趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
競馬場に来て、馬券以外の楽しみのうち、個人的にかなりのウエイトを占めるのが競馬場グルメ。ですが、来る前に調べようとした時、 JRA公式サイトに載っている飲食店の数の少なさにちょっと不安に。ですが、実際のところ色々といただいてきたというか。で、一部これまであげた記事とダブるのですが、それらについて以下に。
こちらは、スタンド2階のフードコート内にあるお店。個人的に、競馬場に来てまずいただくのは、そばかうどんが多いのですが、今回もそんな感じで。
【上天玉そば 530円】
つゆは、濃口醤油が効いた東日本的味。甘さはさほど効いてはおらず、それよりも節系ダシが持つわずかな酸味が感じられました。(ということは、ちゃんとダシを取っているんですかね。)ソバは、(多分)ゆで麺で、ふわっとした食感です。それにしても、つゆの感じとかそばの感じとか、北海道でいただく立ち食いそばって、どこか共通したモノがあるというか。(気のせいだとは思いますが。)それと「上」天玉なので天ぷらは海老天が入るのですが、上が付かない天玉そばだと、天ぷらは北海道では標準的なほぼ衣というか天かすを固めたようなかき揚げで、その方が当地らしくて良かったかなぁ、と。
こちらも、スタンド2階のフードコート内にあるお店。ソース焼きそばがメインらしいのですが、購入したのはこちら。
【もつ煮込み 400円】
店頭のおねえさんに「載せる?」と聞かれた紅ショウガが珍しいというか、本来は焼きそばのお店だぞ、ということでしょうか。で、そのお味は、尖ったところがない、何ともまろやかな感じ。味付けは味噌ベースですかね。具は、味が染みた柔らかいモツがたっぷりと、コンニャクが良いアクセントというか。それと折角だからと載せてもらった紅ショウガが、意外にも結構合っています。あと、もつ煮込みとは関係無い(いや、大いに有るか。)のですが、こちらのお店で売っている生ビールは、北海道でお馴染みのサッポロクラシックではなく、アサヒスーパードライでした。
こちらもスタンド2階フードコートに。あじさいさんといえば、函館名物塩ラーメンのお店のなかではかなりメジャーだと思うのですが、それが競馬場でいただけるというのが良いですね。
【味彩塩拉麺 700円】
透明なスープは、あっさりながらもコクがあり、またダシの素材の香りだけではない、どこかスパイシーな風味も感じられる結構広がりのある味というか。細めの麺は、若干硬質な食感ですが、それほど主張は強くなくどちらかというと中庸という感じで。またチャーシューはバラ肉で、ほんの少しだけワイルドな風味も。それとお麩が当地の塩ラーメンっぽいですね。というわけで、万人向けというか尖りすぎず、だけれども適度に個性もあって、「なるほど」という感じのお味だったというか。
こちらは、スタンド内に何箇所かある、いわゆる売店。そういえば先日福島競馬場に行った時、売店に『Two days』と看板がかかっていた覚えがある(昨年までは確か無かったのに。)のですが、同じ名前ということで何か関係があるのでしょうかね?で、以下の品々は、いずれも3階のB指定席付近にあった店舗で購入したものです。
【かにめし弁当 1050円】
こちらは、JR函館本線長万部駅の有名な駅弁なのですが、なぜかこちらでも売っていました。で、少々お高い(といっても、今時の駅弁の中では標準的価格だと思いますが。)のですが、お味の方は、ご飯の上に載っている炒った蟹の身の濃厚な旨味は、もう、間違いがないというか。実は、私も同行者も以前長万部駅で購入したものをいただいたことがあり、その時にかなり気に入っていたもので。また余談ですが、こうなればいっそ、森駅のイカめしも売っていただければ、道南の有名駅弁大集合なんですがね。
【生ビール(サッポロクラシック) 550円】
こちらで売っていた生ビールは、北海道といえばのサッポロクラシック。これ飲むと、「北海道に来たなぁ」ってしみじみ思うんですよねぇ。個人的には、決して裏切らない味というか。
【のむYogurt(プレーン) 150円】
こちらは、函館牛乳という地元のメーカーが作っている飲むヨーグルト。そのお味は、濃厚かつまろやかという感じでした。それにしても、競馬場の売店でこういうローカルなものが買えるって、なんていうか有り難いですね。
こちらは、屋外(風の広場)の移動店舗。ハセガワストアは、函館市を中心に展開するローカルなコンビニチェーンで、そこで売っているのが函館名物にあげる方も多いやきとり弁当。ちなみに「やきとり」と言っても、お肉は豚肉。実は、豚肉を焼き鳥のように串に刺して焼いた物を「焼き鳥」と言う地域って結構有ったりするのですが、函館もそのようで。
【やきとり弁当(プラス) 550円】
ノーマルなやきとり弁当はお肉の串が4本のところ、こちらはうち1本がつくねになっている100食限定のプラス。(容器にも+とマジックで書いてありました。)味はご覧のとおりのタレ味です。(市内の店舗だとその他にも味のバリエーションがあるらしいです。)で、実はこちらの品。同行者が入場してすぐに購入した物を味見させて貰ったのですが、その時はまだご飯もお肉も温かく、そして甘辛いタレが何とも良い感じで、気がつくと結構いただいてしまったというか。また同行者も、やきとりなのに豚肉ということで最初は驚いていたのですが、かなり気に入っていた様子。それにしても、この味でこのお値段なら、コストパフォーマンスも十分ですね。
今回の開催である4回函館のうち最初の2週間は、『函館大門食べ歩き横丁』と題して、函館市内のお店が週替わりで出店していたのですが、そのうちの1つがこちら。
【牛スジ煮込み 350円】
まず、表面に脂など全く浮いていない煮汁というかつゆを見ただけで、その下処理の丁寧さがわかるというか。その醤油ベースの味付けはとっても上品で、具は牛スジの他、豆腐とコンニャクが入っていました。それにしても、これ一品で、こちらの実際のお店に行ってみたくなったというか、今回は残念ながらお伺いできなかったのですが、今度函館を訪れる時は是非にという感じで。
というわけで、同行者と手分けして色々といただいてみたのですが、総じて、どれも美味しく、私よりも食べ物に厳しい同行者も満足していたようで。ですが、まだまだいただいてみたいものもありましたので、いつか、また。
以上、函館競馬場についてはだいたい書いたと思うのですが、追加というか、今回印象に残ったものについて追記させていただきます。
【飛行する自衛隊機】
この日、5R(11:50発走)に5頭立ての新馬戦(芝、1200m)が組まれていていました。で、その少し前。函館競馬場り隣接する陸上自衛隊函館駐屯地からヘリコプターが飛び立ち、競馬場にすぐ近いところ(見ようによっては上空にも)を旋回したりホバリングしたりして飛行。しかも、そのあたりから機関銃というかフルオートで連射する小銃の発射音が聞こえてきたり、更には、爆音と共に黒煙が上がったり、おまけにヘリはフレア(誘導ミサイルを回避するための花火のようなもの)まで放出するなど、かなり本格的な演習をしている様子。
【そんな中馬場入り】
そんな中、新馬戦の馬場入りが開始。馬は大変臆病な生き物なのですが、それらの騒音というか爆音に取り乱すこと無く、誘導馬に続いてそろそろと入ってきました。そして待機所で発走を待つ間も演習は続き、さすがにちょっと心配に。
【驟雨の中4角を回る競走馬】
そして発走直前、突如として(というか、急速に近づいてくるのはスタンドから見えていましたが。)激しい雨が。そんな中新馬戦はスタートし、激しい雨が降り続くなかゴールしました。
私自身、自衛隊に否定的な考えは全く持っていない(逆に、常に感謝の念は持っているつもりです。)のですが、この時ばかりは正直、新馬戦なんだから勘弁して欲しいなと思っりして。で、それと同時に、こんな過酷な環境の中でデビューを飾った5頭(イスズヒメ、スパイスフェアリー、テムル、ルナレディ、クリノコマチ)には、今後も頑張って欲しいと、切に思いました。(ちなみに、この時勝ったのは4番人気だったクリノコマチ号。その翌週に行われた札幌2歳ステークス(G3)に果敢にも連闘で出走したのですが、残念ながら12着と破れてしまいました。)
【ダンディ坂野 ゲッツ!キーンランドカップ!のステージと看板】
この日に行われたイベントは、お笑い芸人のダンディ坂野さんをゲストに迎え、この日のメインレースであるG3のキーンランドカップ(芝、1200m)を展望する『ゲッツ!キーンランドカップ!』。このダンディ坂野さんなんですが、個人的に大好きなんですよね。あと不思議と縁があるというか、以前秋葉原に買い物に行った時、ロケをしていたところに出くわしたこともありますし。
で、最初のステージは前述の新馬戦の後に予定されていたのですが、前述の通りの激しい雨で、新馬戦が終わる頃、ステージの所ではスタッフさんが急遽、テントを組み立てていました。しかしダンディさんは「持っている」というか、イベントが始まる頃にはすっかりと雨も上がり、日差しまで。そんな中行われたステージで大いに笑わせて貰ったというか。
そして最終レース終了後、再びステージが。この日私は、久しぶりに大敗してしまったのですが、変わらないダンディさんの「ゲッツ!」にたいそう癒やされたというか。ちなみにキーンランドカップは、ダンディさんも私も不的中でした。
以上、3回に渡ってお送りした(というか、ダラダラ書いてしまった)函館競馬場。勝負的にはかなり負けてしまった(回収率、3割少々…。)のですが、競馬場自体はとても良い雰囲気で、おまけに食べ物も美味しかったので、かなり良かったというか。なのでこれはまた来ないと駄目だよなぁ。というか、何時の日か是非とももう一度来てみたいと思います。そしてその時は、今回の負けを取り返すぞ!!(って、毎回言ってる気がしますが…。)
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