趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
冷やし中華って、わりと表記にブレがあるというか、パソコンで「ひやし」と打って変換すると第1候補が「冷やし」となる(余談ですが、これは昭和48年6月18日付けの内閣告示による『送り仮名の付け方』では「冷す」ではなく「冷やす」となっている為と思われます。)にもかかわらず、お店のお品書きに多いのは「冷し」表記だったりするのですが、更にはそれが「へやしつきや」となる場合が。というのも昔、こちらのお店で先輩達と飲んでいた時、シメに何か頼むことになったのですが、たいそう酔っ払っていた某先輩は上手く口が回らず「へやしつきや」と発音。それ以来、こちらのお店の冷やし中華は、私の中で「へやしつきや」と呼ばれるようになったという。
と、どうでも良いことでだいぶ字数を稼いでしまったのですが、さくら市でいただくこの日のランチは、こちらのお店で久しぶりに「へやしつきや」を。実はランチメニューには書かれていない品なのですが、言えば普通に出してくださるというか、たいそう暑かったこの日も、先客、後客のうち何人かが注文していたようでした。
それでこちらのお店の冷やし中華なのですが、少なくとも四半世紀くらい前からは、このような、タレが別の器に入ったスタイルで提供されます。これは、お上品に麺を浸けても、また豪快にかけても良いのですが、今回はつけ麺のようにいってみることに。なのでまずは麺を数本取り、タレの器にちょんと付けていただけば、甘酸っぱい胡麻ダレはまろやか過ぎず適度なコクがあって、その奥に香るのはショウガでしょうか?個人的に、胡麻ダレは芝麻醤たっぷりのも嫌いじゃないのですが、このくらいサッパリとしたのも、良いと思いますね。また麺は、食感の良い細めの縮れタイプなのですが、それ故タレが良く絡むので、あまりザブンと浸けない方が良いかもしれません。それと具は、蒸し?鶏、エビ、ハム、カニかま、錦糸玉子、キュウリ、トマト、海藻類とバラエティ豊かなのですが、加えてそれらの下に敷かれたダイコンがまた。水に晒してあるので独特な風味よりもパリっと瑞々しい食感の方が強く感じられて、特に麺と一緒にいただくと、食感の違いが際立ってとても良いです。あと味変は、芥子は店員さんに言うとちゃんとした容器に入ったものを持ってきてくれますが、個人的には卓上のラー油も捨てがたいというか、その香りとピリっとした刺激が、このタレと良くマッチする気が。あとは、バランスや味わいに配慮しつつ麺と具を適宜組み合わせて箸でつかみ、ひたすらズルズルっといけば、もう。
というわけで、久しぶりの「へやしつきや」だったのですが、とても美味しくいただきました。ごちそうさまです。
平成30年7月訪問
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