趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
東日本大震災直後に起きた原発事故の際、その対応の拠点とされたのが、楢葉町と広野町のまたがる日本随一のサッカートレーニング施設、Jヴィレッジ。当時、ピッチ上に重機やクルマが置かれ、仮設の建物が建てられている映像を見て、何とも切ない思いをしたのですが、昨年(平成30年)7月、部分的に再オープン。そして今年4月20日、全面再オープンを迎えることとなりました。
で、それを記念して、福島県内のサッカークラブ、J3リーグに参戦する『福島ユナイテッドFC』と、東北社会人サッカーリーグ1部に参戦する『いわきFC』が、「福島ダービーマッチ」として対戦することとなったのですが、その観戦記を、覚え書き程度に。
福島ユナイテッドFCにしろ、いわきFCにしろ、実はどちらのクラブもこれまでご縁が無いにしろ一度ホームゲームを見てみたいクラブだったりしたのですが、特にいわきFCについては、クラブが劇的に変わった平成27年(2015年)12月以降、翌年(平成28年)の福島県社会人サッカーリーグ2部を全勝優勝し1部昇格が決定。平成29年は昇格した1部で全勝優勝し、東北社会人サッカーリーグに昇格が決定。そして去年(平成30年)は、東北社会人サッカーリーグ2部南リーグを全勝優勝し、今年からの1部昇格を決めたという成績面はもちろん、そのクラブの運営理念や実際の運営方法など、非常に興味をそそられるクラブなんですよね。
【あぶくま高原道路走行中】
【国道49号走行中】
【国道6号走行中】
栃木県のやや北寄りにある自宅からJヴィレッジまでは、クルマで150kmと少々。途中、前の記事であげた道の駅よつくら港に立ち寄ることも考慮して、午前7時過ぎに出発し、まずは東北自動車道で矢吹インターチェンジまで。そこで高速を降り、今度はあぶくま高原道路で平川インターチェンジまで行き、そこから国道49号で峠越えしていわき市内へ。あとは、道の駅よつくら港に立ち寄りつつ国道6号で北上というルートだったのですが、午前中のわりと交通量の少ない時間帯だったせいもあって、ほぼほぼストレスフリーで行くことが。ちなみに、所用時間は、道の駅よつくら港までが2時間と少々、道の駅よつくら港からJヴィレッジ付近までが30分弱でした。
今回試合が行われるのはJヴィレッジスタジアムですが、クルマはJヴィレッジの南側に隣接する、二ツ沼総合公園の駐車場に置くよう指定されています。それでスタジアムの開場時刻は午前10時だったのですが、午前10時50分過ぎに駐車場に到着したら、駐車スペースはかなり埋まっていました。
【フードパークエリア】
【販売エリアとアトラクションエリア】
駐車場からスタジアムまでは、徒歩で10分弱。公園内、緩い上り坂を登るという感じで。で、最後はトンネルを抜けてスタジアムに到着。ちなみに今回、スタジアム至近の駐車場は、キッチンカーや模擬店が多数出店するフードパークエリアに。スタジアム入場口前はグッズ販売やイベント?(案内図にはアトラクションエリアって書いてあったけど、さっさと場内に入ってしまったのですみません。)などが行われていました。
【Jヴィレッジスタジアム入場口】
【ピッチとメインスタンド】
到着して早速、入場口でチケットをもぎられて入場。チケットは前売りで1000円でした。(ただしチケットぴあで購入したため、そこにシステム利用料と送料が加算。)で、最初はメインスタンド側に座ろうとしたのですが、日陰になっていて寒かったのでバックスタンド中央付近へ。ちなみにこの日の天候は、快晴だけど風強し。日差しは、春の始めらしい柔らかさがあったんですが。
試合前、両チームのサポーターによる対決イベントが行われていました。エキジビジョンマッチ、しかも同じ県内のクラブで両チームのサポーターが来やすかったからこそできるイベントだと思うのですが、とてもナイスな試みかと。(Jリーグのダービーマッチじゃ、スタジアムでは殺伐としたいサポーターもいるから無理だろうなぁ。)中でもウォーキングサッカーは、そのごちゃごちゃわちゃわちゃ感が、ただ観ているだけでも面白かったですね。
今回、Jヴィレッジスタジアムの駐車場が、フードパークエリアになっていたのは前述のとおりなのですが、いわきFCのホームスタジアムがある「いわきFCパーク」に出店している飲食店が、こちらでも臨時出店されていました。で。その中から、サッカー日本代表専属シェフによるカレーライスをいただきましたが、これがもう、絶品と言って良い旨さだったというか。お代わりしたいくらいだったのですが、お昼時は行列が激しくて1杯しかいただけなかったのが心残りです。
こちらは、家人が道の駅よつくら港で入手したあなご寿司。1つ貰いましたが、あなごがフワフワで味付けも良く、かなり美味しくいただきました。で、今後、Jヴィレッジスタジアムでサッカーの公式戦が開催されるか不明(4月追記:8月10日にJ3福島ユナイテッドの主催試合が開催されるようですね。)なのですが、下位カテゴリの場合スタジアムグルメが無いことが多いので、比較的近いところ(もっとも、クルマじゃないと厳しい距離ですが。)に美味しい食べ物を仕入れる場所があるって、良いですね。
そうこうしている間に午後1時となり、2000人を超える(この日の入場者数は2183人でした。)が見守る中、福島ダービーマッチが始まりました。
まず前半は、強風の中、風上に立ついわきが攻勢をかけるというか、前線からプレッシャーかけて福島のパスミスを誘うなどして、そこからいわきがボールを奪ってフィニッシュまでの繰り返し。と、序盤はほぼほぼ福島陣内でボールが動く展開だったのですが、そんな中14分にいわきFCが先制。一方福島ユナイテッドも、前半最後の方になって何度か攻撃のカタチが作れたのですが、シュートがゴールポストに阻まれる不運もありそのまま1点差で後半へ。
その後半、風下になったいわきですが、相変わらず素早いプレッシャーと前を向くサッカーで、49分にあっさり追加点。福島も反撃に出て、シュートまでいくも今度はクロスバーに阻まれてしまいました。更に60分には、福島のミスからまた追加点を献上。こうなるといわきも攻め急がなくなったのですが、それでも75分に、また追加点。その後、福島がPKを取るも、今度もクロスバーに阻まれてしまったという。そして試合終盤、いわきは最終ライン5人横並びになるようなディフェンシブな布陣にもかかわらず、アディショナルタイムに更に追加点。結果は0-5でいわきFCが圧勝してしまいました。
それにしても素人目には、いわきの選手達はボールを持ったら前へと向かうことが徹底されているように感じ、ほんと、観ていて気持ちいい戦い方でしたね。また、先日行われた高校サッカー選手権大会で優勝した青森山田高校で活躍し、今季よりいわきFCに入団したバスケス・バイロン選手が後半途中から出てきた時の盛り上がりも凄かったです。一方福島は、今日はゴールポストとクロスバーに3点も阻まれる不運があり、実力を出し切れていない感が。
試合終了後は、Jヴィレッジにほど近い広野中央インターチェンジから常磐自動車道に乗り、いわき中央インターチェンジから国道49号へ。丁度そのころ、前日にネットで買っていたこの日の競馬のメインレースの馬券を盛大に外し脱力たのですが、あとは、来た時の逆(国道49号~あぶくま高原道路~東北自動車道)を走って帰宅しました。
そんなわけで、なかなか行く機会がないJヴィレッジスタジアムでの福島ダービーマッチだったのですが、行って良かったと同時に、今回の2チームとも、いつかそのホームスタジアムで、試合が見てみたくなりました。そして、ここにサッカーが戻ってきたことに、感謝を。
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