趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
1ヶ月以上更新をお休みしてしまった当ブログですが、今日からまた再開したいと思います。
で、休止前は、1月下旬に岐阜県や愛知県あたりをウロウロとした時の記事が続いていたのですが、再開後もその時のことを。そもそもその旅のもう一つの目的が、愛知県と岐阜県にかけ全国の私鉄のなかで2番目の路線延長を持つ名古屋鉄道に乗ることだったので、その乗車記を、これから暫くの間続けさせていただきたいと。
それでその1回目は、今回の旅の計画について。
2年前の夏、名古屋競馬場から始めた全国の地方競馬場を巡る『旅うまチャレンジスタンプラリー』(地方競馬全国協会主催)なのですが、昨年初秋に訪れた北海道の2場、帯広競馬場と門別競馬場を終えた時点で、残すは岐阜県にある笠松競馬場と、兵庫県にある姫路競馬場の2場となりました。
と、競馬ネタの記事のような書き出しで始まりましたが、次にお伺いするのは笠松競馬場。ついでに、競馬場のすぐ脇を通る名古屋鉄道(名鉄)に、今回はしこたま乗ってしまおうかと。
きっかけは競馬場に行く計画を立てる時。夜行バスで早朝名古屋に到着してから競馬場に向かうと、競馬場の開門時刻まで時間が余るので、その間の時間つぶしに名鉄に乗ろうと調べ始めたところ、これが意外と乗れるというか。それで更に調べたところ、元々予定していた夜行バス1泊現地1泊の旅程を丸1日とちょっと延ばすだけで、名古屋鉄道の旅客営業路線全444.2kmに乗れてしまうではありませんか!
もっとも、これでは何のために旅に出るのか主客転倒も甚だしいし、乗れるからといって乗ってしまうのもいい年をした大人としてはどうか(仕事を余計に休むことにもなりますしね。)と思うのですが、ただの鉄道好きの子供だった昔から普段全く接点のない名鉄というのはある種憧れの対象で、当時から是非とも乗ってみたいという思いを抱くようになり、その後自分一人であちこち行けるようになってからは、実際に乗るために何度か当地に足を運んだこともあったんですよね。(その際、現在も残っている路線では、各務原線と犬山線、名古屋本線の一部に乗車。)で、個人的に色々あって乗り鉄どころではない時期もあったのですが、今なら可能なので、もう、乗るしかないな、と。
それで実はこの旅というか乗り鉄。当初の予定では昨年(令和元年)10月10日から13日にかけて実施する予定でした。その計画だと(ここから先、路線名の羅列になるので、面倒な方は次の段落まで読み飛ばしてください。)11日金曜日の早朝、名古屋の金山駅に夜行バスで着いた後、笠松競馬場に向かいつつ津島線、尾西線、竹鼻線、羽島線を踏破。笠松競馬場で最終レースまで勝負した後は一度岐阜まで行き、名古屋本線で名古屋に戻って一泊。翌12日土曜日は早朝から小牧線、広見線を踏破したあと、新可児駅から土日運転の名鉄で最長距離を走る特急列車に乗って犬山線と残りの名古屋本線を踏破しつつ一気に豊橋まで行き、豊川線、蒲郡線、三河線、豊田線、瀬戸線を踏破。再び名古屋で一泊して翌13日の日曜日は常滑線、築港線、河和線、知多新線と乗った後、一度名古屋を経由して岐阜まで行き、各務原線、最後に新鵜沼駅から特急ミュースカイ号で空港線を踏破。中部国際空港発の飛行機で成田空港まで帰るという乗り継ぎも、全部調べていたんです。
そして夜行バスや飛行機、宿の手配を済ませ、更には前日に荷造りまで終えて、あとは10日の仕事が終わってから夜行バスで出発するだけという状態だったんですが、ハギビスこと(令和元年)台風第19号が来たお陰で、出発当日になって全日程をキャンセルすることに。もっとも、もし台風の中行ったとしても、12日は台風の影響で名鉄が朝から運休になっていたので、乗り鉄どころではなくなっていたのは間違いないところでしたが。(台風が本格的に接近する前だったので、11日の競馬はやっていたようでしたが。)
しかしながら、冒頭に書いた『旅うまチャレンジスタンプラリー』の期限が令和2年3月いっぱいなので、それまでには笠松競馬場に行く必要があるし、そして何よりも、すっかり名鉄に乗る気になっていたので、できれば可及的速やかに再度計画を立てて行きたかったのですが、(令和元)年内は色々と予定が立て込んでいて無理。年明けも、2月中旬から3月下旬の平日(ちなみに笠松競馬場で競馬が行われるのって、基本平日なんです。)は仕事で身動きが取れなくなるのが確実だったので、1月下旬に半ば無理やり行くことにしたのですが、それによって以下の不都合が出来てしまいました。
まずは日中の長さの問題。例えば、名古屋市の日の出・日の入り時刻が、元々乗り鉄を開始する予定だった(令和元年)10月11日は5時54分・17時24分だったのに比べ、実際に今回行った(令和2年)1月23日は6時58分・17時11分と、特に日の出の時刻が1時間も遅くなってしまうんですよね。これは、列車に乗る、特に初めて乗る路線では景色を楽しみたいという、乗り鉄のこだわりからすると結構な問題だったりします。
そしてこれは少々マニアックな話になるのですが、名鉄で是非とも乗っておきたかった5700・5300系という車両が、12月21日をもって廃車になってしまったという。現在、名鉄の特急専用車を除く車両は、3扉(1両の片側のドアが3箇所)か(地下鉄直通用の)4扉のいわゆる通勤型車両なのですが、この形式は急行用として製造された2扉クロスシート車。しかもうち5300系は、使用している台車やモーター(主電動機)などの機器が昭和30年代に製造された車両からの流用品だったりするんですよね。なのでこの知らせを聞いたときは、改めて台風19号が憎くなりました。
もっとも、嘆いてみても今更どうしようもないし、逆に帰り道、中部国際空港発の飛行機を遅らせることができた=余計に乗る時間を確保できたので、その増えた時間でどこを余計に乗るのかギリギリまで乗り継ぎを検討。だからといって名鉄で乗りたいすべての列車は到底盛り込むことは出来なかったのですが、それでも、当初の計画よりはある程度納得がいく、以下の計画ができました。(ここからまた路線名の羅列なので、面倒な方は次の段落まで読み飛ばしてくださいませ。)
計画段階では、2日目に名鉄が誇る?迷列車(複数回の増解結、複数回の列車種別変更、一部停車駅でのドアカット、特別停車、元は急行列車なのに途中で後続の急行列車に抜かれるという)774列車に乗る案や、当初の予定でも組み込んでいた名鉄で最長運転距離の特急列車に乗る案もあったのですが、後の行程が厳しくなったり、他にやりたいことを組み込んだりする為に泣く泣くカット。それとは逆に、当初の計画では諦めていた特急のパノラマsuperや全車一般車特急の全区間乗車を組み込むことができ、また以前から乗りたいと思っていた、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)も計画に入れることが出来ました。
というわけで、まだ名鉄に乗っていないのですが、とりあえず今回はここまでで。それで次回からは、実際に乗った記録が続きます。
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