昨年の年明け最初に訪れたのが、岩手競馬の水沢競馬場。そこで珍しくプラス収支となり、それがきっかけになったのか、3月の特別開催で競馬が再開されて以降、それまで水沢は馬券的に若干苦手にしていたのが逆に得意とまではいかないけど比較的コンスタントに良い成績をあげられるようになったなんて事があったのですが、それから丁度1年。今年も年明け最初の競馬場として、お伺いすることが出来ました。

1年ぶりの水沢競馬場へ

【朝の東北道を】

【水沢IC料金所】

【遠目から見た水沢競馬場】

　前回は、色々な事情で、東京から仙台行きの夜行バス、そして一ノ関行きの高速バス、そしてJRを乗り継いで水沢まで行ったのですが、今回は自宅からクルマで真っ直ぐ向かうことに。ちなみに、自宅から水沢競馬場までは、350kmちょっとの距離です。というわけで、1月8日の日曜日。自宅を午前5時に出発し、最寄りのインターチェンジから東北道へ。あとはひたすら北へと走って、水沢インターチェンジからはちょっとだけ一般道を走って水沢競馬場へと向かったのですが、途中順調に来すぎて到着が少々早すぎたようだったので、一度市街地まで戻って給油を先に済ませてしまうことに。

【今回駐車した民間駐車場】

　それで午前9時を少々回った頃、再び競馬場へ。ちなみに今回は、入場口に一番近い民間駐車場（1日300円）にクルマを停めました。（次回お伺いする時は、門時刻の1時間前くらいに着くよう調整しようかな、と。）

【指定席券発売のお知らせなど】

【特別観覧席の座席表など】※この写真に限らずクリックで拡大します

【指定席整理券】

　水沢競馬場に来るのは今回で3回目なのですが、初めて特別観覧席指定席の整理券にお目に掛かることが。ちなみにこの日は、午前9時に整理券配布開始、午前9時35分に指定席発売開始となっていました。で、JRAの場合、整理券を貰った時は指定席の発売開始10分前には集合して整列というシステムだったかと思うのですが、ここ水沢では、発売開始時刻になると番号順に呼ばれて購入するシステムになっていました。

【入場開始4分前】

【ミドリマキバオーさんのお出迎え】

　そして定刻の午前9時45分に入場開始。この日のメインは「オッズパーク杯」ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦だったので、オッズパークのマスコットキャラクターになっているミドリマキバオー（うんこたれ蔵）さんがお出迎えしてくれ、更にはオッズパークの4色ボールペンもいただくことが出来ました。

競馬場内のあれこれ

　競馬場内の施設については、最初にお伺いした時の記事（その1、その2）や昨年お伺いした時の記事に書いたので詳しくはそちらをご笑覧いただければ。で、そのほか、今回思ったことや今回ならではのことについて以下に。

【今回の席（あ-42）からの眺め】

　今回、整理券をゲットして講習した指定席は、エリア右寄りの付近走路側となる席をチョイス。昨年はすき間風に悩まされましたが、今年はそれが無かったので、若干寒いながらも比較的快適に観戦できました。それにしても、水沢はスタンドと走路が近くて良いですね。

【第2レース（1300m）のスタート】

【第2レースで最後の直線を走る競走馬】

【第2レースのゴール！】

　今回、水沢競馬場の風景で一番印象に残っているのが、最終コーナーから最後の直線で、まわりの山々をバックに走る競走馬。必ず派も低い山々は東北地方の特徴ではないと思うのですが、なんか、東北に来たなぁ、と。

【第3レースのパドック】

【パドックに掲げられた岩手競馬2016シーズンキャッチコピー】

 　昔ながら手書き出馬表が良い雰囲気のパドック。またそこには、岩手競馬のシーズンキャッチコピーが大きく掲げられているのですが、今シーズンのは『ときめき、無限大』。今シーズンも明日をもって通常開催は終了し、3月の特別開催を残すのみとなりましたが、来シーズンは一体どんなキャッチコピーが付くんですかね。

【ゴール板】

　そのまんまですが、水沢競馬場のゴール板。こちらの脇にもキャッチコピーが。

【2016シーズンファイナル大感謝抽選会に並ぶ人たち】

【当たってお迎えしたモーリスさん（2016チャンピオンズマイル）】

　この日は、2016シーズン通常開催千秋楽の一日前ということで、第6レース終了後にスタンド1階で2016シーズンファイナル大感謝抽選会というのがあったのですが、第6レースのスタート時刻頃にお伺いしたところ、既にこれだけの人数が並んでいました。そんな中、私も参加し、見事？2等が当たり、モーリスさん（2016チャンピオンズマイル）のぬいぐるみをゲット！それにしても、10月の園田といい今回といい、こういう抽選には当たるのですが、馬券の方は…。

【"メイセイオペラ"メモリアルフォト展】

　この日、スタンド1階では、昨年亡くなってしまった岩手競馬が誇る名馬、メイセイオペラ号のメモリアルフォト展が開催されていました。個人的も岩手で走っている姿をリアルタイムで見ていないにもかかわらず大変思い入れのある競走馬なので。（馬像、早くできると良いですね。）

【遠征騎手の壮行会】

【ゴールデンジョッキーズシリーズの表彰式】

　この日のメインレースは、岩手競馬所属の騎手のうちリーディング上位12名が全3戦のレースで腕を競うゴールデンジョッキーズシリーズの最終戦だったのですが、最終レース終了後には、その表彰式が。山本政聡騎手は今日の第3戦で1着同着となり、5位からの逆転で優勝となりました。またそれに先駆けて、岩手競馬の冬季休催中、他地区に遠征する騎手や、1月21,22日に佐賀競馬場で行われるM&Kジョッキーズカップに出場する騎手の壮行会が行われました。

競馬場グルメ

　最近は馬券よりもこちらを目的に競馬場に来ている感もある競馬場グルメですが、今回も可能な限りいただいてきました。

水沢食堂

　スタンド裏手の食堂棟、向かって右端のこちらのお店。今回もお金の末尾に「万円」が付くお姉さんが健在だったのが嬉しいです。

【いものこ汁 600円】

　今回、朝食替わりでいただいたのが、こちらの期間限定？メニューであるこちら。醤油味の澄まし汁の中には、里芋とキノコ類、鶏肉に豆腐、ネギが入っているのですが、これがアッサリ、シンプルながらも具材から出た旨味が合わさって深みのある味わい。具だくさんなのも嬉しく、何よりも寒いこの時期にピッタリ。ほんと、しみじみ旨いですねぇ。ただし、里芋の在庫がなくなると早々にメニューから消えるという話も聞いていたので、今回いただけたのはラッキーでした。あと、汁の他、煮物やお新香まで付けてくれて、なんか、とっても良かったです。

【生ビール 500円】

　紙コップに書いてあるとおり、銘柄はキリン。今回は店先のテーブルに座っていただいたのですが、生ビールにはお新香が付いてきました。こういうちょっとしたことが嬉しいんですよね。

丸大食堂

　スタンド裏手の食堂棟、向かって左端のこちらのお店。前回お伺いした時はテイクアウトでいただいたのですが、今回は店内で。

【ホルモン 500円】

　水沢競馬場に初めてお伺いした時以来となるこちらのホルモン。これが良い意味で記憶と違ったというか、その時の記事では「甘味の立った味付け」なんて書いたのですが、今回いただいたものは、醤油ベース？の上品な味付けで、そこにモツ自体から出た自然な甘味が加わって、非常に美味。同行者も「美味しい」と申しておりました。

【生ビール 520円】

　ジョッキに書いてあるとおり、銘柄はアサヒ。こちらのお店も突き出しのお新香付きだったのですが、それがキムチ風味のキャベツで、ビールがとても進みました。

【勝（カツ）丼 700円】

　こちらは、同行者がいただいたもの。少々味見させて貰ったのですが、写真のとおりしっかりと卵でとじられたタイプで、味付けは濃くなく甘すぎなく、個人的には大昔、大衆食堂でいただいたカツ丼の味を思い出しました。ちなみに、こちらの食堂のトンカツを使ったメニュー全て「勝」の時が充てられていて、何ともそれっぽくて良いですね。

軽食スタンド（特別観覧席売店）

　こちらは、特別観覧席内にある売店で、酒類やつまみ、軽食類などが売られています。

【あげもち 200円】

　それでこちらは、同行者が購入したもの。1切れ味見させて貰ったのですが、名前のとおり、見た目どおりの品ですが、タレが砂糖醤油で甘じょっぱいんですね。

臨時売店（お食事処 山水）

　この日、テレトラック入り口付近に臨時で出ていたのが、これまでも何度か出店されているこちらのお店。お店は花巻市にあるようで、そこで最近ご当地グルメとして売り出している稗（ひえ）カレーを使ったそばがありました。（他にも、海老天・舞茸天そば、焼きそば、炊き込みご飯に、唐揚げやあげたこ焼きなどが揃っていました。）

【舞茸天そば 400円】

　ですが、いただいたのがこちらの品。稗カレーそばも気になったのですが、ポケットの小銭が100円足らないという何ともアレな理由でたべそこなったという。ですが、濃くなく薄すぎない味加減のつゆに、優しい食感のソバ。そして舞茸天は揚げ置きながらまだサクッと感と香ばしさがあって、更には青ネギと紅葉おろしという薬味が面白かったです。

戦い済んで

【水沢ICから東北道へ】

　というわけで今回の水沢競馬場訪問だったのですが、馬券のほうはからっきし。冒頭で、「比較的コンスタントに良い成績をあげられるようになった」書いたものの、この日は徹底して駄目な日だったというか、ことごとく予想を裏切られ、回収率40%と岩手で久しぶりに大敗してしまいました。更に、スタンド2階のWINS水沢で購入したJRAの馬券も、的中は安いの1本（しかも、払い戻すの忘れて未だ財布に入っています。）という…。それでも、ここが好きな場であることには変わりはないので、またいつか、リベンジしに来たいと思います。