趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
用足しがてらの、青春18きっぷを使った大分への汽車旅。
初日、そして2日目の記事では、出発してから小倉までやってきたのですが、今回はその翌日の3日目に大分での目的を果たし、その日と翌々日の4日目に、栃木に帰るまでの記録です。
小倉駅近くの安ビジホで一泊した翌朝。昨夜は、ホテル指定のルートで駅からホテルへと向かったのですが、今朝は最短距離っぽいルートで駅まで行こうとしたところ、その途中には、何とも凄い看板が。このアッー!な映画館に限らず、周囲はいや~ん♡とかワ~オ♡なスポットが多数有ったので、ホテル指定のルートが微妙に迂回していたのは、そういう理由なんですかね。
【ショックを受けた立ち食いスタンド】
【別のスタンドでいただいたうどん】
【日田彦山線に行くキハ47】
で、小倉駅に着いた後は、ホームの立ち食いスタンドの名前に軽いショックを受けつつも、そことは別のスタンドで、うどんの朝食をいただいたり、日田彦山線に行くキハ47の写真を撮ったり。
小倉からは、中津行きの普通列車に乗車。その車両は813系なのですが、6両編成で入線してきて、前より3両が先発の7:33発行橋行きとなり、後より3両が乗車した中津行きとなりました。
日曜日の朝とあってか、車内は結構閑散と。そんな中、車窓から周防灘や7~8分咲きとなっている桜、そしてTOTOの小倉第2工場なんかを眺めていたのですが、この813系。窓ガラスの色が濃く、それ越しに見える景色って、妙に現実感がないんですよね。ですが、乗り心地は、昨日散々乗った115系とは大違いの快適さ。メモの取りやすさが全然違います。
中津からは、815系2両編成の幸崎行きワンマン普通列車に乗り換え。で、残念ながらこの815系。車内はロングシートで、車窓を眺めるには適していないんですよね。
それもあってか、固いシートに座りつつほとんど寝て過ごしたのですが、人の気配で目を覚ますともうすぐ別府で、車内は立ち客も出る混雑となっていました。
【JR大分駅前】
【大分市内でいただいたラーメンその1】
【大分市内でいただいたラーメンその2】
そんなわけで、一昨日の夜、地元栃木を決意と共に旅発って以来ようやく到着した大分なのですが、まっすぐ用足しへは向かわずとりあえずしないでラーメンを2杯(その1、その2)ほどいただいてから用務先へと向かい、思いがけず成功裏に終わった用足しの後は再び大分駅へ。
ホームの立ち食いスタンドでうどんをいただいた後、長い帰途へとつきました。
時間は前後しますが、大分駅に戻った時、改札口のところに掲げてある案内表示で次の列車を確認したところ、特急にちりん号でした。で、その次の普通列車で行っても旅程には影響しなかったのですが、にちりん号に使われている485系に乗りたかったので、運賃270円と特急料金300円を払って切符を購入。
やがて定刻に入線してきたにちりん号。先頭車に乗車したのですが、車内のナンバープレートが剥がされ、代わりにテプラで車番が貼ってあったのはちょっと悲しかったです。
ですが車窓は、個人的に日豊本線のハイライトの一つだと思う別府湾の絶景。桜もほぼ満開で、別府まで僅か10分間ですが、良い景色を堪能しました。
【別府駅の駅名票】
【別府駅と油屋熊八翁像】
【いただいた別府冷麺】
【乗車した亀の井バス】
【関西汽船のフェリーターミナル】
別府からはフェリーで大阪に向かう予定になっていたのですが、まず、駅前にある別府観光の父、油屋熊八翁の銅像を眺めた後、市内で、当地名物の別府冷麺で九州最後の食事。(改めてこう記事書いていると、本当にこの日は食い過ぎだよなぁ…。)そして、別府北浜バス停から亀の井バスで別府観光港へ向かったのですが、駅名票に描かれた温泉マークや乗車した亀の井バス、そしてこれからフェリーに乗り込む桟橋も、前述の油屋熊八さんに縁のある物だったりして。
関西汽船のフェリーターミナルは、家族連れの観光客やら遠征帰りの体育会系高校・大学生などでかなりの混雑。とりあえず乗船手続きをしてそのターミナルで待つこと暫し。出港時刻の約1時間前の17:30頃乗船開始となったので、行列になって乗り込みました。
【船室(スタンダード)その1】
【船室(スタンダード)その2】
で、今回乗船したこのフェリー。ちょっと奮発しての1人用の個室(でも、一番安いグレード。インターネット割引で10,240円也。)を予約していたのですが、これが思いの外良かったというか。ベッドは多少狭いですが、洗面台やテレビもあるし、そして何より、混雑している船内と壁で隔離されるところが。夜行の高速バスと同じような値段ですが、快適さにおいては全く比較になりませんね。
その部屋に落ち着いた後、出港までまだ時間があったので、とりあえず大浴場で汗を流し、それからデッキへ。やがて出港時刻となり、遠ざかる別府の街を見ながら旅情に浸ったりして。もっとも、まわりは子供らが駆け回ったりしていたのですが。
船が洋上に出た後は、頃合いを見て、船内のレストランにて、今日の諸々を祝して乾杯。大分の地酒が旨かったです。ちなみに料理はカフェテリア形式で好きな物を選んでお金を払うスタイルでした。あと、写真の焼きサバは、選ぶとレンジで温め直してくれました。
その後は船室に戻り、更に飲みながら船室のテレビを「海の上なのに結構写るものだなぁ」などと感心しつつ眺めているうちに、いつの間にか就寝していました。
一夜明け、午前6時頃、船内放送で起こされたのですが、結構眠いです。で、身支度を調えレストランでしっかりと朝食をいただいてから下船したのですが、下船時の混雑はかなり凄かったような。(そりゃ、乗船時の混雑考えたら当たり前なのですが。)そして、その人の流れの中を、ニュートラム乗り場へと向かいました。
船を下りた後は、大阪市交通局の鉄道に乗りついてJR難波駅まで移動するのですが、まずはニュートラムで住之江公園まで。車内は通勤ラッシュの時間帯に入ったせいかかなり混雑しています。で、立ったまま、最後尾の窓から流れ去る景色を見るとはなしに眺めていたのですが、これが思いの外見所が多かったというか。今回はたまたま一部区間だけ乗っただけですが、いつか全区間通して景色を堪能してみたいですね。
住之江公園からは地下鉄四つ橋線に乗り換え。で、車内は相変わらず混雑していたのですが、さらに、駆け込み乗車が凄いというか、半ば閉まり掛けたドアに強引に身体をねじ込んでくるリーマンに、「大阪」を感じたりして。
JR難波からは、青春18きっぷの旅を再開。で、なぜJR難波かというと、一昨日も乗り、また来週も乗ることになるJR東海道本線を極力避けて行こうとしたことと、久しぶりに関西本線(前回乗ったのは、まだキハ58・65系が急行で走っていた頃。)に乗りたかったからでして。
で、まずは、昔のターミナルであった湊町駅からは想像もつかないくらい佇まいのかけ離れた、立派な地下駅のJR難波から、221系の快速電車で電化区間の終端の加茂駅まで行くのですが、この区間は「大和路線」という愛称がついているんでしたっけ。その車内は、ラッシュとは反対方向の為か空いていて快適。それにしても、221系は(JR西日本で)現在主流の223系と較べると、その椅子を含めた乗り心地が柔らかくて良いですね。そして車窓には、一昨日の東海道本線よりもだいぶ開花が進んだと感じた桜の花が。
加茂で、亀山までの非電化区間を走るキハ120形ディーゼルカーのワンマン普通列車に乗り換え。実は、加茂まで乗ってきた快速が予定より1本早かったお陰でボックス席の窓側をゲットできたのですが、発車時刻になる頃には小型の車体で2両編成の車内は結構混んできましたので、逆に予定通りだったら座るのも苦労したかと。
【キハ120形の車内】
【まだ早春という感じの加太越えの車窓】
やがて定刻となり発車した列車は、途中駅の広大な構内に往時を偲びつつ、だんだんとローカルな景色の中へ。しばらくは先程の快速列車から観た時も思った、一昨日より開花が進んだ桜の花が見られましたが、関西線の難所である加太越えのあたりはまだ早春といった趣。そんな中、スイッチバック式の中在家信号場を通過して峠を下り、街の気配がしてくると、終点の亀山に到着。ここはもう、JR東海との境界駅なんですね。
【JR東海213系電車】
【JR東海東海キハ40形気動車とキハ11形気動車】
【亀山駅の駅舎】
で、亀山駅では1時間近く乗り換え時間があったので、構内でJR東海車両(特に、213系は好きな形式なんですよね。)の写真を撮った後、一度改札を出て、何故か名物のしぐれ茶漬け(駅弁)ではなく、近くのパン屋さんで総菜パンを購入し、構内でもそもそといただきました。(あ、パンは美味しかったですよ。)
パンで腹もくちくなった後、入線してきた名古屋行きの快速列車に乗車。この列車、快速なのにワンマンというのが個人的には意外な感じ。また、その車両はJR東海スタンダードの313系電車で、車内はセミクロスシートのだったのですが、亀山出発時点でもボックスシートは半分以上埋まっていました。
列車は定刻に発車し、駅ごとに乗客が増え、途中から立ち客も出る混雑。で、この区間、個人的には乗ると何故かいつも眠ってしまうのですが、今日は何とか(腹がくちくなっていても)耐え、何本も大きな川を渡る車窓を見ることが。で、先程の加太越えでは早春に戻った市風景も、いつしか桜が咲く春へと戻っていました。
名古屋駅では4分の乗り換えで、豊橋行きの快速列車へ。実は帰りの行程で、ここが一番の難所だったのですが、名古屋駅の在来線ホームの端から端へと早足で移動し、無事乗ることが出来ました。(もっとも、1本後の新快速でもこの後乗る予定の列車に乗り継ぎは出来たのですが、その場合豊橋での乗り換え時間が4分になってしまうのと、それだと多分次の列車で座れない可能性が高いかと。)
で、その列車の車両は、また313系。でも、シートが転換クロスシートで、しかも窓側に座ることが出来たので、快適に小一時間過ごすことが出来ました。
そして豊橋に着いた後は、速攻でコンコースにある立ち食いスタンドにてそばを。それをいただいても、次に乗る列車の乗車列の前の方には並ぶことが出来ました。
豊橋からは、興津行きの普通列車に乗り換え。で、この列車、車両はまたもや313系なのですが、今度は車内がロングシートのタイプ。これから熱海までロングシートが続くと思うと、正直ちょっと(いや、かなり)げんなりするというか。おまけに3両編成(途中の浜松で3両増結して6両になりましたが)の車内は、豊橋駅発車時点から立ち客が出る混雑ぶり(1本後の新快速じゃ間違いなく座れなかったかと。)だったので、乗車時間の半分くらいは寝て、何とか過ごしました。
そして、終点よりちょっと手前の静岡で下車。2時間ほど前の豊橋でソバをいただいたばかりなのですが、何となくここでもいただいてしまいました。
その後、静岡始発の熱海駅普通列車に乗り換え。ちなみに前の列車に乗り続けていても、終点の興津でこの列車に乗り換えるしかなかったんですよね。
【乗車した車両のネームプレート(この列車、ロクな写真撮ってなくて…。)】
で、車両は313系2連+211系3連の5両編成で、当然ながらオールロングシート車。この2つの形式なら、せめて椅子の座り心地が良い211系の方に乗りたかったのですが、並んだ乗車列が、上手い具合に211系のほうでした。
あとは、熱海までひたすら耐えたのですが、車窓はいつしか雨模様に。駅ごとに乗客が増える中、車内では海側を背に座っていたのですが、窓越しに見える山の上の方では、どうやら雪が降っているようでした。
ようやく着いたJR東日本との境界駅である熱海からは、待望のグリーン車!211系の東京行き普通列車に乗り換え。で、今となっては少々狭い211系のグリーン車ですが、ガラガラに空いた車内でようやく落ち着いたというか。
戸塚駅からは、湘南新宿ラインの小金井行き普通列車に乗り換え。当然グリーン車というか、湘南新宿ラインが出来てから1枚のグリーン券で沼津から黒磯まで(その間に列車を乗り換えても)乗れるって、何て素晴らしい制度なんでしょ。
そして終点の小金井からは、22:17発の宇都宮線(岡本以北の)最終列車に乗り換え。あとは自宅の最寄り駅まで乗り換えなしで帰れます。
というわけで、三泊四日という日にち以上の長旅となりましたが、途中少々食べ過ぎたきらいはあるものの、何とか無事に帰ってくることが出来ました。久しぶりの鈍行乗り継ぎで正直ちょっと疲れたのですが、また次の週末は、青春18で行く、岡山への旅が待っているんですよね。
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