趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
こちらは、以前矢板に務めていたという方に、ちょっと前に教えていただいたお店。その時は、お店で出される醤油ラーメンの味しか聞いてなかったのですが、今回初めてお伺いしようと思ったところ、お店に行くまでの道のりが結構凄かったというか。矢板の市街地から、ナビアプリの指示で山間部に入り、最後はクルマがすれ違うには厳しい幅員の道を行くこと少々でお店の看板を発見したという。
ここから更に敷地内の細い道に入ったところで、失礼ながら「熊さん」を連想させるような男性と遭遇。親切にクルマを停める場所を教えていただいたのですが、その方はなんと店主さんだったようで。それでクルマを降りてお店に入ると、これがとってもウッディー。しかも、流行りに合わせて取って付けたようなものではなく、本物の木の建物。その店内は、囲炉裏を囲むようなカウンター席がいくつかと座敷があり、「好きなところへどうぞ」とのことだったので、窓側の座敷席へ。木製の桟に捻子締りの鍵なんて、何時ぶりに見ましたかね。それで席に着いて注文なのですが、ちなみにこちらのお店のメニューって、ラーメンセット、ラーメン、カレーライス、焼きそばの4種類のみだったりします。
注文後まずお茶と一緒に出てきたのは、サービスのかぼちゃの煮物。ねっとり、ほっくりした食感に、しっかりと甘みの効いた当地らしい味付けが、個人的にはたいへん良かったです。
そのかぼちゃをいただいていると、注文した品々が登場。で、今回私がお願いしたのが、ラーメンとカレーライスがセットになったこちらの品で、まずいただくはラーメンから。大きめの丼には、油浮きのない澄んだスープがなみなみと注がれているのですが、それを早速いただいたところ、出汁はあっさり上品だけど動物系をメインにしたと思われる素材の旨味がしっかり出ていて、そこに味付けの醤油ダレが濃すぎず良い塩梅。そのままでも十二分に旨いのですが、卓上のブラックペッパーも合いますね。またそれに合わせる麺は、ちょっと懐かしい感じの中細縮れ麺で、モシャモチっとした食感。そしてバラ肉を巻いたチャーシューは柔らか。その味付けはあっさり目で、肉の味がよくわかります。あと半個入る味玉は、黄身が丁度良い半熟。こちらも味付けあっさりで、卵の味がよくわかります。更に、細いメンマは、コリコリの食感に、発酵味もちゃんと感じられる仕上がりでした。
そのラーメンの麺を食べ終わってから、いざカレーに。(余談ですが、カレーライスと麺類のセットって、同時に食べると口の中がカレーに持っていかれるような気がするので、個人的には麺を食べ終わってからカレーライスに取り掛かることにしてます。)で、ルーはタマネギがベースでしょうか?また矢板だけに名産のリンゴも使っているのでしょうか?詳細は不明ですが、自然な甘味があり、そこにスパイス感がしっかりとしているけど、辛味は抑えめ。また肉は牛スジでしょうか?野菜と共にほぼほぼ煮溶けている感があり、それらが渾然一体となって、何とも旨いですね。あと驚いたのが、セットに付いていた冷奴。この豆腐がまた旨いというか、密度感が凄く大豆の味も濃く感じました。
こちらは、同行者がいただいたラーメン単品。その同行者も気に入ったようで「美味しい」と言いつつ完食していました。
というわけで、どの品もとても美味しくいただいたのですが、同時に、どの品もとても丁寧に作られている印象。ほんと、場所に驚き、ラーメンに驚き、カレーに驚きという感じで。おまけに「食後にどうぞ」とみかんまでいただき、大満足でございます。ごちそうさまでした。
令和元年11月訪問
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