趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
こちらは、さくら市氏家の勝山、旧国道4号沿いにある、以前は勝山食堂と呼ばれていたお店。個人的には、その勝山食堂と呼ばれていた頃、何度かお伺いしたことがあったのですが、平成23年の震災後にリニューアルされ以降は、初めてのお伺いとなりました。
それでこちらのお店。個人的な認識では、昔からもつ煮が有名だったのですが、今回のお目当ては、駐車場に幟旗も立っている、さくら市氏家の地域ブランド『氏家うどん』。地場産の「イワイノダイチ」という小麦を使用し、小麦粉を漂白しないで作るそうで、市内のいくつかのお店でいただけるようになっています。
で、正午過ぎにお店に到着し、入店。以前のお店よりもコンパクトになった印象なのですが、店内にはテーブル席と小上がりがあって、1人の旨告げるとあいていた2人掛けのテーブル席にご案内。他のお客さんは、作業着を着た現場系の方たちや、近所の常連さん(「いつもの」と注文する場面は久しぶりに見た気が。ちなみに「いつもの」とは半もつ定食でした。)といった感じでしょうか。それでお品書きを見ると、定食類がコスパ良さそうだったのですが、お目当ては決まっていたので早速注文。うどんメニューはいくつかあったのですが、この日は寒かったので、みそ煮込みうどんをいただくことにしました。
みそ煮込みうどん 750円
ちょっとだけ待ってから登場したこちらの品。その時、鍋の蓋は閉じた状態だったのですが、それでも漂ってくる、ひねたような特徴的な匂いで、味噌が自家製なのを知りました。(余談ですが子供の頃、その匂いがとても苦手で、香りのマイルドな市販品の速醸味噌の方が好きだったこともありました。)また蓋を取るとツユは若干白く濁りが有り軽くトロミも付いていたので、こちらの品が生麺をツユで煮込んで作ったことを知りました。それで早速、ネギと天かすが入ったとんすいにウドンと具、ツユを適宜取って、フーフーしながら一口いただけば、これがもう。ツユは前述のとおり、風味の強い味噌が主張するのですが、味は濃すぎず、むしろ具材から出た旨味と相まって優しい味。そしてウドンは、やや平べったく縮れたところが氏家うどんらしい形状なのですが、煮込まれことによって、ヌチモチっとした、すいとんを思わせる食感に。一緒に煮込まれた具材は、キャベツが珍しく感じたのですが、他にはハクサイ、ニンジン、ホウレン草などの野菜類に、鶏肉、豆腐、そして黄身がトロトロの玉子が嬉しいです。
というわけで、美味しくいただいたのですが、それ以上に、お腹の底から暖まったのが有り難かったです。ごちそうさまでした。
平成29年12月訪問
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