趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
春競馬の総決算とも言われるグランプリ・宝塚記念。個人的にも当然、死ぬまでに一度現地で見てみたいレースだったのですが、第60回を迎える今回、それがようやく叶いました。
※ 他の競馬場や、過去に阪神競馬場を訪れた時の記録については、こちらのカテゴリに一覧がございますので、よろしければ。
どうでもいい話なのですが、なぜ今回、宝塚記念に現地参戦しようと思ったかというと、個人的に大好きな競走馬の1頭であるオジュウチョウサン号。4月に中山グランドジャンプを制した後、宝塚記念参戦が表明されたんですよね。ですがその後、出走回避が正式に発表。オジュウチョウサン号が出なくても死ぬまでに一度は生で観たいレースということには変わりないので、そのまま行ってしまうことにしました。でも、できれば欲しかった指定席の抽選、外れちゃったんですよね。
【宇都宮駅に停車中の上野東京ライン普通列車】
【京成上野駅に停車中の京成電鉄スカイライナー】
【成田空港に駐機中のジェットスター・ジャパン機】
【関西空港駅に停車中の南海電鉄ラピート】
レース前日の6月22日(土)の早朝。栃木県のやや北よりにある自宅最寄り駅からJR東北本線(宇都宮線)の上り普通列車に乗車。終点の宇都宮駅で上野東京ラインの普通列車に乗り換えて、上野駅で下車。駅近くで朝食後、京成上野駅から成田スカイアクセス線経由のスカイライナー号に乗車。成田空港第2ビル駅で下車し、そこから徒歩で約600m離れた第3ターミナルへ。そこからはジェットスター・ジャパン機で関西国際空港に飛んだあと、関西国際空港駅から南海電鉄のラピート号で難波駅までという感じで関西入りしました。
お好み焼きで遅い昼食をとり、競馬新聞の購入してから今回の宿である、道頓堀橋にほど近いカプセルホテルにチェックイン。まだ日は高かったのですが、ここから暫くここに籠もって、明日のレースの予想をします。そしてそれが一段落ついた後、夜の街へと。道頓堀筋の混み具合に驚いたのですが、そんな中前祝いなどやらず、夜食にうどんをいただいてから宿へ。
そして翌朝、大阪メトロの御堂筋線で梅田駅へ。
【梅田駅構内のデジタルサイネージ】
【梅田駅構内のイベントステージ?】
阪急電鉄の駅構内に入ると、デジタルサイネージで過去のレース映像が放映されていたりイベントステージらしきものが設けられいたりと、早くも盛り上がってまいりました。
駅構内で朝食のうどんをいただいてから、いよいよ阪神競馬場へ。8時10分発の神戸線特急列車に乗り、まずは西宮北口駅へ。車内はこれから阪神競馬場へと向かうであろう人たちもたくさん乗っていました。
西宮北口駅には、8時22分に到着。ここで8時28分発の今津線普通列車に乗り換えるのですが、発車の際、駆け込み乗車でもあったのでしょうか?ドアがなかなか閉まりません。それで若干遅れて発車すると、約5分で阪神競馬場最寄り駅である仁川駅に到着。車内はかなり混んでいて、そのうちのかなりの人数が、仁川駅で下車しました。
【仁川駅の改札口付近】
【地下通路入り口に掲げられた看板】
【地下通路】
【地上通路】
その人波に流されるようにして改札口へ。そこから競馬場までは、地下、そして地上に設けられた専用通路で結ばれています。ちなみに、阪神競馬場は今年開設70周年ということで、宝塚記念の垂れ幕など色んな所にそのロゴが入っています。
写真のタイムスタンプを見ると、競馬場の正門付近に到着したのは午前8時47分。既に門は開いていたので、窓口で記念入場券を購入してから入場しました。
入場後、パドックのところでタキシード姿のターフィーくんを発見!ちなみにタキシード姿は、この宝塚記念だけのスペシャルな衣装だそうです。
で、今日はものすごく混雑しているうえ指定席も取れなかったので、どこか定位置を決めて一日過ごすのは諦め、まずはクロークに大きい荷物を預けてから昨日の予想のとおり馬券を買うだけ買ってしまい、その後競馬場グルメ(後述)をいただけるだけいただいてから、メインの宝塚記念に備えるという感じで過ごすことに。
それにしても阪神競馬場って、場内に流れる実況放送の音量は控えめなんですね。最終コーナー寄りの芝生のところにレジャーシート敷いて、ホロ酔い加減でそこにのんびり座っていると、聞こえてくるのは出店の発電機のエンジン音と人の喧騒だけ。競馬場というよりも、お祭りの会場に来ているようでした。
そんな中、弦楽四重奏の、競馬関係の曲やおなじみの曲などの演奏が。その音色に癒やされ、何とも和みましたね。
そうこうしているうちに午後になり、本日のメイン第11レース、第60回宝塚記念(GⅠ)が近づいてまいりました。芝コース2200m、今年は12頭立てで行われます。
それにしても、今年は出走馬が豪華というか、3年前のダービー馬マカヒキ号に、一昨年の皐月賞馬で今年の大阪杯(GⅠ)も制したアルアイン号、一昨年のダービー馬で昨年の天皇賞(秋)を制したレイデオロ号、一昨年の菊花賞馬のキセキ号、一昨年のダービー2着馬で昨年の大阪杯(GⅠ)を制したスワーヴリチャード号、一昨年の桜花賞と秋華賞(共にGⅠ)2着馬で昨年エリザベス女王杯(GⅠ)を制したリスグラシュー号と、GⅠ馬が6頭も出ています。
午後2時を少々回った頃というか、まだ第10レース出走馬が入ってきた頃に行くと、パドックは既に人でいっぱい。その後多少出る人はいたものの、それ以上に集まってきました。
それで単勝人気ですが、1番人気はオッズ3.6倍の(馬番1)キセキ号(牡5歳、川田将雅騎手)。2番人気は3.9倍の(2)レイデオロ号(牡5歳、クリストフ・ルメール騎手)。3番人気は5.4倍の(12)リスグラシュー号(牝5歳、ダミアン・レーン騎手)。4番人気は7.8倍で、昨年の菊花賞2着馬(3)エタリオウ号(牡4歳、横山典弘騎手)。5番人気は8.4倍の(4)アルアイン号(牡5歳、北村友一騎手)。6番人気は8.8倍の(11)スワーヴリチャード号(牡5歳、ミルコ・デムーロ騎手)と、上位6頭が10倍を切る割れた人気となっていました。
【1番人気の(1)キセキ号(牡5歳) ※川田騎手が跨った写真は撮れず】
【2番人気の(2)レイデオロ号(牡5歳)とC・ルメール騎手 ※馬場入り後】
【3番人気(12)リスグラシュー号(牝5歳)とD・レーン騎手、矢作調教師】
【4番人気(3)エタリオウ号(牡4歳)と横山典弘騎手、友道調教師】
【私の本命5番人気(4)アルアイン号(牡5歳)と北村友一騎手、池江調教師】
【6番人気(11)スワーヴリチャード号(牡5歳)とM・デムーロ騎手】
ちなみに個人的予想は、2200m戦では馬券圏内を外したことがなく、またコース的データに有利な先行ポジションを取れる(4)アルアイン号に本命◎を打ち、対抗○(12)リスグラシュー号、単穴▲(2)レイデオロ号など、人気の各馬に印を。それを踏まえて馬券の方は、(4)アルアイン号から印各馬への三連単マルチと、そこに人気していなかった昨年の3着馬(10)ノーブルマーズ号(牡6歳、高倉稜騎手)を加えた三連複フォーメーションの他、本命が3着になった場合も考えて、本命と相手の中でも重い印を打った馬での馬単ボックスで勝負することに。
【スタート直後】
【最終コーナー入口】
【最終コーナー出口】
レースは、スタートも見られる最終コーナー付近で観戦。発送時刻が近づき、遠くから宝塚記念専用ファンファーレの生演奏が聞こえてきます。そして全馬が枠入りしてスタート。初手から逃げると思っていた(1)キセキ号はスタートがあまり良くなく、先行争いがもつれながら目の前を馬群が駆け抜けていきました。その後は実況放送がよく聞き取れず、ターフビジョンも遠かったので展開が良くわからないまま最終コーナーとなったのですが、ファインダー越しに見たところ(1)キセキ号を先頭に、直後に(4)アルアイン号、(2)レイデオロ号が続き、それらの外目から(12)リスグラシュー号と(11)スワーヴリチャード号が勢い良く上がっていくという感じで。そして最後の直線。よく聞こえない実況では(12)リスグラシュー号が(1)キセキ号を差し切りゴールしたっぽかったのですが、問題は3着争い。ターフビジョンが見えるところまで急いで移動して確かめると(11)スワーヴリチャード号が入り、私の本命(4)アルアイン号は4着に破れていました……。(馬単は当たったんだけど、本命が4着じゃねぇ。)
その後、人混みの中を移動して表彰式を。それにしても、勝ったダミアン・レーン騎手は、この春にオーストラリアから短期免許で初めて来日して、ヴィクトリアマイルに続くGⅠ2勝目。他にも重賞4勝と、大活躍でしたね。(更にこの後、6月26日に大井競馬場で行われた東京大賞典(JpnⅠ)も勝つという。)
競馬場の楽しみの一つである競馬場グルメですが、今日は場内が大混雑しているのが目に見えていたので、ある作戦を立てて。まずは午前中、人気がありそうなイベント出店を攻め、その後一休みしてから、昼過ぎのオフピーク時を狙って常設の回転が早そうなお店をという感じで攻めてみました。
それで最初に訪れたのが、場内イベント広場で行われていたこちらのイベント。数多くのキッチンカーが集まり、名前のとおり肉料理の他、焼きそばやクレープ、阪神競馬場オリジナルビールも販売されていました。
その中でもまずは、早い時間から行列ができていた神戸牛のキッチンカーから。お店の方から500円高くて量も多い「極上赤身」を勧められましたが、一番安くて量も60グラムとなる赤身を注文。で、いただいてみると、一番安いのでも旨いですね。赤身なのに柔らかく、噛むたび肉汁ジュワっと。肉質が良すぎて、添えられたステーキソースが勿体ない感出てしまう程。あと、市販品のお新香が添えられていたのですが、後口サッパリさせるのに役立ちました。
更にステーキということで、今度は、ブラックアンガス牛の1ポンドステーキがいただけるこちらのキッチンカーに。もっとも、自重して「約1人前」と書かれた1/4ポンドにしましたが。で、いただいてみると、それらしい噛み応えのある赤身肉だけど、硬すぎることはなく、加えて小さく切ってあるので食べやすいですね。また、ステーキソースもよく合っていて、付け合わせのフライドポテトも良かったです。
肉にはビールということで、近くに売っていた阪神競馬場オリジナルビール「ウマ勝った!」を。どんな種類のビールかは飲んでわからなかったのですが、クラフトビールっぽい味わいで美味しかったです。それにしても、面白いカップですね。
こちらは、スタンド1階の東ウイングにある生パスタとドリング類のお店。看板にSUNTORYと大書きしてあったので、サントリーでやってるんですかね。
【角ハイボール 380円】
【ド炭酸ハイ(レモン) 250円】
それで今回は、向かって右側のカウンターでドリンクだけ購入。ハイボールは氷が少々多かったものの、個人的に角瓶は愛飲しているので。あとド炭酸ハイは、その名のとおり炭酸が強くて良いですね。
こちらも、スタンド1階の東ウイングにある、たこ焼きやお好み焼き、串揚げ、突き出し(つまみ類)、そしてドリンク類のお店。
その中から今回は串揚げを。どれでも1本100円で、タネは他に、いか、れんこん、ししゃも、チーズベーコン、ちくわなどがありました。で、細かく挽いたパン粉を使った、いわゆる「串カツ」スタイルで、ソースはカウンターにあるボトルから。流石に揚げたてではなく揚げ置きなのですが、衣のサックリした食感は残っていて、これがもう。
串カツにはビールというこで、一緒に購入。うん、間違いないです。
こちらも、スタンド1階の東ウイングにあるお店。名前のとおり、大阪南河内地方のソウルフード「油かす」が入ったかすうどんがメインですが、他にもホルモン焼きやどて煮(加えてそれらをオンザライスした丼)、おにぎり、ドリンク類などというラインナップ。
そんな中から、〆という感じでノーマルな(カレーや梅入りもありました)かすうどんを。持ちやすい縦長の容器に入って登場したのですが、つゆは出汁感がわりとあり、そこに油かすが香ばしさとコクをプラス。ウドンは、当地にしては珍しく感じる歯応えとコシの強いもの。薬味は七味とおろし生姜がカウンター上に用意してありました。
クロークに預けていた荷物を引き取り、結果的に不的中となった最終レースを見届けたあと、まとめて払い戻しを済ませて阪神競馬場を後に。この日は、阪神競馬場全12レースと、同時開催の東京、函館の特別戦各3レースずつ、合計18レースで勝負。その結果、的中は7レース。トータルの回収率は46.0%とパッとしない結果に終わりました。反省点は多々あるのですが、狙った穴目が来ずに堅い馬券しか当たらなかったのが辛かったなぁ、と。
【仁川駅に入ってきた西宮北口行き普通列車】
【西宮北口駅に入ってきた梅田行き普通列車】
仁川駅からは、臨時の梅田行き急行列車も出ていたのですが、とても混んでいたのと、とにかく椅子に座りたかったので見送り、普通列車を乗り継いで梅田駅まで。それにしても、いつでも座れる自分専用の椅子がないだけで、これだけ体力を消耗するとは思わなかったというか、歳を取ってしまったのを実感した次第で。
暫く休憩して体力を回復させた後、地下鉄に乗って風呂入りに行き、今度はJRの大阪駅に隣接するエキマルシェ大阪で夕食を食べてから、夜行バスで東京へ。というわけで、死ぬまでに一度は現地で観たかったレースに参戦できたのですが、馬券をはじめ上手く行かなかったところも多々あり、これはいつかまた、また現地で観るしか無いですね。(もっとも、今度は指定席が取れたらにしますが!)
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