たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

旅のメモ 競馬観戦がてらLCCと豪華夜行バスの乗り比べ旅 【令和元年6月22~24日】

 これまで書いてきたとおり、(令和元年)6月22日から24日にかけて、競馬の『宝塚記念』を観に関西方面に旅行したのですが、例によってそれがらみ最後の記事は、旅のおぼえがきということで。


計画の話

 今回、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われる『第60回 宝塚記念(GⅠ)』を観に行くことになったのですが、関東、というか東京から関西方面に行く場合、交通手段の選択肢ってものすごく多いですよね。で、それらの中からスケジュールや予算に応じて取捨選択する必要があるところ、結論から言うと今回は、行きは飛行機、帰りは夜行の高速バスをチョイスしました。

 かつては数多の交通手段の中で一番高かった印象のある飛行機も、LCCの登場によって破壊的とも言えるくらい運賃が下がった一方、安さの代名詞だった高速バスも、ニーズの多様化によって高級なシートが登場し、その分運賃もそれなりにかかるものが増加。で、それを示すのが今回の運賃で、行きはLCC、帰りは高級シートの夜行バスとしたところ、以下のとおりに。

ジェットスター・ジャパンGK205便(成田国際空港-関西国際空港)
運賃(Starter)4890円+座席指定料金990円+支払手数料600円+施設利用料810円=合計7290円
ドリームルリエ102号(大阪駅JR高速バスターミナル-東京駅日本橋口)
プレシャスクラス(ネット割)14700円

 飛行機、バスともに申込時期などによって運賃の変動がある(特にLCCは大きい)ので今回実際に支払った額を比較すると、飛行機から見ればバスは約2倍、バスから見れば飛行機は約半分の運賃になりました。(もっとも飛行機は成田発、関空着なので、出発地によっては空港まで、目的地によっては空港からの運賃がかかるものの、それを除けばということで。)で、競馬がてらこの乗り比べをするのも面白かろうと思って今回のプランニングをした次第。

令和元年6月22日(土)

 この日は早朝に地元を出発し、JRで上野駅まで。そこで9時19発の京成電鉄スカイライナーに乗り換えて成田国際空港に至り、そこから11時45分発のジェットスター・ジャパン機で関西国際空港へ。関空からは、飛行機から乗り継げる一番早い南海電鉄ラピートで難波駅に出て、心斎橋近くの宿へという行程で。

【宇都宮駅に停車中の上野東京ライン普通列車】
宇都宮駅に停車中の上野東京ライン普通列車

 しかしながら、前日の断れない飲み会(しかも、食べ放題の微妙な焼き肉をしこたま食わされた。)が祟り、午前5時過ぎに起きた時には体調的に相当のバッド・コンディション。それでも一昨日に荷物は用意しておいたので何とか予定どおりに家を出て、最寄り駅からJR東北本線(宇都宮線)の宇都宮行き普通列車に乗車。宇都宮駅では7時ちょうど発の上野東京ライン小田原行き普通列車に乗り換え、上野までの道中、グリーン車で少しでも寝不足解消に努めようと思ったのですが思うように眠れず、また荷物になるからと上着的なものを持ってこなかったため冷房で身体を相当冷やしつつ、定刻の8時45分、上野駅に到着しました。

【朝食にいただいた小海老天そば】
朝食にいただいた小海老天そば

 上野駅で列車を降り、成田空港へと向かうべく今度は京成電鉄に乗り換えるのですが、その前に、別記事でも書きましたが、広小路口近くの立ち食いそば屋さんで小海老の天ぷらが入った暖かいそばで朝食を。体調はまだ優れないもののお腹は空いてきたのと、冷房で冷えた体を温めたかったもので。で、出汁感があまりなく濃口醤油が効いた味濃いめのツユに東京の立ち食いそばを感じつついただいてから、改めて京成上野駅へ。

【京成上野駅に停車中のスカイライナー19号(写真左側)】
京成上野駅に停車中のスカイライナー19号(写真左側)

 駅に入るとまずはライナーカウンターで、別記事にも書いた『京成×南海 特得チケット』購入。LCCを使うなどちょっとでも安く行くことを考えたら無料の特急や急行でも良かったのですが、折角お得なチケットがあるので使ってみようと。で、そのチケットを買う際、アジア某国から来たとおぼしき方がカウンターの窓口で何やら主張されていて一瞬焦ったものの、別の職員の方に対応してもらって事なきを得ることが。さらに今度はホームに行くと、乗車する時のマナーや、更には車内でのマナーも、外国から来られた方々に対して正直なところ少々気に障ることがあったりして。もっとも、日本人もそのへんのところ決して褒められたものではないし、個人的にも昨年台湾に行ってた時なんかは、こちらも全く逆の立場になっていた自覚はあるんですがね。と、話はそれましたが、スカイライナー19号は、定刻の9時20分に京成上野駅を発車。次の日暮里駅発車時点で席がさらっと埋まる程度の乗車率となったのですが、前回スカイライナーに乗った時よりも車内の外国人比率がかなり高かったです。

【第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ連絡通路】
第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ連絡通路

 体感的にはあっという間という感じで、定刻の午前10時1分頃(若干遅れたかも)、成田空港第2ビル駅に到着。ここから本格的に比較旅が始まるのですが、まずはLCCであるジェットスター・ジャパンということで、発着する第3ターミナルまで移動。改札口から地上に出て、そこから距離が600m程ある連絡通路を歩いて移動。第3ターミナルまでは無料の連絡バスもあったのですが、後学のためということで。で、数年前からウォーキングをたまにやるようになって、その程度の距離を歩くことは全く苦ではないのですが、途中の所々に残りの距離が表示されているのもあって、わりと楽に感じました。ただ、汗っかき故、歩いている途中からというか歩き終わった後しばらくの間吹き出し続ける汗でずぶ濡れになるのが嫌なんですよね。

【成田空港第3ターミナル内】
成田空港第3ターミナル内

 第2ターミナルを出てから歩くこと10分少々で第3ターミナルに到着。搭乗するジェットスター・ジャパンGK205便の出発時刻まではまだ1時間半近くあったのですが、それまでは出発ロビーで休むことに。で、既にオンラインでチェックインは済ませてあり、また受託手荷物もなく、更には買って機内に持ち込みたいものもなかったためさっさと保安検査所を通過しようと思ったところ、携帯に仕事がらみの着信が。詳細は書きませんが、まぁ、色々あるわな、ということで。で、保安検査所を通過後、先ほどの電話がらみの諸々を終えてから、通路を少々歩いて出発ロビーに。搭乗口から少々離れたところの椅子は空いていたので、そこに座って吹き出す汗をタオルで拭いつつ、暫し休憩です。ちなみに、出発ロビーにも売店はあり、飲食物を機内持ち込みしようとする場合ここが最後の砦となるのですが、ジェットスター・ジャパンは機内へのアルコール持ち込みを禁じていますので。(もっとも、今日は機内で飲むつもりはないですが。)

【ジェットスター・ジャパンGK205便に搭乗】
ジェットスター・ジャパンGK205便に搭乗

 やがて11時15分頃、搭乗が開始に。まずは介助が必要な方や幼い子連れなどの優先搭乗となり、その次に、非常口座席の案内に。今回、990円の追加料金を払ってエクストラ・レッグルームという名称のシート間隔が広い非常口座席を指定したのですが、ジェットスターだと飛行機にちょっとだけ早く乗れるんですね。ただ正直油断していた(このタイミングで乗れると思っていなかった)ので、慌ててゲートを通って小雨の中を搭乗。使用機材はLCCの定番、エアバスA320-200(232)型機です。その機内はLCCらしく革張りのシートがびっしりという感じで並ぶも、前述のエクストラ・レッグルームは圧迫感もなく、私のような太ったというか前後に厚みのある人間でも快適に座れますね。その後、CAさんから非常口座席の説明を受け、更にその後しばらくして通常の出発時の説明をしているところ、定刻の11時45分より少々早く機体が動き出しました。

【滑走路手前で見た日本貨物航空機】
滑走路手前で見た日本貨物航空機
【滑走路手前で見たアトラス航空機】
滑走路手前で見たアトラス航空機
【機内の様子】
機内の様子

 ただ滑走路手前は渋滞していて、そこで少々待たされたものの、その間、日本貨物航空のボーイング747-8F型機や、米アトラス航空の真っ白なボーイング747-400F型機など、羽田空港では馴染みのない機体が見られて楽しかったりしたのですが。で、機体が動き出してから焼く20分後の12時3分に滑走路入り、推力全開。そして12時4分、小雨の中をテイクオフ。その後、12時12分にベルト着用サインが消灯し、ここで機内販売があるのですが、特に買うものもなかったので(ただ、ジェッ太のぬいぐるみはちょっと欲しいかも。)スルー。また、関空から難波駅までの、南海電鉄割引乗車券(ラピート用が300円引きの1130円、乗車券のみのものが100円引きの820円となっていました。)も機内で買える(正確にはここで引換券を購入し、関西空港駅の南海電鉄カウンターで切符と引き換える。)んですね。ちなみに、アルコール類はLCCではない航空キャリアと同程度の価格(缶ビール350ml缶で500円)でした。

【着陸間際に見た景色】
着陸間際に見た景色

 30分ちょっとの水平飛行の後、早くも12時46分に降下開始と着陸態勢のアナウンス。12時54分にベルト着用サインが点灯し、13時14分にギヤダウン。右旋回しつつ降下して13時20分に最終着陸態勢のアナウンスがあった後、13時23分、わりと手荒にタッチダウン。誘導路を走って13時30分に機体停止。定刻は13時25分だったのですが、航空機は15分以内の早着・遅延であれは定刻扱いとなるそうで。ちなみに今回、ジェットスター・ジャパンに初めて乗ったのですが、機内持ち込み荷物が7kgまでだったりするLCCのお約束に加え、アルコール持ち込み禁止という独自ルールはあったものの、予約からチェックイン、そしてこの搭乗も含めて、当然ながら全く問題なかったというか。むしろ、CAさんの丁寧さなど、良く感じた部分も多かったりして。多分遠からず、もう一度お世話になると思いますね。

【関西空港第1ターミナル内】
関西空港第1ターミナル内
【関西空港駅へ】
関西空港駅へ
【関西空港駅内】
関西空港駅内

 乗る時は多少早く機内に入れてもらったものの、降りる時は皆と一緒だったのですが、13時32分に飛行機のドアが開くと可及的速やかに機外へ。というのも、できれば14時5分発のラピートβ50号に乗りたいと思い、急ぎ足で空港を出て関西空港駅の南海電鉄切符売場へ。飛行機の到着が第1ターミナルとあって、さほど時間がかからず、そこにあるチケットの引換カウンターに到着したのですが、ここで先客のアジア某国の方が、大きな声と大きなアクションで何やら交渉中。これは時間がかかるぞと諦めが入ったところ、ちょうど手のあいた職員さんが対応してくれて、ラピートβ50号の特急券の引き換えに成功しました。

【関西空港駅に停車中のラピートβ50号】
関西空港駅に停車中のラピートβ50号

 乗車したラピートは、通常の車両よりも座席がデラックスなスーパーシート車両。これに割引価格で乗れる『京成×南海 特得チケット』は有り難いかぎりなのですが、しかも席が、1+2人掛けで配置されるシートの、1人席のほう。先程カウンターで引き換えた際、残り僅かだった席を取ってくれた駅員さんに感謝です。しかしながら、そんな席を堪能できるのも僅かな時間。というのも、関西空港駅から難波駅まで39分しかかからないんですよね。関空と本土を繋ぐ橋を渡り、その後徐々にビルの密度が増えていく景色を眺めていたら、あっという間に難波駅へと到着してしまいました。

【遅い昼食をいただいたお好み焼き店】
遅い昼食をいただいたお好み焼き店
【いただいたお好み焼き】
いただいたお好み焼き
【お好み焼きとともにいただいたご飯】
お好み焼きとともにいただいたご飯

 あとは、予約していた宿に向かうだけなのですが、その前にちょっと寄り道を。成田は小雨が降っていたにもかかわらず大阪は日差しが出ていて気温も高く、駅を出たときにちょっとクラっとしつつも、あらかじめ調べておいたお好み焼きの有名店へ徒歩で移動。今回の旅行中、競馬場以外ではなるべく「ベタ」な食べ物をいただこうと思っていたので。で、午後3時前というオフピーク時を狙ったにもかかわらず行例していたことに驚いたのですが、それでも、別記事に書いたとおり、わざわざお伺いした甲斐がある美味しさ。ビールと共にいただいたり、ご飯のおかずにしてみたりと十二分に堪能しました。

【宿泊したカプセルホテルのカプセル】
宿泊したカプセルホテルのカプセル

 お好み焼きとビール、ご飯でお腹も膨らんだところで、予約していた今夜の宿へ。といっても今回はよく利用しているビジネスホテル・シティホテルの類ではなくカプセルホテルなんですが。で、ここでこれから暫く、今回の旅の主目的である明日の競馬の予想作業を行うのですが、少々困ったことが。というのも昨夜(実はその前日も)の寝不足が祟り、加えて先程のお好み焼きとビールが効いてきて、相当眠くなってきたんですよね。で、ちょっとだけ仮眠するわけが気が付くと寝ていたという。それでも何とかキリの良いところまで予想を終わらせて夜の街へ。

【夜の道頓堀】
夜の道頓堀
【夜の道頓堀筋】
夜の道頓堀筋
【夜の戎橋】
夜の戎橋
【有名なかにの看板】
有名なかにの看板

 と言っても明日の勝利の前祝いではなく、「ベタ」なもの食べ歩きの第2弾として、夜食にきつねうどんをいってみようかと。カプセルホテルからほど近い戎橋付近の道頓堀筋にお目当てのお店はあったのですが、それにしても、午後9時前という時間にもかかわらず、あたりはものすごい人出。地元っぽい人もいますが、観光客、特に外国の方が多く感じるため、何というか、私のような田舎住まいの人間にとっては、独特の雰囲気だなぁ、と。じつは昭和の終わりから平成になりかけの頃1年間だけ大阪に住んでいたことが有り、その後も大阪に来た時など、夜のこのあたりは何度か来たことがあったのですが、ここまで外国人観光客が増えたのっていつ頃のことなんですかね。インバウンドやらなんやらで、昔に比べれば外国人旅行客が多数来日されているのはわかるのですが、それに対してどこまで許容できるかが、大げさかもしれないのですが、今後生きていく上で重要なスキルになるのかな、と思ったりして。

【混雑する道頓堀筋にあったお店の入り口】
混雑する道頓堀筋にあったお店の入り口
【夜食にいただいたきつねうどん】
夜食にいただいたきつねうどん

 そんな混雑した状態だから、多店舗展開する某有名お好み焼き店や、これまた多店舗展開する某有名たこ焼店も大行列ができていたのですが、お伺いしたお店はそのようなことがなくて一安心。もっとも、店内にはそれなりにお客さんはおり、なかにはアジア某国の方が大きな声で喋っていたりもしたのですが。でもいただいたうどんは別記事に書いたとおり大変美味しく、当地の出汁文化の一端を垣間見た次第。満足して、また人混みの中をカプセルホテルまで。夜になってお酒は飲まなかったし、昼寝というか夕方寝してしまったので眠れるか心配だったのですが、横になって先程の予想を見直していると、いつの間にか寝落ちしていました。

零和元年6月23日(日)~24日(月)

 迎えた第60回宝塚記念当日。今日は、それを現地観戦すべく大阪メトロと阪急電鉄を乗り継いで阪神競馬場に向かい、最終レースが終わったら阪急電鉄で梅田に戻って、夜行バスで東京へ。あとはJRを乗り継いで帰る予定となっていました。

 その予定では、可能な限り早く起きて阪神競馬場へと向かうことになっていたのですが、実は前日からの問題が。というのも間抜けなことに出発前、財布に現金を補充するのをすっかり忘れていて、この日の軍資金が大変心細い状態になっていたんですよね。こちらに来てからすぐにコンビニのATMで下ろそうとしたところ、間が悪いことに私のメイン銀行のシステム移行に伴うATM休止日。加えて、競馬ネット投票用の某銀行の口座は残高が低空飛行状態だし、残高があるゆうちょ銀行はカード持ってきていないし。あと阪神競馬場にもATMはあるのですが、中山競馬場や東京競馬場のGⅠレース当日は大行列が出来ていた覚えがあるので、できれば事前に用意しておきたいなと。で、色々調べた結果、お金を下ろせる可能性があるのは早くても日曜日の午前8時ということが判明。その時間から開いているATMも、競馬場に向かうために乗る阪急電鉄の梅田駅構内(しかも改札内に)にあるようですね。

【なんば駅に入ってきた大阪メトロ御堂筋線普通列車】
なんば駅に入ってきた大阪メトロ御堂筋線普通列車
【阪急電鉄梅田駅構内に設けられたイベントステージ】
阪急電鉄梅田駅構内に設けられたイベントステージ
【朝食をいただいたお店】
朝食をいただいたお店
【いただいた肉うどん】
いただいた肉うどん

 ただ、目覚めた時間はわりと早く、もうひと眠りしたところで確実に寝過ごしそうだったので、さっさと出発してしまうことに。というわけで身支度整えて宿を出て大阪メトロのなんば駅に向かい、6時55分発の御堂筋線中津行き普通列車に乗車。6分ほどで梅田駅に到着後、駅構内に飾り付けられた宝塚記念の諸々を眺めたり、コンビニに寄ったり、別記事に書いたとおり阪急電鉄改札内の立ち食いうどん店で朝食をいただいたりして時間を潰してから、お金が下ろせる午前8時ちょうどに軍資金を調達。急ぎ阪急神戸本線の乗り場へ。

【梅田駅に停車中の阪急神戸本線特急列車】
梅田駅に停車中の阪急神戸本線特急列車
【西宮北口駅で阪急今津線普通列車に乗り換え】
西宮北口駅で阪急今津線普通列車に乗り換え

 停車中の8時10分発、新開地行き特急列車に乗車。車内には既に、これから阪神競馬場へと向かうであろう私を含めたダメ人間達(勿論、ダメじゃない方も沢山いらっしゃると思いますが。いや、いると信じたい。)が多数乗車していたのですが、西宮北口駅で今津線に乗り換える段階で、それが更に。かなり混雑していたことに加え、発車間際なのに平気で乗ってこようとする人が多くドアがなかなか閉められず、結局は数分遅れで発車。5分ほどで仁川駅に到着し、人波に流されれば阪神競馬場へと到着です。

【阪神競馬場正門付近】
阪神競馬場正門付近
【競馬場内でいただいた肉】
競馬場内でいただいた肉
【競馬場内でいただいた串揚げ】
競馬場内でいただいた串揚げ
【競馬場内でいただいたかすうどん】
競馬場内でいただいたかすうどん
【第60回宝塚記念の最終コーナー】
第60回宝塚記念の最終コーナー

 阪神競馬場では、本日のメイン、第60回宝塚記念を含む最終レースまで勝負。ここでの一日については別記事(訪問記うどん)に書いたとおりなので、ここでは雑感を思うがままに少々。まず良かったところですが、第一に宝塚記念が生で見られたことでしょうか。これは死ぬまでに一度は生観戦したいレースのひとつだったもので。で、その次に天候。気温は高めだったものの曇っていたので、一日中外にいるのが多少は楽になったことですかね。今回は指定席が取れなかったし、入場も開門からだいぶ経っていたので入場時にはスタンドに空いている椅子などなかったのですが、持参したレジャーシートのおかげで、地べたに直接座るよりはだいぶ文化的な環境に思えました。一方、悪かったところは馬券がからっきしだったことを含め色々とあったのですが、第一は、一部のダメ人間達のアレな振る舞いでしょうか。あまり良いと言えない精神状態で行ったせいか、普段なら流せるそれらが良く目について、いちいちイライラしてしまったという。(そういえば昨日もそんな状態だったのか、特定の国から来た観光客の振る舞いに対してかなりイラついたっけ。)もっとも、ここで自分が人のことを言えるような振る舞いをしているかは完全にタナに上がっているんですがね。

【仁川駅に入ってきた阪急今津線普通列車】
仁川駅に入ってきた阪急今津線普通列車
【西宮北口駅に入ってきた阪急神戸本線普通列車】
西宮北口駅に入ってきた阪急神戸本線普通列車
【乗らなかった特急列車は宝塚記念のヘッドマーク付きでした】
乗らなかった特急列車は宝塚記念のヘッドマーク付きでした

 そんなわけで楽しみに来たはずの競馬場で、それなりに楽しんだものの肉体的にも精神的にも疲れ切って撤退。仁川駅からは、ちょうど入ってきた梅田行きの直通臨時急行に乗り継げたのですが、もう少しでも座っていたかったので後発の普通列車に乗りました。で、乗換の西宮北口駅でも、座ることを優先して先発の特急列車ではなく後発の普通列車に。そして梅田駅に着いたあとは、冷房が効き椅子があるところで暫くというか結構長い間休憩。気力・体力とも多少動けるだけ回復するのを待って、大阪メトロに乗って銭湯へ。個人的に公衆浴場はあまり得意ではないのですが、とりあえずさっぱりすることは出来ました。そしてその帰り、雨がパラついていたのともう汗をかきたくなかったので、偶然近くを通りかかったタクシーを使って大阪駅まで戻ってきてしまったのですが、あとは夕食をどうするか。腹具合は、競馬場でさんざん飲み食いしたお陰で空腹ではなく、せいぜい小腹が空いているくらい。でも折角なので最後に何か食べていこうと、JRの高速バスターミナルから近いところにある「エキマルシェおおさか」に。ここには飲食店が多数入っているので、とりあえず行けば何かピンとくるものが有るだろうと。

【いただいたたこ焼き店】
いただいたたこ焼き店
【いただいたたこ焼きとビール】
いただいたたこ焼きとビール
【いただいた回転寿司店】
いただいた回転寿司店
【いただいた回転寿司の一部】
いただいた回転寿司の一部

 そこでまずは、別記事にも書いたたこ焼きのお店に。昨夜行った道頓堀筋にあった本店は、大行列だったのと、昼に粉物を食べていたのでパスしたのですが、大阪に来たからには「ベタ」なたこ焼きもいっとかないとということで。で、たこ焼きとビールという鉄板な組み合わせに満足できたのですが、そのビールが効いてきたのか食べ終わる頃にはまだまだ行けるという感じに。ただ、時間もあまりなかったので、今度は、これも別記事に書きましたが、たこ焼き屋さんの近くにあった、「ベタ」から外れるけど30年以上前から名前だけは知っていた寿司店へ。そこで時間を気にしつつも美味しくいただいてが、最後に土産物を再びバスターミナルへ。それにしてもこのJRの高速バスターミナル。近くには先程のエキマルシェ大阪の他、今回利用しなかっかったけどルクア大阪という商業施設があり、どちらもイートインやテイクアウトできるお店が豊富という、とても使い勝手が良いところにありますね。(バ○タはそのへんが、ほんと残念なんだよなぁ。)

【大阪JR高速BTドリームルリエ102号の案内表示】
大阪JR高速BTドリームルリエ102号の案内表示
【大阪JR高速BTに入ってきたドリームルリエ102号】
大阪JR高速BTに入ってきたドリームルリエ102号

 大阪JR高速バスターミナルから乗車するのは、実は今回の旅の影の主役となる、西日本ジェイアールバスのドリームルリエ号。しかも、2種類あるシートのうち、豪華な方のプレシャスクラスです。余談ですが、実はこのドリームルリエのプレシャスクラス。昨年9月に京都に急用ができた際、帰りに乗ろうとした(急遽バスを予約しようとした時、たまたま空いていたので即予約した。)のですが、ちょうどその日、西日本を中心に甚大な被害をもたらすことになる台風21号が接近したお陰で用事そのものが中止になってしまい、乗りそこなってしまったんですよね。で、実はいろいろあって今回の関西行きが中止になる可能性もあったのですが、結局行くことにしたのはこのバスに乗れるからというのもあったからで。

【大阪JR高速BTに停車中のドリームルリエ102号】
大阪JR高速BTに停車中のドリームルリエ102号
【ドリームルリエの車内(ピンボケすまぬ)】
ドリームルリエの車内(ピンボケすまぬ)
【ドリームルリエ プレシャスクラスのプレミアムシート】
ドリームルリエ プレシャスクラスのプレミアムシート

 話がそれましたが、そのドリームルリエ102号は、21時30分過ぎにバス乗り場に入線。早速乗り込みます。指定された席は1A。左右1列づつ設けられたシートの最前列左側なのです。で、これがまた凄かったというか。足の方に設けられた出入口こそカーテンですが、それ以外は立派な壁に囲まれていて、プライバシー守られている感が凄いこと。更にシートが、幅61cmと私のようなふくよかな体型でも寝返りが打てる程ですし、最大リクライニング角度156度はフルに倒すと相当な寝具合で、前後のシートピッチは広いのでその恩恵をフルに受けることが。加えてシート周りも充実していて、コンセントやライトも抜かりなく装備。荷物棚も、私が1~2泊程度の旅行に使っている機内持ち込みサイズより一回り小さいくらいのバックパックが置けるくらいでしたし、足置きが蓋付きの物入れになっていたのも地味に有能。袋に入っていたアメニティーには、立派なスリッパや使い捨てイヤホンなどが入っていました。あと、これはプレシャスクラス以外のシートと共通ですが、席ごとにiPad miniが備え付けられていて、車内Wi-Fi経由で様々なコンテンツが楽しめるようになっています。で、それらの装備は、個人的にこれまで乗った夜行バスのなかで最上級。余すところなく堪能したかったのですが、椅子のリクライニングを倒し、手持ちのスマートフォンをWi-Fiに繋いでDAZNのF1中継(フランスGP)を観ていたら、いつの間にか寝落ちしてしまっていたという。

【鮎沢PAに停車中のドリームルリエ102号】
鮎沢PAに停車中のドリームルリエ102号
【お堀端を走行】
お堀端を走行
【東京駅日本橋口に到着したドリームルリエ102号】
東京駅日本橋口に到着したドリームルリエ102号

 ドリームルリエ102号は順調に走り、休憩が設けられている東名高速道路鮎沢パーキングエリアには、定刻の4時27分よりも早着。トイレを済ませてまた一眠りして次に目覚めたのは、バスタ新宿停車のアナウンスでした。そのバスタ新宿には定刻より25分早い5時47分に到着。その後は小雨の中、皇居のお堀を見つつ走り、終点の東京駅日本橋口には定刻の6時37分より23分早い6時14分に到着。(バスという乗り物そのものに起因するもの以外は)とても快適に過ごせ、まだ乗り足りないという感覚さえも。ほんと、個人的にこれまで乗った夜行バスのなかでは最上級の快適さでした。あとどうでもいい話なのですが、このところ西の方から夜行バスで帰ってくると、何故かいつも雨なんですよね。

【東京駅に入ってきた上野東京ライン快速ラビット号】
東京駅に入ってきた上野東京ライン快速ラビット号
【車内でいただいた駅弁】
車内でいただいた駅弁

 バスが早着したお陰で、東京駅からは予定より1本早い東京駅6時41分発の快速ラビット号に乗ることができました。中央コンコースの駅弁屋で買った小淵沢駅(中央本線・小海線)の駅弁を車内で美味しくいただきつつ宇都宮駅へ向かっていたのですが、宇都宮駅に到着する直前、片岡-矢板駅間で列車が小動物とぶつかり、宇都宮から先は現在運転見合わせ中との放送が。

【那須塩原駅に到着】
那須塩原駅に到着

 ちなみにこのあとは8時18分に宇都宮駅到着後、8時32分発の黒磯行き普通列車に乗り継いで帰る筈だったのですが、宇都宮駅では、既に発車していなきゃいけない8時3分発の黒磯駅がまだホームに停車中。とりあえずその車内で待っていたところ、現在レスキュー隊を呼んでいるとかで、運転再開は未定だし、下手すると氏家駅で折り返し運転なんて話も。それでは困るので、宇都宮駅8時44分発の東北新幹線やまびこ205号に乗ったのですが、那須塩原駅に着いた頃には運転が再開されていたというか、ちょっと待てば余計な出費をせずに済んだなんて、何とも締まらない旅の最後になりました。

 あと最後に、今回LCCと豪華夜行バスを乗り比べた訳なのですが、どちらも、それぞれ良かったですね。LCCにはじめて乗った時は「旅情がない」なんて感じたものなのですが、二回目の今回は旅に対する感度が上がる一人旅だったこともあって、LCC独特の旅情もあるんじゃないかな、とも思えました。あとついでに、その前後に乗った京成電鉄のスカイライナー、南海電鉄のラピート共に快適だったのですが、無料の特急・急行に乗ってこれからLCCに乗るぞ感を高めるのも手かもしれないなぁ、なんて思ったりして。一方、ドリームルリエのプレシャスシートは前述のとおりこれまでに乗った夜行バスの中でもトップクラスの快適さで、もっと長く乗っていたかった程。夜行列車がほとんど無くなってしまった今、夜に移動する独特の旅情を手軽に(もってみも今回乗ったドリームルリエは値段的に手軽ではありませんが……。)味わえるのは夜行バスくらいなので。と、旅そのものと同じく何とも締まらない乗り比べの感想となってしまったのですが、今回はこのあたりで。

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