趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
これまでにあげてきたラーメン関係の記事のとおり、(平成22年)1月17日(日)から18日(月)にかけて、団体旅行で福岡・熊本方面に行ってきたのですが、ありがたいことに、九州までの行き帰りと夜の宴会以外は自由行動をとらせてもらいました。
おかげで、あれだけのラーメンをいただくことができたのですが、ついでに鉄分補給として、熊本電気鉄道の鉄道線全線と、熊本市交通局の路面電車全線に乗ってきました。
以下は、その時の記録になっております(しかも、長文でものすごく重い)ので、興味のない方は…。
【羽田空港で出発準備中のANA249便】
【ANA249便の機内】
席は、中央部3列シートの通路側。バスの中から飲みっぱなしだった隣席の同行者は、酔っぱらってひとしきり絡んだ後、急におとなしくなったと思ったら、いつの間にか眠り込んでます。それで福岡行きの便と言えば、昨年4月に乗った時、左側の窓から富士山がとても綺麗に見えたのですが、今回もそうだったらしく、機長からアナウンスが。もっとも、この席では見る事はかないませんが。そうこうしているうち、やがて福岡空港に到着。定刻より若干早いでしょうか。
地下鉄でホテルまで移動し、荷物を預けた後単独行動に入り、昨年全線に乗った福岡市地下鉄や西鉄に乗りつつ、福岡のラーメンを堪能(その1、その2)したり、もつ鍋を堪能したり、その後に屋台でもラーメンをいただいたりして終了。さすがに食べ過ぎたらしく、ホテルに帰って一眠りしたのものの、深夜にビッグウェーブが襲ってきて、暫く唸っておりました…。
そして翌日、午前7時前に博多駅へ。みどりの窓口で、今回乗る予定の熊本電鉄が発着する上熊本までの乗車券と、玉名までの自由席特急券を購入し、プラットホーム(今度乗る予定の5・6番線ホームではなく、なぜか1・2番線ホーム)で朝食のラーメンを食べ、いざ。
駅の案内表示板には、この列車の行き先は、鹿児島中央と表示。あくまで、新幹線の『つばめ』と一体なんですね。
それで前述のラーメンを食べているうちに、これから乗るこの列車の乗車口には既に行列が。何とか窓側の席を確保することができたけど、のんびりしていたら危なかったかも。
乗り込んだ車両は787系の7両編成。私が乗った最後尾である7号車自由席の乗車率は、7割程度でしょうか。車窓から見える景色には一面に霜が。九州でも霜って降りるんですね。それにしても、お腹が落ち着かない。しからばトイレに行っても使用中ばかりで、なかなか用が足せませぬ。
で、この列車にこのまま上熊本まで乗っていてもいいのですが、それだと早く着きすぎてしまうことが計画の時に判っていたので、途中の玉名で下車し、普通列車に乗り継ぐことに。
リレーつばめから下車すると、跨線橋は丁度ホームの反対側のほう。急いで写真を撮り、急ぎ足で乗り換え、また写真を撮って乗車すると、すぐに発車。
乗り込んだ車両は、関東圏だと既に無くなってしまった普通鋼製車の415系4両編成。ロングシート化や一部側窓の固定化改造を受けていますが、こちらではまだまだ現役ですね。その車内には、ポツリポツリと乗客が座っているのですが、その中のギャル風メイクの女子高生っぽい3人組は、メイクを取ればさぞや美人さんではないのかと。そういえば、『熊本美人』なんて言葉もあったかなぁ、と思います。そして、車窓の景色は相変わらず霜げているのですが、熊本でも霜って降りるんですね。
上熊本で下車した後、相変わらず落ち着かないお腹を抱え構内のトイレに行くも、個室の中からは、息張る時のうなり声が。暫く待ったけど終わりそうもなかったので、諦めて改札から出て、熊本電鉄の乗り場に向かいました。
熊本電鉄の乗り場は、JRの乗り場と駐車場を挟んだところにあって、1面1線のホームと待合室が、前述の駐車場と道路に挟まれ窮屈そうに佇んでいます。また、駅で切符は売っておらず、乗り合いバスのように車内で精算するシステムのようです。
【上熊本駅に入線する北熊本行き列車】
【上熊本駅で発車を待つ北熊本行き列車】
ホームで待っていると、入線してきたのは、元東急5000系(当地でも5000系と称する)通称『青ガエル』の1両編成。かつて、地方私鉄に多数譲渡されたこの車両も、残るのは今やここだけになってしまいました。
その青ガエルに、7~8名の乗客を乗せ発車。中には、自転車ごと乗り込んだ(午前9時~午後3時30分は無料で持ち込み可)女性もいます。また、乗務員は運転手さんが1人のワンマンカーでした。
そして走り出せば、ホームが1面しかない無人駅やそこに立ついい感じに古びた駅名標や、木製の架線柱など、ローカル色満載でとっても素晴らしいですね。また、上熊本駅から北熊本駅までは3.4kmほどなのですが、その短い間にも、トンネル有り、鉄橋有りと、地形的にも変化に富んでいました。
それで上熊本駅を出て9分で、終点の北熊本駅に到着。ここで御代志行きの列車に乗り換えです。
北熊本駅での乗り換えは、同一ホームでした。そのホームからは、車庫で休んでいる様々な車両が見えます。
で、今度の列車は、元都営地下鉄6000形である6000系の2両編成。こちらもワンマンカーで、乗客は10人と少々といったとろですが、その乗客全てが、運転手のいる車両に乗っていました。
いかにも郊外電車という感じの景色の中、いかにもローカル私鉄という乗り味を堪能するのですが、この熊本電鉄って、走行中にタイフォンを鳴らす回数が多いですね。
そして、北熊本駅からの7.4kmを20分かけて終点の御代志駅に到着し、運転手さんに料金を払って下車。終点まで残った数人の乗客は、全て徒歩か迎えの車で散っていきました。
【熊本電鉄6000系の車内】
【御代志駅の駅名標】
【御代志駅の車止め】
【熊本電鉄御代志駅】
御代志駅では20分の折り返し時間の間に、バスが2本接続。うち1本は、列車と同一ホームで乗り換えられるようになっていたのですが、バスから列車に乗り継いだお客さんはいないようでした。で、個人的には、ようやくトイレで一安心。いやぁ、危なかった。
【御代志駅で発車を待つ藤崎宮前行き】
【熊本電鉄6000系の運転席】
折り返しとなる藤崎宮前行きの列車に、整理券を取ってから乗車。上熊本駅では整理券が無かったので、熊本電鉄に乗ってから初めてですね。で、この列車は、運転席の直後に立つ「かぶりつき」で正面展望を堪能しました。
【再春荘前駅進入】
【黒石駅手前まで国道387号と併走】
【黒石駅で行き違い】
【三ツ石駅の上は九州自動車道】
【三ツ石-須屋間】
【警報機・遮断機のない踏切~須屋-新須屋間】
それで先程、走行中にやたらとタイフォンを鳴らしていたのは、遮断機のない踏切がとても多い為だと判りました。また、その中には、家への出入り口になっているような物もあったりして。
【北熊本駅手前で国道3号の下をくぐる】
【北熊本駅にて1~やって来た青ガエル】
【北熊本駅にて2~対向列車と行き違い】
やがて列車は、先程乗り換えた北熊本駅で乗務員交代。車両基地がある関係だそうです。
【黒髪駅停車】
【黒髪-藤崎宮前間の併用軌道を行く】
【併用軌道の終端部分】
そしてその次の黒髪町駅から終点の藤崎宮前駅の間には、熊本電鉄で唯一の併用軌道区間がちょっとだけあり、そこは速度を落としてゆっくり通過。
それが過ぎると、程なくして終点の藤崎宮前駅に到着。御代志駅からの9.7kmを、26分かかったのですが、熊本市街地方面に向かう列車だけあって、終点まで結構な乗客がありました。
【藤崎宮前駅で下車する乗客】
【下車】
【藤崎宮駅の車止め】
藤崎宮前駅は、ビルの1階部分にあり、駅入り口に隣接するパチンコ店が賑やかですね。また駅周辺は、熊本の市街地、という感じで、車の通りも結構多かったです。ただ、再び熊本電鉄の乗り場に戻ると、人気が無くとっても静かでした。
【藤崎宮駅で発車を待つ御代志行き】
【併用軌道区間again】
折り返しの御代志行きは、数名の乗客を乗せて発車。ちなみに、熊本電鉄の列車は、藤崎宮前-北熊本-御代志と上熊本-北熊本という運転系統になっていますが、路線的には上熊本-北熊本-御代志が菊池線、藤崎宮前-北熊本が藤崎線となっているようです。で、列車はその藤崎線の2.3kmを4分で走って北熊本駅へ。
【北熊本駅進入北熊本駅で休む車両達(1)】
【北熊本駅で休む車両達(2)モハ71形(構内入替用)と5000系のアップ】
熊本電鉄最後の列車は、最初に乗ったのと同じ青ガエル。で、この車両、ロングシートの端部分(上熊本駅側の車端部)に座っていると、ドアの開閉の度に、圧搾空気がプシュッと足に当たります。
そして、またあっという間に上熊本駅に到着。今回の熊本電鉄の訪問はこれで終了なのですが、何ていうか、もっとゆっくりと来たかったなぁ。
と、とりあえず熊本電鉄に乗ったところまで書いたのですが、長くなりそうなので、熊本市電については次の記事に。
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