趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
旅の一日目。この日予定していた行程を全て消化して、名鉄岐阜駅近くの宿にチェックイン。大きな荷物を部屋に置いただけで即座に出てきたのは、これからお伺いするお店に並ぶため。というのも岐阜市というかJR、名鉄双方の駅近くには、個人的にこれまで何度か泊まったことがあり、その度に行列が気になっていたお店が有るんですよね。
宿からほど近かったそのお店には、午後6時の少し前に到着したところ、20人まではいかなかったと思いますが、結構な長さの行列ができていました。で、その最後部に付いて並ぶこと暫し。列の前方には、地元の人っぽい家族連れもいるにはいたのですが、大半が観光客というか一見さんっぽい人達のよう。そして不思議なのは、私の後ろに並ぶ人がなかなか現れなかったこと。それが何故かと判ったのが、並び始めて30分以上経った時に、ようやく私の後ろに並ぶ人(いかにも観光客といった感じのグループ)が出来て暫く経った時のこと。お店の方が注文を取りに来たのですが、その際、お店の一番のウリであろう餃子が、残り僅か(具体的に残り何食)という話が聞こえてきました。こちらのお店は、提供する餃子の食数を絞って営業されているようで、どおりで、地元の人は時間帯と行列の長さから判断して「餃子はもう食べられない」という感じで行列には並ばないようだと、一人合点した次第で。
それで話は戻って、行列に並び始めて暫くした頃、行列の長さが一向に短くならないことに気が付きました。はじめは、開店から30分位経った時に並び始めたものだから、開店と同時に一気に入った人達の分でなかなか行列が進まない=それが捌ければ一気に進むのかなくらいに思っていたのですが、それにしては、お店から出てくるお客さんのペースや数が極端に少ない様子。それに加えて、並んでいる時に何となく店内の様子を見ていたところ、店の奥の窓側テーブル席に陣取ったグループ客が、延々と酒類の注文を繰り返しているではありませんか。さほど広くないお店でこういうお客さんがいるということは、お店の回転率は相当落ちてしまいますよね。
そんな中、並び始めて2時間半近く経った頃、ようやく店内へとご案内。件のグループ客はまだお店の奥で盛り上がっており、その近くに案内されたらどうしようかとも思ったのですが、幸い、入口近くのカウンター席へ。1人あたりのスペースは、私の体格が良いせいか(特に前後方向に)かなりコンパクトな感じがします。で、注文は2時間ほど前に済ませてあったので、席について程なく、出来たものからという感じで続々と登場しました。
【瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶) 550円(税別)×2本】
なのでまず登場したのは水代わりの瓶ビール2本。行列店ゆえ追加注文できるかわからなかったので予め2本頼んでおいたのですが、その後前述のとおり酒類だけでも追加できることが判明。ただ注文はそのままだったので、こういう事になった次第で。
そのビールと共にまずいただくのは、突き出し的にすぐ出てくるだろうと注文しておいたこちらの品。ザーサイ自体の塩気は強くなく、そのコリコリとした食感に、山海ぶしというかかつお梅的味わいの和え衣が絡んで、これがなかなかの珍味。これから来るであろう料理との相性も良さそうで良かったなぁ、と。
うめザーサイでビールを立て続けに何杯か飲んだ頃に登場したのが、お目当ての焼餃子。その際、店員さんからは「下味がついているので最初はそのままお召し上がりください」とのこと。個人的に餃子をいただく際、最初の1つは何も付けずにいくことにしているので普段どおりのいただき方なので言われずともそうするのですが、それはさておき、まず最初の一つを口に入れ、恐る恐る歯を入れてみたところ、厚みのわりにはしっかりとした食感の皮の中からピュルっと出てきたのは、しっかりと味のついた旨味の強いたっぷりの肉汁。また餡は豚肉がメインで、そこに野菜類もという感じなのですが、シャキッとした食感はクワイでしょうか?それがとても珍しく感じたというか、日本式の焼餃子ではなく、本場の点心的餃子という感じがしますね。で、2個めはお酢だけ付けたいと思って卓上のボトルを傾けると、出てきたのはお酢ではなく調味されたタレ。だったらそのままいただいたほうが良いかなとも思ったのですが、餃子が冷めてくる(入口近くだったので、入ってくる冷たい空気の所為でわりと速く……。)と、タレ付けた方が美味しくいただけました。
餃子とビールという組み合わせを楽しんでいると登場したのが、こちらの炒飯。パラっパラとしたご飯の仕上がりが本格中華料理店っぽいのですが、そのご飯と一緒に炒められている具は、プリっとした剥きエビの他、卵、長ネギとシンプル。味付けも塩コショウくらいだと思うのですが、それと共に相当濃い旨味を感じました。
で、これらを正味15分ほどで平らげて退店。(私一人早く出たところで回転が上がるわけではないのですが、ねぇ。)というわけで、ようやく行列店の味をいただくことが出来ました。ごちそうさまです。
令和2年1月訪問
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