趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
ファンを含む競馬に携わる全ての人にとって特別なレース、ダービー。日本ダービーとも呼ばれるJRAの東京優駿は、ドゥラメンテ号が優勝した第82回(平成27年)に現地観戦したことがあり、ダービー当日ならではの雰囲気や、レースの際の地鳴りのような歓声が印象に残っていました。
それで今年。ダービー当日の夜、たまたま東京に用事(例によって下北沢のライブハウスでの音楽鑑賞。)があったものだから、これ幸いとばかりに用足し前に東京競馬場まで。生涯で2度目の、日本ダービー生観戦となりました。
※ 他の競馬場や、過去に東京競馬場を訪れた時の記録については、こちらの記事(というかカテゴリ)に一覧がございますので、よろしければ。
元々この日は、早朝に出発して朝イチで東京競馬場に乗り込むはずだったのですが、身から出た錆と申しますか、ようは前日に飲み過ぎ、早朝に起きたもののとてもじゃないけど予定の時刻に出発できない状態。これが抽選販売の指定席が当選していたのなら、もう少し気合いが入って頑張れたのかもしれないのですが、生憎ここ10年以上、(懸賞で観戦席が当たった第82回を除いて)抽選に外れ続けているもので。
【宇都宮駅から東北新幹線に乗車】
【大宮駅から埼京線に乗り換え】
それにしたってその後なかなか体調が復活せず、結局のところ家を出たのが日もだいぶ高くなってから。最寄りの駅からJR東北本線(宇都宮線)の上り普通列車に乗り込み、宇都宮駅で11時58分発の上りJR東北新幹線やまびこ・つばさ138号に乗り換え。予定通りとはいかずとも、朝のうちに出発していれば、新幹線の特急券などという余計な出費はなかったんですよね。で、20分ちょっとで到着する大宮駅で新幹線を下車。JR埼京線12時33発の快速列車に乗り換えて新宿駅を目指します。
【京王線への連絡通路】
【切符売り場に掲げられた歴代ダービー馬案内図】
30分少々で新宿駅に到着し、お次は京王線に乗り換えるのですが、もう、乗換のための連絡通路から乗り場まで日本ダービー一色!切符売り場の上には、路線図を模した『歴代ダービー馬案内図』が掲げられていました。ちなみに前回お伺いした時も、こういった演出にやられたのですが、否応なしに気分が高まりますね。
それで新宿駅からは、13時20分発の特急列車に乗車するのですが、さすがは日本ダービー(というかGⅠレース)当日。普段特急列車は停車しない、競馬場線への乗換駅である東府中駅に臨時停車。そこからは各停に乗り換えて一駅で、府中競馬正門前駅に到着です。
【東京競馬場入口】
【入口脇に掲げられた看板】
【正門へと続く連絡通路】
府中競馬正門前駅に到着したのは13時45分頃。午後の中途半端な時間にもかかわらず、駅構内から改札口を通って競馬場に向かう人の数は結構なものが。それにしても、ここからもダービー一色というか、入口の脇の大きな看板もそうだし、正門へと続く連絡通路上部には、ダービー出走各馬の馬名が枠番号ごとに掲げられていました。
JRA競馬場の共通入場回数券は持っていましたが、せっかくなので券売所にて記念入場券を購入して入場。
【入場時のパドック周辺の混雑具合】
【馬場内広場ではグルメイベント開催中】
あとは、後述する腹ごしらえの後、あらかじめ予想しておいたレースの馬券を仕込もうとしたのですが、さすがはダービー当日とあって、競馬場内はどこも人、人、人。もっとも、観戦席に座ろうとさえしなければ、日本で一番広いといっても過言ではない東京競馬場ゆえ、パソコン広げてマークカード塗るスペースはわりとすぐに見つかりました。
今回の日本ダービー。馬券的には、競馬を始めて以来、一番迷ったダービーでした。この日のレースは、あらかじめ前日に予想していたのですが(そして、その大半が無駄になりましたが……。)、ダービーだけはどうしても予想がまとまらず、ここに来る道中でも悩み続けるもまとまらず、とうとう、ダービーの前の第9レースまで終わってしまいました。で、ここまで来ると、「どうしても当てたい!」という思いよりも、「後悔しないよう、一番勝って欲しい馬と騎手の馬券を買う!!」という思いになったのですが、そんな時に頭に思い浮かんだのが福永祐一騎手。理由は色々とあるのですが(そのうちの一つが、今年の5月3日に高知競馬場で行われた福永洋一記念でのトークショーだったりします。)、今年出場する日本ダービー未勝利騎手の中では個人的に一番勝って欲しいと思えた騎手だったもので。なので福永騎手が騎乗する(17)ワグネリアン号の単勝と複勝をメインに、おまけ的にそこからの馬連流しで勝負することに。
馬券購入後、人混みの中をスタート位置付近まで移動。さだまさしさんによる君が代の独唱、陸上自衛隊中央音楽隊によるファンファーレと、以前も聞いたことのある地鳴りのような歓声の後、15時41分にレースがスタートしました。で、ここからゴールまでの約2分半は、これまで競馬をしてきた中でも一二を争う興奮だったのは、間違いないところで、最後の直線は首から掛けていたデジタル一眼で写真を撮るのも忘れて、ひたすら「祐一!祐一!!」と叫びっぱなし。その福永騎手が乗る(17)ワグネリアン号が、逃げていた皐月賞馬の(12)エポカドーロ号を最後に交わして1着でゴールを駆け抜けた時、色々な感情がいっぺんに襲ってきました。
そんなレースの余韻が残る中、表彰式が開始。表彰台の前まで移動して(遠目ながら)見ていたのですが、福永祐一騎手、とうとうダービージョッキーになったんですねぇ。
今回は時間と体調の都合より、競馬場内であまりいただくことが出来ませんでした。
競馬場に到着してすぐに向かったのが、馬場内広場にあることらのお店。もの凄い行列が出来ていたのですが、それはドリンク類の売場だったようで、そばだけなら待たずに買うことが出来ました。
【とりそば 470円 + 冷やし 50円 + そば屋の煮たまご 50円】
それで今回いただいたのが、とりそばの冷やし。冷たく締められたソバは、茹で麺なれどプリっとした歯応えがあり、そこに甘味の少ないキリっとした味の濃いツユが絡みます。また具は、歯応えのある鶏肉と天カスが標準で載っていて、これまた標準で載っている白ネギと、カウンター上に置いてある柚子胡椒を薬味にいただけば、これが良かったですね。あと、毎回追加するそば屋の煮たまごも、味が良く染みてこれもまた。
ダービーを含め春のGⅠ7週連続開催の東京競馬場なのですが、その期間中の馬場内で、東京競馬場メガグルメフェスティバルと題したイベントが開かれていました。で、その中で売られていたのが、東京競馬場オリジナルクラフトビール。看板に「HITACHINO NEST BEER」と書いてあったのですが、これって、茨城県那珂市の木内酒造が製造販売している地ビールのブランド名じゃないですか!
そこで、ダービー的中のお祝いに1杯だけこちらの品を。で、エールらしいフルーティーな香りにホップの苦味が効いた、美味しい一杯でした。(体調万全で飲みたかったなぁ。)
今回上京した本来の目的、ライブの時間がわりと迫ってきていたこともあり、最終レースに組まれているGⅡの目黒記念はやらずに競馬場を後に。その後、府中競馬正門前駅から京王電鉄競馬場線、東府中駅から臨時停車の京王線特急に乗り継ぎ、明大前駅から井の頭線で下北沢駅まで。
というわけで今回の第85回東京優駿(日本ダービー)を含む東京競馬場だったのですが、購入した6レース中5レースが的中し、そして何より、ダービーで購入した単勝・複勝・馬連が全部的中して、結構な儲けとなりました。(ここで、ワグネリアン号を頭で買うと決めて、またエポカドーロ号は必ず買い目に入れると前日から決めていたにもかかわらず、その2頭軸の三連系馬券を何故買わなかったんだと思ってはいけない。)こんな感動、これから先の人生でいくつ出会えるか、ひょっとしたらもう出会うことは無いかもしれないのですが、ともあれ、今回はこの言葉でこの記事を締めたいと思います。
"veni, vidi, vici."
(来た、見た、勝った!)
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