つとっても非常に高度なものなんですね。
で、その結果、1分31秒877のトップタイムを出してQ1を突破したのが、No.39 JMS P.MU/CERMO・INGING(以下、セルモ・インギング)の坪井翔選手。逆に、Q1突破できなかった2台は、No.16 TEAM MUGEN(以下、無限)の野尻智紀選手と、No.50 Buzz Racing Team with B-MAX(以下、Bマックス)の名取鉄平選手。野尻選手は金曜日の専有走行で1分33秒871の4番手タイムを出したものの、そこからいまいちタイムを詰めきれなかった模様。一方名取選手は、F3とのダブルエントリーでの代役参戦に加え、これまでの走行時間も足りなかったと思われるので致し方ないかなぁ、と。
次にA組終了後10分のインターバルをおき、10時25分から始まったQ1のB組では、先程のA組でも真っ先にチェック走行した山本選手のチームメイト、No.6 ダンディライアンの福住仁嶺選手に加え、No.7 carrozzeria Team KCMG(以下、KCMG)の小林可夢偉選手もコースインし、両者ホームストレートを通過せずにピットイン。その後、残り5分を揃った頃から各車コースインしだして、残り3分のところで福住選手が最後にコースインし、ウォームアップのあとアタックラップに突入。
その結果、コースレコードとなる1分31秒440のB組トップでQ1突破を果たしたのが、福住選手。逆に突破できなかった3台は、No.64 TCS NAKAJIMA RACING(以下、ナカジマレーシング)の牧野忠祐選手、No.16 ROOKIE Racing(ルーキーレーシング)の大嶋和也選手、No.12 ThreeBond Drago CORSE(以下、ドラゴコルセ)のタチアナ・カルデロン選手。特に牧野選手は昨日のフリー走行1で4番手、今朝のフリー走行2で8番手と悪くない順位だった上、通過したB組7番手のタイムとは1000分の3秒差と非常に僅差。ほんと、僅かなミスというよりも、アタック時のちょっとしたコンディションの差というべきタイム差という感じで。一方大嶋選手は新チームでの1カー体制での参戦と不利な条件のわりに、牧野選手と差がコンマ3秒あまりと健闘。タチアナ・カルデロン選手も金曜日の専有走行から2秒以上タイアップを果たしているので、スーパーフォーミュラのマシンに慣れれば、Q1突破も現実的に見えてくるのかな、と。
そしてQ1終了から10分のインターバルで始まったのが、この予選最大の激戦となるQ2。参加台数はQ1を突破した14台と多いにもかかわらず、走行時間は7分しかなく、うちQ3進出は8台のみという狭き門。このセッションも、コースオープンと共にダンディライアン勢の2台がコースインし1周のみ走行。その後、残り5分あたりから各車コースインし、ウォームアップ2周のあとでタイムアタックを選択。一方、No.65 ナカジマレーシングの大湯都史樹選手とダンディライアン勢の2台は、ウォームアップ1周のあとでのタイムアタックを選択しました。
その結果、これまでのセッションでのタイムを大幅に縮め、唯一の1分31秒0台となる1分31秒096を出してコースレコードを更新したのが、No.20 インパルの平川亮選手。このもてぎに入ってから安定してタイムを出してきましたが、ここにきて一気に爆発という感じで。逆にQ2を突破できなかったのが、No.6 ダンディライアンの福住仁嶺選手、No.18 KCMGの国本雄資選手、No.1 トムスのニック・キャシディ選手、Q1A組トップタイムだったNo.39 セルモ・インギングの坪井翔選手、No.15 無限の笹原右京選手、そしてNo.5 ダンディライアンの山本尚貴選手。うち山本選手以外はこのセッションで1分31秒台のタイムを出しており、また8番手と9番手のタイム差は100分の16秒と僅差。僅かなミスで天国と地獄が別れる、あまりにもハイレベル過ぎるQ2という印象でした。
そして最後は、Q2終了後から再び10分のインターバルをおいて、ポールポジションを決定するQ3が開始に。このセッションでは、開始直後にコースインする選手はなく、残り時間が5分20秒あまりから、各車コースイン。今回もNo.65 ナカジマレーシングの大湯都史樹選手のみウォームアップ1周を選択して、残り時間も1分を切ったあたりから、各車タイムアタックに突入しました。
【ポールポジションを獲得してインタビューを受けるNo.20 平川亮選手】
その結果、先程出したタイムを更に刻み、1分30秒083までコースレコードを更新したのが、No.20 インパルの平川亮選手。以下、ルーキーながらフロントローを獲得したNo.4 コンドーレーシングのサッシャ・フェネストラズ選手、3番手が同じくコンドーレーシングのNo.3 山下健太選手、4番手がこれまたルーキーのNo.65 ナカジマレーシングの大湯都史樹選手、5番手がNo.36 トムスの中嶋一貴選手、6番手がNo.38 セルモ・インギングの石浦宏明選手、7番手がNo.19 インパルの関口雄飛選手、8番手がNo.7 KCMGの小林可夢偉選手となりました。
それで決勝に向けては、平川選手とサッシャ・フェネストラズ選手のタイム差は0.3秒余りと大きく、これまでのセッションでも安定して好タイムを出し続けてきた平川選手の優位は揺るぎないと思う一方、2番手からはさほどタイム差がなく、更には、スーパーフォーミュラのマシンで決勝スタートするのが初めてとなるルーキーが上位グリッドにいるため、スタート時に起きるであろう混乱をどう切り抜けるかが、決勝の鍵になりそうだなぁ、と。ともあれ、コロナ禍の中、全日本クラスではじめての有観客レースとなる決勝が、とても待ち遠しいです。
スーパーフォーミュラの予選終了後、先程の朝食からあまり時間は経っていなかったのですが、この後のスケジュールを考えて、ここで昼食タイム。グランドスタンド近くのカフェレストラン オークで冷製パスタを。
【TCRジャパンサンデーシリーズ決勝スタート!】
【激しいトップ争い】
【3位争い】
その後、席に戻ると程なくして、TCRジャパンサンデーシリーズのフォーメーションラップがスタート。昨日のサタデーシリーズ同様、決勝は20分+1周で争われます。それで詳しいレースレポートについては公式サイトをご参照いただくとして、オーバーオールはポールポジションのNo.23 フォルクスワーゲン ゴルフ GTI TCRの松本武士選手と2番手のNo.21 アウディ RS3 LMSの篠原拓郎選手の争いとなり、松本武士選手がポール・トゥ・ウイン。ブロンズクラスは、予選でクラストップの3番手からスタートしたNo.34 ホンダ シビック TCRの下野璃央選手が優勝と、結果だけ見ると予選順位そのままのトップ3ですが、オーバーオール2台は終盤、サイドバイサイドの争いを展開し、ブロンズクラスも上位3台の争い、その後クラス2位争いがなかなかの迫力。TCRのワールドカップであるWTCRのような接触上等の激しいバトルこそありませんが、それに近いものは観ることが出来ました。
TCRジャパンサンデーシリーズの決勝終了後、次に始まるスーパーフォーミュラの決勝まで2時間近く空いているのですが、コース上では「スーパーフォーミュラ応援パレード」というイベントが。自分のクルマでコースを走れるというもので、参加は先着順の限定100台。軽自動車から高級車まで、スポーティーカーからRV車やワンボックスまで、また中には、昨日行われたN-ONEオーナーズカップに参加したクルマも混ざり、それらがとても長い車列を作ってのパレードとなりました。
そのパレードの間にも、スーパーフォーミュラ決勝レースに向けた準備は着々と進み、パレード終了後の13時30分、ピットロード出口が開いてウォームアップ走行が開始に。この時点でNo.50 Bマックスの名取鉄平選手は、残念ながらチームからリタイヤ届けが出されたため不出走に。流石にいくら若い名取選手でも、この時点で気温が40℃に迫らんとする酷暑のなか、1日に決勝レースを3回も走る(スーパーフォーミュラ1回にスーパーフォーミュラ・ライツが2回)のは無理だったようで。
そしてウォームアップ走行終了後、各車がそれぞれ、ダミーグリッド上に整列してエンジンを切っていきます。ここで一旦、中央エントランスのところにあるお店に行き、おやつのジェラートをいただいて、気持ちをクールダウン。
【ダミーグリッド上で準備するNo.20平川車】
【ダミーグリッド上で準備するNo.4フェネストラズ車】
ジェラートを食べて戻ってくると、グリッド上は既にスタートに向けた最後の準備が進められているようで。で、このあたりからが個人的に気持ちが高揚してくるところ。グリッド上では日本独特のしきたりであろう各チームの幟旗がはためき、マシンの周りで整備や確認が。またそんな中、レーシングドライバーのモリゾウことも豊田章男トヨタ自動車株式会社社長ももてぎまで駆けつけ、グリッド上でインタビューを受けていました。
【日本レースプロモーション中嶋悟社長による挨拶】
【エンジンを始動してフォーメーションラップを待つNo.15笹原選手とNo.5山本選手】
そしてスーパーフォーミュラの興業を主催する株式会社日本レースプロモーションの中嶋悟代表取締役社長のあいさつや国歌斉唱の後、ツインリンクもてぎエンジェルによって、スタート5分前のボードが掲示。ここから、スタートに向けての最終カウントダウンとなり、次の3分前ボードでドライバーとエンジン始動のためのチームクルー以外がグリッド上から退避。その次の1分前ボードを合図に各車のエンジンに再び火が入り、残ったチームクルーも退避。最後は15秒前のボードを掲げられた後にグリーンフラッグが振られ、14時15分、各車がスタート前に行う1周のフォーメーションラップに出発していきました。で、先程来高揚してきた気分が、この時、個人的に一番盛り上がるというか、特に今回は、コロナ禍のお陰で色々なものが現地で見られなくなって久しい中で迎えた約10ヶ月のスーパーフォーミュラ決勝レースを生で観戦できる喜びで、思わず熱いものがこみ上げてきたりしてして。もっとも、この決勝のスタートを迎える時点で、気温は何と40℃、路面温度は46℃と、物理的にも相当熱かった(暑かった)んですがね。
やがて1周のフォーメーションラップを終えた各車が、スターティンググリッドに続々と停止。最後尾のNo.12 ドラゴコルセのタチアナ・カルデロン選手が停止後、最後尾で態勢完了を示すグリーンフラッグが振られます。そしてスタートシグナルが1つずつ点灯していき、消灯と共に各車が一斉にエンジンを高鳴らせ、35周の決勝レースに飛び出して行きました。
【スタート直後にNo.4フェネストラズ選手をオーバーテイクするNo.3山下選手】
【1コーナーに向かう各車】
そこでポールポジションのNo.20 インパルの平川亮選手はトップをキープしたまま1コーナーに突入していったものの、予選2位からスタートしたNo.4 コンドーレーシングのサッシャ・フェネストラズ選手は初めてのハンドクラッチに戸惑ったのか若干動き出しが遅れ、代わって好発を決めたフェネストラズ選手のチームメイト、No.3の山下健太選手が2位に浮上。しかしその直後、平川選手に並ぶところまではいっても抜くには至りませんでした。また他の上位勢では、4番手からスタートしたNo.65 ナカジマレーシングの大湯都史樹選手が前にいたフェネストラズ選手の影響を受けたのかスタートで順位を落としたようで、代わって予選5番手のNo.36 トムスの中嶋一貴選手が4位に浮上。このあたりまでは目で追えたのですが、それ以下は1コーナー以降少々ごちゃついたくらいしかわからず、気が付くと5コーナー手前でNo.39 セルモ・インギングの坪井翔選手がコースアウトし、そのままリタイアになってしまいました。
それ以外の各車がファーストアンダーブリッジから消え、セカンドアンダーブリッジから戻ってきたところで、トップは相変わらずNo.20 平川亮選手、2位にNo.3 山下健太選手、3位にNo.4 フェネストラズ選手、4位にNo.36 中嶋一貴選手とトップ4は変わらず、5位に予選7番手だったNo.19 インパルの 関口雄飛選手、6位に予選8番手だったNo.7 KCMGの小林可夢偉選手、7位に予選9番手だったNo.6 ダンディライアンの福住仁嶺選手、8位に予選14番手からジャンプアップしてきたNo.5 ダンディライアンの山本尚貴選手というオーダー。No.65の大湯選手は接触でマシンにダメージを負ったのか、1周目にピットに飛び込んできました。
【4周目の1コーナーでNo.4フェネストラズ選手に迫るNo.36中嶋選手】
その後、上位4台は、3周目の最終コーナーでフェネストラズ選手がバランスを崩しホームストレートから1コーナーにかけてNo.36中嶋選手に並びかけられるものの、順位は変わらず。特にトップの平川選手は予選、決勝を通してマシンが決まっていたのか、昨年も勝ったこのもてぎで安定した周回を重ねていきます。
【21周目の3~4コーナーでNo.19関口選手に迫るNo.6福住選手】
一方5位以下は荒れ気味で、関口選手のペースが上がらず一時はレーシングスクール状態となり、最後は追い上げてきた福住選手と絡んでコースアウトからのリタイア(タイヤがパンクした由)。福住選手はその後も走り続けたものの、かなり広がってしまった4位とのギャップはなかなか縮まりません。
【(多分)34周目の最終コーナーでNo.20平川選手に迫るNo.3山下選手】
【チェッカーフラッグと優勝したNo.20平川選手】
【最終周にNo.5山本選手をブロックするNo.12カルデロン選手】
結局トップ争いは、途中から終盤にかけて山下選手がファステストラップを出して一時は僅差まで迫りましたが、No.20平川選手がその僅差すらコントロールしたかのように危なげなく走り切ってトップでチェッカー。2位はNo.3山下選手、3位はNo.4フェネストラズ選手、4位はNo.36中嶋選手、5位に福住選手が入りました。それ以下では、途中上位にいた小林選手や山本選手は途中でタイヤ交換を行ったため順位を落とし、替わりにNo.1 トムスのニック・キャシディ選手が6位に。7位にNo.16 無限の野尻智紀選手、8位にNo.38 セルモ・インギングの石浦宏明選手、9位にNo.64 ナカジマレーシングの牧野任佑選手、10位にモリゾウの激励が効いたのかNo.14 ルーキーレーシングの大嶋和也選手が入り、ここまでが選手権ポイントを獲得。それ以下では、代役参戦のNo.15 無限の笹原右京選手が途中でタイヤ交換を行ったにもかかわらず、最後は10位の大嶋選手に迫る速さを見せとても惜しい11位。12位は最終盤、背後に迫った山本選手を気迫のブロックで抑えたNo.12 タチアナ・カルデロン選手が入り、13位がその山本選手。14位がタイヤ交換後にファステストラップを出した小林選手。1周目のピットインが響いた大湯選手が4周遅れながら完走となり、No.18 KCMGの国本雄資選手は22周めにリタイアとなっています。
そんな平川選手の圧勝劇で幕を閉じた開幕戦でしたが、周回数が去年より短縮され、タイヤ交換義務がなかったおかげもあり、上位の順位の入れ替わりがない、いわゆる高速パレード的レース展開だったにもかかわらず、久しぶりに観戦した国内トップフォーミュラは、ひとことで言ってとてもカッコよかったなぁ、と。その速さとエンジン音はもちろん、トップ争いに派手なバトルこそ無かったものの神経がギリギリ張り詰めた駆け引きにシビレましたし、何よりも、このご時世のなかその走りを生観戦できだけで、やはり感無量。今年はこの後、第3戦のスポーツランドSUGOも生観戦する予定ですが、それがとても楽しみになりました。
【優勝したNo.20平川選手とインパルの星野監督】
【表彰式】
その後、各車ゴールからクールダウンラップを終え、ホームストレートに戻った後、表彰式。その前に行われたインタビューでの、熱い星野監督とは対照的に、平川選手はとてもクール。また、3位に入ったフェネストラズ選手は、スーパーフォーミュラデビュー戦で嬉しい表彰台獲得。昨年の全日本F3王者の力を見せつけましたね。それと2位の山下選手は、この前にヨーロッパのレースに参戦し、本来14日間の自主隔離期間中だったため、コンドーレーシングの近藤真彦監督が替わって表彰式に登場。大いに盛り上げてくださいました。
【スーパーフォーミュラ・ライツ第3戦決勝スタート!】
【優勝したNo.36宮田選手】
スーパーフォーミュラの決勝が終わり日が傾いてきた中、レース余韻に浸っていると始まったのが、この週末最後のレースであるスーパーフォーミュラ・ライツの第3戦決勝。スタート順は、昨日行われた第1戦の成績に基づいて、No.36 トムスの宮田莉朋選手がポールポジションを獲得。その宮田選手がスタートから飛ばし、3戦連続でファステストラップ付きのポール・トゥ・ウインを達成。このもてぎでの3戦で稼ぎうる最大の選手権ポイント(決勝1位3回、ファステストラップ3回、予選ポールポジション2回)を獲得しました。ちなみに、このもてぎでの3戦は、冠スポンサーの「GOLDEX mobile」から優勝者には副賞としてスマートフォンが贈られることになっていたのですが、宮田選手は3台のスマートフォンを持ち帰ったのか気になるところです。
そして2位は、2番手からスタートしたNo.50 Bマックスの阪口晴南選手が、3位には4番手からスタートしたNo.37 トムスの小高一斗選手が入り、一方マスタークラスは、午前中の第2戦終了後、エンジン交換を行ったためペナルティで最後尾からのスタートとなったNo.30 BマックスのDRAGON選手が、同クラスの2台を抜いて優勝を飾りました。
これまで、時系列順にサーキットでのあれこれを書いてきたのですが、最後に、今回の2日間でいただいた食べ物ネタをまとめて時系列順に。それにしても、ツインリンクもてぎは供食態勢がとても充実しているというか、自前の常設店舗のほか、各サーキットを回って営業されている業者に加えて、地元栃木県の飲食店や食品製造業者が臨時出店されているんですよね。
まずは土曜日の朝食にいただいたのが、前回にもてぎを訪れた時にもいただいた、グランドスタンドの最終コーナー寄りにあるこちらの出店(でみせ)。店名のとおり、各種ソーセージ類とそれを使ったホットドッグ類、そしてビールやソフトドリンクの他、夏場だけあってかき氷類(中にはとちおとめのソースを使ったものも)も販売されていました。
で、今回いただいたのが、「人気No.1」と書かれていたこちらのチリドック。味的には、こういうところでいただけるホットドッグでは最上級だと、個人的には思っていますが、歯応えのあるパンや、丁度いい辛さのチリソースはもちろん、何といっても、プリっとした歯触りで、中がとってもジューシーなソーセージが、もう。今回も満足させていただきました。
次に土曜日の昼食にいただいたのが、今回初めてとなる、グランドスタンドの最終コーナー寄りにあるこちらの出店(でみせ)。とりあえず看板に書いてある文字を店名としてしまったのですが、間違っていたら申し訳ない。ちなみに「大兼」で調べると、茂木町の製麺所が出てくるのですが。で、今回は、うどんやそばの他、ソフトドリンクとかき氷が販売されていました。
それでいただいたのが、この冷したぬきそば。そばは冷凍麺だったと思うのですが、お陰で冷しらしいしっかりした歯応えがあって、香りもそこそこ。つゆはキンキンに冷えた、通常のかけづゆよりも味が濃いものだったのですが、先述のとおりこの日は大変暑かったので、そのしょっぱさが大変ありがたかったです。
その次は、土曜日の午後にいただいた、中央エントランス付近に出店されていたキッチンカー。宇都宮市にあるお店がざされているようですね。で、アフリカ豆を使用した水出しのアイスコーヒーの他、アイスカフェオレ(牛乳の割合で2種類)、とちおとめを使ったソフトドリンクやマフィンも販売していました。
それでいただいたのは、水出しのアイスコーヒー。ちなみに、レギュラーサイズ(450円)もあったのですが、ラージサイズをば。で、一口飲めば、私のようなコーヒーにあまり詳しくない人間でもわかる、水出しならではの雑味のなさ。コクもあって、これは美味しいですね。もし次、寒くなった時期にもてぎを訪れることがあり、その時お店を出されていたら、その時は今回販売していなかったホットコーヒーを、是非ともいってみたいと思います。
日付が変わって日曜日の朝食は、グランドスタンドフードコート近くに出店されていた、「チキンレッグカレー BBQカレー」の看板が目立つこちらのお店。調べたところ、益子町と宇都宮市にお店があるようで。で、商品はは看板の2品のほか、カレーライスにビールとハイボール、ソフトドリンク。そしてからあげにポテトというラインナップでした。
そんな中から、看板メニューと思われるこちらのチキンレッグカレーを。で、これがまた美味しかったというか、カレー自体はマイルドな辛さなものの、野菜やスパイス類の深い味わいが、もう。そしてそこに、スプーンで突つくだけで骨から肉が外れる、ホロホロに煮込まれたチキンレッグがドンと1本加わって、これが、また。これもこの手の場所でいただけるカレーのレベルじゃないと、個人的には思いました。
日曜日の昼食は、中央エントランスとグランドスタンドの間にある、ツインリンクもてぎ常設のこちらのお店。レギュラーメニューはハンバーガー類やカレー類、唐揚げ、ポテトにチーズスティック(あと、ソフトドリンクとビール)なのですが、今回は50食限定となっていたこちらの品を。というのもこのメニューの告知がポスターでしてあったのですが、前日の土曜日、気が付いた時にはそこに「完売」(だったかしら?)と書かれていたもので。
それでトマトソースが絡まったパスタ(スパゲティのらいの太さ)の上には、鶏肉と、パプリカやズッキーニ、アボカドなどの野菜類が載り、バジルソースがかかっていました。で、パスタは冷製故にどうしても茹で置き感が出てしまいますが、トマトソースや野菜の味付けは程よく、そこに時々バジルがアクセントとして加わるという味わいが悪くなく。飲み物はキンキンに冷した白ワインでも欲しいところでしたが、セットのジンジャーエールで我慢しました。
最後は日曜日の午後、おやつをいただいたこちらのが、中央エントランスのところにあるこちらのお店。栃木県内のジェラート店、「ジェラートマスモ」「Dolce Miele(黒田養蜂店)」「Gelato & Caffe 伊澤いちご店」のジェラート類や、それらを使ったスイーツ類、ソフトドリンク類が販売されていました。
【ダブル(上:DOKIDOKIラムネ、下:ゆずレモン) 450円】
特に意識しないで選んだら、どちらもジェラートマスモのになってしまったこの2品。「ツインリンクもてぎ限定」と書かれていたDOKIDOKIラムネは、名前のとおりラムネ味のジェラートに、色んなフレーバーのチョコクランチが入っている楽しい一品。「KIDSにおすすめ」となっていましたが、齢五十のオッサンでも美味しくいただけました。そしてゆずレモンは、ちょうど良い酸味と柑橘の風味がとても爽やか。また柚子の皮の刻んだものが、香りと食感のアクセントになっていました。
というわけで、2日間に渡ってツインリンクもてぎに通いつつ、全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦をはじめとするレースを見たり、その合間に飲み食いをしたりと、こんな状況下ですが昨年11月以来のサーキットを大いに堪能することが出来ました。で、もてぎにはこの後、11月にスーパー耐久を観に行く予定なので、その時も大いに楽しんできたいと思います。
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