趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
久里浜駅で降りた乗客は、だいたいが京急久里浜駅のある方向に歩いていく様子。そして私も京急久里浜駅まで移動して駅前のバス乗り場へ。東京湾フェリーの久里浜フェリーターミナルへと向かう京急の路線バスは、JR久里浜駅も通るのですが、バスの発車まで時間があったので、始発の久里浜駅まで行ってしまおうかと。もっとも、この判断は間違っていなかったようで、始発で席はほぼほぼ埋まっており、JR久里浜駅からじゃ座れなかったと思われました。
立つ人も出てJR久里浜駅を出発したバスは、川沿いの道を通って海に突き当たると、そこを右折して海岸沿いを走行。この道路、「ペリー通り」って言うんですね。それもその筈、嘉永6年(1853年)にペリー提督がアメリカ大統領の国書を携えて上陸したのがこのあたりだったそうです。やがてホームセンターを過ぎたところで海側に曲がると、東京湾フェリー久里浜フェリーターミナルに到着しました。
【東京湾フェリー久里浜フェリーターミナル】
【フェリーターミナル内でいただいたかき揚げそば580円+たまご50円】
フェリーターミナルに到着後、まずは入り口左手にある券売機で金谷港までの乗船券を購入。次に入り口右手にあるレストランでそばを。事前に調べた時、フェリーターミナル内にレストランが有ることを知って、是非いただこうと思っていたんですよね。もっとも、いただくのは今やブランド的に有名になった横須賀海軍カレーではなく、別の記事で既に書いたとおりの天玉そばなのですが。ちなみにそのそばは、濃口醤油が効いた甘さ控え目味濃いめのツユに、冷凍ものと思われるコシの強いソバ、そしてツユに馴染むかき揚げが、悪くなかったです。
【入港してきたかなや丸】
【着岸してクルマを降ろすかなや丸】
【乗船口】
それでも、乗る便の出航時刻である11時25分まで時間があったというか、食べ終わって外に出ると、折返しとなるフェリー「かなや丸」が丁度入港してきたところでした。ちなみにこの東京湾フェリーですが、この「かなや丸」ともう一隻の「しらはま丸」が交互に運行されています。で、接岸までその入港の様子をを眺めてから再びフェリーターミナルへ。2階の乗船口には既に待機列ができており、11時08分に乗船開始となりましたが、とりあえず、正面が見える席を確保。出航を待っていたところ、出航時刻のわりと近くまで乗船させるんですね。で、定刻の11時25分、モーターの音が響き出し、11時27分に離岸。バックで出航し、港内で方向転換。逆にL字を書く様にして久里浜港を離れました。
【前方の席からの眺め】
【途中でしらはま丸とすれ違う】
【後方の眺め】
【金谷港入港】
ここから約30分間は、非常に快適なクルージング。前方の窓からは、徐々に近づく千葉県と沢山の遊漁船が。またデッキに出たところ、潮風がとても気持ち良い!景色も素晴らしく、大昔、このフェリーに乗った友人が絶賛していたのを思い出しました。やがて 11時58分頃、「まもなく着岸」のアナウンス。久里浜港内で180度反転して着岸したのですが、定刻の12時5分より2分ほど遅れて、下船用タラップが開きました。
この後、鉄道に乗り継ぐ予定がないなら到着が2分遅れたところでどうということはないのですが、生憎、金谷フェリーターミナルの最寄り駅、JR内房線の浜金谷駅12時14分発の木更津行き普通列車に乗り継ぐ予定となっていました。で、東京湾フェリー公式サイトには、浜金谷駅まで徒歩8分との記載があり、この時点で列車の時刻まで7分となっていたのですが、とりあえず急いで駅まで向かってみることに。もっとも、この乗り継ぎが駄目だった時の事を考えて、次の目的地までのタクシーの料金は調べていたし、なんならこの近くからレンタサイクルでそこまで往復しても、その後の予定に支障がないことは確認していたのですが。
それでも、余計な出費はしたくなかったので、狭い歩道を可能な限り早足で歩き、浜金谷駅に到着。Suicaで改札口を通り跨線橋に登ったところで、乗る予定の列車が入ってきました。その車両は個人的に初めて乗る209系2100番代の6両編成。降りる時に撮った写真を後で確認したところ、編成番号はC626となっていました。で、その209系2100番代ですが、元々は先日乗った京浜東北線で209系0番代としてデビューした(余談ですが当時、VVVFインバータ制御の車両が珍しく、上京した折わざわざ京浜東北線を選んで何度か乗っていたりします。)車輌を千葉県内のローカル線向けに改造しものですが、「コスト半分寿命半分」を標榜(かなりうろ覚えです。)して作られた車輌にもかかわらず、登場から約15年で改造を受け、その後今日まで約10年、合計約25年も使われているんですね。で、たまたま乗った先頭車は種車のロングシートからボックスシートに交換されていて、上手い具合に空席もあったのでそこに着席。もっとも、次の目的地はここから一駅で、息が整わないままその竹岡駅に到着したのですが。
【竹岡駅に停車中の内房線木更津行き普通列車】
【竹岡駅】
【竹岡駅から歩いてラーメン店へ】
【梅乃屋】
【いただいたラーメン800円+やくみ50円】
竹岡駅で降りたのは、別の記事でも書いたとおり有名な竹岡式ラーメンを一度食べてみたかったからで、その有名なお店である梅乃屋が、竹岡駅から約2.4kmのところに。なので片道約30分かけてそこまで歩き、店頭にできていた行列に並んだ時間を含め約30分待ってラーメンをいただき、食後、また約30分かけて竹岡駅まで戻りました。ちなみに、竹岡式ラーメンは、スープに出汁を使わずチャーシューを付けた醤油を麺の茹で汁を割って使ったり、加えていただいたお店は乾麺を使うなど、人によって好き嫌いがハッキリ分かれるそうなのですが、個人的には「アリ!」。また食べてみたいですね。(もっとも、今度はクルマで来ようと思いますが。)
竹岡駅からは、14時20分発の内房線木更津行き普通列車に乗車。車輌は先程の列車と同じ209系2100番代の6両編成。編成番号はC620となっていました。で、先程と同様に先頭車へと乗り込んだところ、ボックスシートは全て先客が。そのうち、お兄さんが一人で座っているところに相席させてもらい君津駅までの24分間をそこで過ごすことに。そういえば竹岡駅を出てすぐ、竹岡インター入口交差点付近の学校のような施設で何やら撮影をしていたのですが、そこは学校ではなく、撮影スタジオだったんですね。
君津駅からは、6分の乗り換え時間で、14時50分発、総武快速線・横須賀線直通の久里浜行き快速列車に乗車。今日の本来の目的地である日比谷野外音楽堂への最寄り駅のひとつ、新橋駅まで、ここからは乗り換え無しで行けます。で、前に書いたとおり、この列車に使われているE217系電車に乗ることも今回の目的の一つになっているのですが、この列車は午前中横須賀線で乗った4両編成ではなく、11両の基本編成+4両の付属編成の堂々たる15両編成なのですが、ある目論見もあって、基本編成に組み込まれたグリーン車に乗ることに。
【君津駅に停車中の総武快速線・横須賀線直通久里浜行き快速列車】
【君津駅発車直後の車内】
ホームの販売機でSuicaにグリーン券情報を書き込み、更に先頭車の写真を撮ってから乗り込むと、同一ホームでの乗り換えだったにもかかわらず、時間的余裕はほぼなし。グリーン車2量のうち前寄りの4号車、2階席の進行方向左側に座ると、程なく発車時刻となりました。君津駅発車時点の車内は大変空いていて、2階席は私の他、スーツを着た仕事帰りっぽい中年男性が1人だけという状態。そういえばE217系のグリーン車に乗るのは初めてなのですが、シート背面に大きなテーブルはあるものの、E231・E233系のようなドリンクホルダーは無いんですね。というのも、回ってきたグリーンアテンダントさんから、お酒を買う予定だったからでして。
列車は定刻に君津駅を発車し、暫くは内房線を走行。ちなみにこの列車、列車番号が2回も変わり、君津駅から千葉駅までの内房線・外房線が4454F、千葉から東京までの総武快速線が1454F、そして東京から終点の久里浜までが1455Sとなります。それにしても内房線のこの区間は、遠くに海があるのはわかるのですが海原は見えず代わりに工場が見えるという景色。個人的に千葉県というとこのイメージが強く、メモには「ちばーっとした景色。」と書かれていました。そんな中、グリーンアテンダントさんが回ってきたので缶ビールと柿ピーを購入。まだ日の出ているうちは個人的にあまり飲むことはない(例外は競馬場くらい)のですが、この日これから向かうライブは、素面よりも少々酔っていた方が楽しめるもので。
車窓からの景色はやがて都市を経て都会っぽくなってきて、左手から京成線が近づくと本千葉駅。ここまで、グリーン車の乗客は斬増といった感じだったのですが、次の千葉駅で席がかなり埋まりました。そして日が傾くなか、列車は総武快速線へ。再び回ってきたグリーンアテンダントさんから今度はハイボールを買って飲み、更にもう1本ハイボールを買って飲めば、丁度良い加減のほろ酔いに。列車は錦糸町駅を出ると地下に入り、やがて新橋駅へと到着しました。
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