趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
毎年1月2日は、皇居の新年一般参賀が行われる日。それに加えて今年は、冬の風物詩にもなっている高校サッカー選手権の2回戦が行われる日だったのですが、私の地元栃木県代表である矢板中央高校が出場する試合が、さいたま市にあるNACK5スタジアム大宮で行われることに。というわけでその2つに参加しようと、氏家始発の上り普通列車でいざ東京まで。
皇居の新年一般参賀については、実は一昨年と昨年、家人と共に参加しようとしたのですが、体調不良などにより断念した(特に一昨年はJRの切符も入手していたのですが直前にキャンセルしてしまった。)覚えが。ですが、一昨年の8月8日、天皇陛下が「おことば」を述べられ、そして昨年6月には天皇の退位等に関する皇室典範特例法が成立(同月16日交付)。更に12月1日開催の皇室会議において、退位なされる日が平成31年4月30日とすることが決まりました。なので在位中に一目でいいからそのお姿を拝見したいという思いが強まり、平成30年は何としてでも参加しようと思っておりました。
また冒頭でも書いたように、同日、さいたま市のNACK5スタジアム大宮で、地元栃木県代表の矢板中央高校が、高校サッカー選手権大会2回戦を戦うことに。それで、新年一般参賀の時刻やサッカーのキックオフ時刻を調べたところ、新年一般参賀に参加した後でもギリギリ試合開始に間に合うことがわかりました。
というわけで1月2日の午前4時過ぎ、自宅の最寄り駅からはちょいとばかり南にある、JR宇都宮線の氏家駅へ向けて出発。クルマを駅東口近くの民間駐車場(長時間の場合、駅に隣接している市営駐車場よりだいぶ安い。)へ停め、昨年暮れにも乗った5時21分発の上野東京ライン熱海行き普通列車に乗車。この列車に乗れば東京到着は午前7時41分となり、例年どおりの人出であれば、余裕で第1回目のお出ましに間に合うかなぁ、と。それで定刻通り列車は走り、2時間20分後、東京駅に到着しました。で、その車中、通路を挟んだ隣の席の人達が、これから神奈川県内に箱根駅伝を見に行くような話をしていたのですが、この列車は、それにも都合が良い時刻に走っているんですね。
【和田倉門付近のGoogleマップ】
【一般参賀出口案内看板】
【6番出口から皇居へと向かう人々】
【行列の最後尾へ】
東京駅で下車したら、構内でトイレを済ませた後、丸の内地下中央口より行幸地下通路を通って皇居へと向かったのですが、ここでいくつか失敗を。まずは、何となく日比谷通り手前(東京駅寄り)の7番出口(Googleマップだと7と書かれている出口)から出てしまったのですが、丁度箱根駅伝の交通規制と重なってしまい日比谷通りが横断出来ず。まさかこんなにバッチリなタイミングで出くわすとは思っていなかったというか。(我が家は、箱根駅伝は毎年見ない家庭なもので。)そして次に、日比谷通りを渡ったD2出口(GoogleマップだとD2と書かれている出口)から出るも、近くに居た警察官によると一般参賀はこの出口ではなく向こう側の出口からとの案内が。それでようやく、正しい6番出口(Googleマップだと6と書かれている出口)から出ることが出来たのですが、これだけで結構なタイムロスというか、午前8時を回ってしまい、出口から出ると程なくして、皇居から続く行列の最後尾に付くこととなりました。それで、ここで不安になってきたのが、第1度目のお出ましに間に合うかどうか。この日、天皇皇后両陛下はじめ皇族の皆様のお出ましは、第1回目が午前10時10分頃、以下、午前11時00分頃、午前11時50分頃、午後1時30分頃、午後2時20分頃の計5回が予定されていたのですが、第1回目に間に合わないと、サッカーのキックオフにも間に合わない事になるんですよね。もっとも、私も家人もこの日第一の目的は新年一般参賀なので、もしそうなった場合はサッカーを諦めることになっていたのですが。
ここからは、ちょっと進んでは止まりの繰り返しでじりじりと進み、30分ちょっとかかって臨時に儲けられたテント内の手荷物検査所に到着しました。それでバッグの中身を確認後、ボディチェックを受け中へ。ちなみに、私も家人も荷物は出来るだけ小さくまとめていたので大丈夫だったのですが、キャリーバッグ等の大荷物は明確に持ち込みが禁止されており、それらや、ここで持ち込みが不可と判断された荷物は、預けて入場することに。
この後は、いくつかに区切られ数字がふられた待機スペース(若い番号ほど案内が早いと思われ)へと案内されるのですが、丁度3番が一杯になって4番の前寄りのあたりへご案内。それにしても、出口付近の案内といい、先程の手荷物検査やボディチェックといい、それを過ぎてからの誘導といい、沢山の警察官の方々が、丁寧にされていたのが印象的。あと、これほど一度に沢山の警察官を見たのは、人生で多分初めてかもしれません。
【皇居正門へ向け移動開始】
【正門石橋から見た正門鉄橋(二重橋)】
【正門から参入】
【正門鉄橋(二重橋)へと続く人々】
待機スペースで待つこと暫し。予定では、午前9時30分に開門となるはずだったのですが、午前9時前、待機している人達に動きが。先頭?で待機していた一団が皇居正門に向かって移動開始。予想を上回る人出だったようで開門時刻が午前9時15分に早められました。その後、待機していた人達も番号順に順次正門に向かって案内され、我々の待っていた4番のスペースも、午前9時20分過ぎに移動開始に。で、この後、天皇皇后両陛下と皇族の皆様がお出ましになられる宮殿までの間は、立ち止まっての撮影は不可(ちなみに、撮影自体は禁止されていないようですが、自撮り棒や脚立、三脚を使っての撮影や、営利目的の撮影は明確に禁止されています。)の為、歩きながらスマホで画面も見ずに撮った写真のみとなります。
そんな中、正門鉄橋(二重橋)からは、江戸城伏見櫓よく見えました。立ち止まって見られないのが本当に残念なのですが、何時かゆっくり江戸城見物に来たいものですね。
正門鉄橋(二重橋)を渡ってもう1つの正門?を潜れば、何度もテレビなどで見た宮殿前の広場に到着。ここも立ち止まらず、広場内の警察官の案内によって、天皇皇后両陛下はじめ皇族の皆様がお出ましになるテラスを囲むように詰めて立って待つことに。ここまで来れば、第1回目のお出ましに間に合いますね。それにしても、宮殿前で警備に当たる皇宮護衛官の皆様の、ビシっとした格好良さったら。それと、我々群衆の中にも制服警官の方が適宜配置され、やはりここは、もの凄く特別な場所ということを実感します。
この後、午前10時丁度と9分にアナウンスが有り、10分頃、天皇皇后両陛下と皇族の皆様がお出ましになりました。ですが、周囲には帽子を取らない人もちらほらいて、何とも残念な気持ちにもなったというのが正直なところ。もっとも、天皇陛下のお姿をガラス越しとはいえ拝見し、そのおことばを、マイク越しとはいえ直接聞くことが出来たので、そんなことはどうでも良くなったというか、自分自身、こんなに感無量となるのはちょっと想定外でした。ちなみに、「天皇陛下万歳」の叫び声は後ろの方から聞こえてきましたが、全体で叫ぶような雰囲気ではありませんでした。あとお出ましの時に、ほとんどの人が国旗を持っていたような記憶があったのですが、今年は大々的に配っていなかったので、持っている方はちらほらという感じで。(昨年も来た人の話によると、お陰で今年は陛下のお姿がよく見えたので良かった、とのこと。)
【広場から退出】
【坂下門から退出】
【土産物を売るテント】
【江戸城辰巳櫓】
5分程でお出ましが終わると、警察官の案内で退出することに。中には退出せず、次のお出ましまでここで待っている人も居るようで、そういう人を避けながら広場から出て、そのまま人波に逆らわず坂下門から退出。出たところで土産物も売っていたし、また江戸城辰巳櫓も良く見えたのですが、ここまで来ると、次の予定が気になって、急ぎ足で東京駅へと向かいます。それにしても、外堀にもボートに乗った警察官がいらっしゃったのですが、今日、警備や案内に当たられた関係者の皆様には、ほんと、お世話になりましたという感じで。
東京駅に戻ってきたのが、午前10時35分頃。大急ぎで弁当を買って、10時49分発上野東京ライン小金井行きの普通列車に乗車。温かいお茶が売っていなかった(まだ加温中だった)ため、たいへんぬるいお茶を飲みつつ買った弁当をいただいたという。そして定刻の11時22分、大宮駅に到着。駅からサッカーの試合会場であるNACK5スタジアム大宮までは路線バスも走っていた筈なのですが、正月の所為か極端に本数も少なくて、歩いていくことに。もっとも、歩いてもキックオフ時刻の12時5分には、充分間に合いますね。
【NACK5スタジアム大宮】
【観客席からピッチを望む】
【試合中の様子】
途中、初詣で大混雑する氷川神社脇を抜ける際に少々タイムロスしましたが、大宮駅東口から歩くこと25分程で、NACK5スタジアムに到着。1500円の当日券を購入して入場後は、日当たりの良いゴール裏の席(矢板中央側)で観戦。で、別記事にも書いたとおり、試合の方は矢板中央が勝って2回戦突破!高校サッカーは久しぶりに観ましたが、地元栃木の高校ということは抜きにしても、独特の楽しさがあって良いですね。
【大宮駅に入線するJR宇都宮線宇都宮行き普通列車】
【宇都宮駅に入線するJR宇都宮線黒磯行き普通列車】
試合終了後は、この後にもう1つ組まれていた試合は見ずにスタジアムを後に。日当たりは良かったとはいえ風が強くて身体が冷えたというのもあったのですが、今日は朝から人混みの連続で、人いきれに酔ったというのもありまして。で、帰りくらいは駅までタクシーを使おうとも思ったのですが見つかりそうもなかったので、結局大宮駅まで歩いて行くことに。あとは、大宮14時21分発宇都宮行き普通列車に乗り、宇都宮駅からは15時52分黒磯駅普通列車に乗り換え16時8分に氏家駅へと到着。クルマに乗り換えて、何とかほの明るい内に帰宅しました。
というわけで、皇居新年一般参賀をメインとした日帰り旅が終わったのですが、同時に、生きている内にこれやっておこうというのも1つ減った今回の旅でございます。ちなみに今年の新年一般参賀の参賀者数は126,720人と、平成に入って最も多い数となりました。(これまでの最高は、皇太子ご成婚の翌年である平成6年の111,700人でした。)
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