趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
那須塩原市の中でも、旧黒磯市の地区って、昔からラーメンの隠れた激戦区という印象でした。で、その中でも、特にラーメン店密度の濃いエリア(と言っても首都圏のようパッと見渡すと何軒も目に入るというわけでもないんですが。)があるのですが、その一角に、こちらのお店が。道路沿いに『げんこつらーめん』と手書きっぽい看板がある他は店名の表示も見あたらず、正式な店名や営業時間や定休日不明の、個人的にはちょっと謎のお店だったんです。
というわけで、平日のお昼時、意を決して初訪問。駐車場にクルマを停め入店すると、それほど広くない店内には、愛想のいい店主さんと、松山千春のBGM。そして、豚骨を静かに煮出している時のような香りが漂っていました。
ラッキーなことにカウンターに空席があり、着席してらーめんを注文。その後程なくして数名の待ち客が出たので、タイミング良かったみたいですねぇ。それにしてもこちらの店主さん、お店を一人で切り盛りされてるのですが、来客に対しての応対を含め、作っている時も提供する時も、始終何かしら喋っているような感じが。その、面白いマシンガントークを何となしに聞いているうちに、らーめんが完成しました。
らーめん 600円
「熱いから気を付けてね~」と目の前に出されたラーメンは、入店した時に感じた香りのとおり、きれいに澄んだスープに薄く醤油色が付いてます。まずはスープからいただいてみると、見た目に反して豚骨の旨味は結構濃い感じがします。店名のとおり、豚のげんこつを使ってダシを取っているんでしょうか?でも、脂がほとんど浮いていないせいもあるのか、後味はわりとサッパリめ。また、塩分がそれほど強くないのも好印象です。また麺は、熟成感のある縮れ麺で、スープとよく絡む印象。そして具は、トロトロのチャーシューと、きちんと味付けされたメンマなど。特にチャーシューは、食感がトロトロしているのですが、余計な脂は落とされ、とっても上品なお味でした。
というわけで、初めてのげんこつ(らーめん)だったのですが、店主さんのトークを含め、堪能させていただきました。ごちそうさまです。
平成20年12月訪問
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