趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
旅の3日目、札幌駅から特急列車に乗って向かったのは、十勝支庁の中心地である帯広市。それで帯広市と言えば観光客的には豚丼が名物なのですが、地元の方から言わせると、豚丼は家で作ったものを食べるものだそう。じゃあ、何を外食するのかと尋ねると、個人的には家庭の味の最右翼だと思っている、カレーライスと言う答えが返ってくるらしいんです。(もっとも、あくまで聞きかじった話なので、真偽は不明ですが。)
その理由が、帯広市内を中心に複数のお店を出しているこちらのお店。当地では、カレーライス=インデアンという認識らしく、更には外食に加え中食、いわゆるテイクアウトも盛んになされている、しかも鍋持参でルーだけテイクアウトするという使い方がなされているんだとか。(もっとも、こちらもあくまで聞きかじった話なので、真偽は不明ですが。)
と、前置きが長くなりましたが、そんな帯広のソウルフードたるインデアンさん。個人的には帯広に何度か訪れているにもかかわらずいただいたことがなかったので、今回、初めて挑戦しようかと。それで市内に何店舗かあるなかで、JRの帯広駅からのアクセスが良いこちらのお店にお伺いすることにしました。
午前11時の開店に合わせてお店にお伺いしたところ、行列こそできていませんが続々という感じでお客さんがお店に入っている模様。続いて私も入店すると、広い店内で目立つのはU字型のカウンターで、他にボックス席もいくつかという感じ。カウンターの空いているところに着席すると、カウンターの中はカレーを仕上げる厨房になっていて、先客の注文をテキパキとさばいている最中ですが、辛さ増しの注文が入るとルーを温める小鍋にスパイスが足されたり、またトッピングのカツなど見事な包丁さばきでカットしたりと、その素早い動きは見ていて気持ちがいいくらいです。
そんな中、私の注文ですが、これについては事前に考えてありました。というのもこちらのお店は、メニューによって「インデアンルー」「ベーシックルー」「野菜ルー」という3種類のカレールーを使い分けるのですが、全部味わいたいけど3種類は無理。ですが2種類ならいけると思い、インデアンと野菜を辛さ増しやトッピングをせずに注文。カレーは飲み物なのでフルサイズでもいけるとは思ったのですが、どちらも注文時、ライス半分でお願いしたところ、店員さんから「お値段変わりませんが大丈夫ですか」と確認されました。
それで2品が登場は同時したのですが、記事的には、まずはインデアンから。「牛肉をふんだんに使い、数十種類のスパイスで熟成させた」というルーは、辛さ「普通」だとほとんど辛なく、一口目は安易に懐かしい味だななどと思ってしまったのですが、よくよく味わってみると、味に深みのあるスパイシーさが、もう。ほんと、決して平板な味ではなく、微かな酸味を感じるなど味に起伏が有り、味加減も絶妙です。
お次は野菜ですが、大ぶりにカットされたジャガイモ、人参、タマネギが入っているのが特徴的。で、こちらも辛さ「普通」だと辛味はほとんどないのですが、そこに更に、野菜から出た味が加わることにより全体をマイルドにして、とっても優しい味わいがします。
更にこちらのお店で特徴的なのが、卓上の薬味類とホットオイル。まずは薬味類ですが、王道の福神漬けに、個人的には懐かしい(昔、デパートの食堂のカレーで見た記憶がある)緑のシソの実漬け、そしてガリの3種類が。隣の若いお兄さんは、野菜カレーに緑のシソの実漬を大量に投入して食べていたのですが、一口真似して「なるほど、この食べ方はアリだな」と感心。そしてカレーの薬味としてはかなり珍しく感じたガリですが、その甘さと辛さが、こちらのカレーととても合うんですね。あとホットオイルは、振りかけると、余計な風味は加えずに辛味だけを足す感じがしました。
というわけで、比べつつ試しつついただいたのですが、インデアンも野菜も甲乙つけがたい美味しさでしたし、薬味類やホットオイルを加えてもまた。これなら、ルー3種類制覇できたかもしれません。ただやっぱり、たった一度いただいただけではもの足らないというか、注文時に辛さを増してみたいですし、カツやハンバーグ、シーフードなどといった豊富なトッピング類もいってみたいですし、そのトッピングとルーの組み合わせも色々試してみたい!ただそのためにはまた帯広に来る必要あるという。それでもまたいつか、帯広に来ていただいてみたいと思います。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
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