たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県宇都宮市 村岡屋 本店

 この日は所用で宇都宮からの昼食となったのですが、その際に時間的に余裕をもたせたのは、久しぶりに、行列店のこちらのお店にお伺いしたかったから。

 お店には午後1時近い頃に到着したところ、そんな時間でも店外待ちが数名。もっとも、今回は時間に余裕をもたせたことが幸いして、店内で食券を買った後、余裕で待つことができたのですが、さほど待たずに店内にご案内。なので消毒して店内に入ると、相席となるテーブルには個別の仕切りが設けられ、しっかりとこのご時世の対策がなされているよう。常に混雑しているお店ですが、これなら安心して食事が楽しめますね。

【TKM(250g・鰹) 700円】
TKM(250g・鰹) 700円

 それで今回メインでいただいたのが、TKG好きの自分的にはずっと気になっていて、加えてこの日の暑いくらいの陽気にぴったりだったTKM。麺量は同価格で250gと350gが選べ、また味のほうもレモン、鰹、かき揚げ、ラー油と4種類から選べるようなのですが、今回は250gと鰹でお願いしました。

 食券提出からあまり時間をおかずに登場したのは、一度茹でた麺を締めた後、冷蔵庫でキンキンに冷やしているからでしょうか?で、まずは麺とタレ、生玉子と鰹節を全体的に混ぜようとしたところ、それだけでわかる麺の強(こわ)さ。それによって全体を絡めるのに一苦労しつつその麺を口に入れると、しっかりと冷たい極太の麺は、ソリッドな硬質感のなかにグミモチシコっとした食感が。最近体力の低下が著しい私のようなオッサンだと、噛むのに顎が疲れるほどですが、だが、そこが良いというか、噛みしめるほどに、麺自体の味をしっかりとした小麦の味を感じることが出来ます。またそれに絡まるタレは、醤油味ベースだと思ったのですが、冷たい麺に生卵という組み合わせでも、そのタレと鰹節の風味・旨味で、生卵の生臭さを上手く消してコクとまろやかさを引き出す、何とも良い塩梅になって。もっとも、卵そのものも相当良いものを使っておられるというか、この卵ならこの麺に負けないなと思いましたが。あと、混ぜずにちょいちょい付けていただいたワサビのアクセントも、実に良く合っています。そして麺を食べ終えてタレが少々残ったところに、こうなることを見越して、後述するポクステ丼のご飯を二口程残しておいたものを投入。それも、間違いのないブラボーな味でした。

【ポクステ丼(小) 330円】
ポクステ丼(小) 330円

 こちらは、一緒にいただいた品。ご飯の上には低温調理されたであろう豚肉が載り、その上にタレがかかっているという感じで。で、その豚肉ですが、とってもジューシーかつ噛みごたえのある仕上がり。良い肉喰ってるぞ感がすごいですね。またタレはタマネギベースの醤油味でしょうか。甘味の効いた味付けで、それがご飯と相性よくしているような。あと薬味的白ネギも豚肉のコッテリ感と合い、更にアクセントにはコショウでしょうか?後口に、それっぽい痺れを感じたような気がしました。

 というわけで、どちらも美味しくいただき、満足させていただきました。そしてそれと同時に、以前いただいたことがあるつけ麺も味が進化したと聞きますし、この日は品切れとなっていた汁なしなど他にも気になる品がありますので、また機会を作ってお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。

令和2年6月訪問

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