趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事でもちょこっと書いたのですが、平成28年のクリスマスイブ。この日の夜、あるアーティストさんのライブがあり、(家族がいるにもかかわらず)一人で東京に遊びに行かせて貰いました。で、最近なかなか上京する機会もなくなってきていることだし、せっかくなので早起きしてライブまでは中山競馬場で過ごすことに。ちなみに、中山競馬場に前回お伺いしたのが、平成23年(2011年)の中山金杯の日ですので、約6年ぶりの訪問となりました。
そういえば、前回お伺いした時にはまだこのブログのフォーマットが固まっていない時というか、中山競馬場のことについて書いてなかったので、今回あらためて。
中山競馬場は、千葉県船橋市古作にある日本中央競馬会(JRA)の競馬場で、その中でも主要4場される競馬場のうちの1つ。グランプリ有馬記念や牡馬クラシック第1戦の皐月賞、そしてスプリンターズステークスといったGⅠ競走の他、ここでしか行われない障害レースの国内最高グレードであるJ・GⅠ競走の中山グランドジャンプと中山大障害など多数のビッグレースが行われています。
その歴史は大変古く、明治39年(1906年)に開設、翌明治40年(1907年)に競馬が開催された松戸競馬場にまで遡るそう。で、ここからが色々と複雑なのですが、その中からかいつまむと、松戸競馬場の土地が陸軍省の買収を受けることになって、その移転先となったのが、現在の競馬場のすぐ西側である当時の東葛飾郡中山村大字若宮(市川市若宮)。その際、施行団体の名称も松戸競馬倶楽部から中山競馬倶楽部に、そして競馬場の名称も中山競馬場と変更されました。その後、現在の場所である船橋市古作、当時の東葛飾郡葛飾村大字古作に馬場が移された(現在の場所での競馬初開催は昭和3年(1928年)となるらしいです。)のですが、競馬倶楽部と競馬場の名称はそのままだったため、その後、各地の競馬倶楽部が昭和12年(1937年)に発足した日本競馬会へ統合された際、競馬場の名称も中山競馬場のままとされました。あとは、太平洋戦争の影響による休止や、戦後の進駐軍による接収、そして返還を経て、昭和29年(1954年)からは、日本中央競馬会による競馬が行われるようになりました。
そして施設面ですが、現在のメインスタンドは平成2年(1990年)に完成し、平成26年(2016年)に改修されたもの。また、コースが特徴的で、芝コースは1周1667.1m(Aコース使用時)の小回り、長円形の内回りコースと、内回りコースの第1コーナー過ぎから分岐し障害コースの外側を通って第4コーナーの手前で合流する、潰れたおむすびのような形をした1周1839.7m(Aコース使用時)の外回りコースの組み合わせで、高低差5.3mはJRAの競馬場では最大。最後の直線は300mと短いのですが、ゴール前に設けられた高さ2.2mの急坂が有名です。またダートコースは芝内回りコースの内側にある1周距離1493mのもので、こちらも芝コース同様高低差とゴール前の坂があるコースに。更に、ダートコースの内側から芝外回りコースの間には襷コースを有する障害コースがあるのですが、深い(3.57mと4.74m)谷を下って上るバンケット障害に加え、中央の襷部分は高さ1.6m(それ以外の障害は高さ1.2m~1.4m)の大竹柵障害と大生垣障害、深さ5.3mの谷を有する大障害コースとなっており、年2回のJ・GⅠの時のみ使用されます。
と、ここまでで長々と書いてしまったのですが、これらはJRA公式サイト(中山競馬場)やウィキペディアに載っている情報なんですけどね。
それで今回、競馬場に行くことに決めたのがわりとギリギリだったので、ネット予約の指定席は既に売り切れている状態。しからば当日売りの指定席をなるべく確実にゲットすべく、自宅を午前3時過ぎに出発して宇都宮からはJRの上り始発列車に乗り、午前7時頃には船橋法典駅に行く計画を立てていたのですが、いざ午前3時にアラームで起こされてみると、これが全く以てグタグダな体調で「無理して競馬場に行かなくても…。」と二度寝。ですが、午前6時過ぎに再び目が覚めた時は体調も回復しており、そうするとやっぱり競馬場に行きたくなって、調べてみると、自宅最寄り駅を午前7時頃に出発する列車に乗れば、新幹線を使わなくても午前10時過ぎに船橋法典駅に到着すること(と、途中から新幹線を使っても乗り換えの関係でたいして早く着かないこと)がわかりました。
【JR上野東京ラインの普通列車】
【普通列車しもうさ号】
というわけで、速攻で着替えを済ませ家人に駅まで送って貰い、JR上野東京ラインの普通列車に乗車。約2時間後に到着した大宮駅で、今度は武蔵野線直通の普通列車に乗り換え。で、この列車が普通にもかかわらず「しもうさ号」という愛称が付いており、その走るルートもちょいとばかりマニアックなのですが、詳細は割愛。もっとも、愛称が付いているといっても、車両は205系という通勤型車両なので、その乗り心地は特筆すべきものはなく、ちょっと退屈な沿線風景を、向かい側に座った人越しに眺めていたのですが。
【船橋法典駅臨時口(中山競馬場専用口)】
【中山競馬場連絡地下道(ナッキーモール)入口】
【ナッキーモール】
大宮駅から1時間弱で、中山競馬場の最寄り駅である船橋法典駅に到着。個人的に中山に来るのは3度目なのですが、過去2度ともクルマだったので、かなり新鮮な感じですね。それでホームから競馬場専用口、そして改札を出てナッキーモールで競馬場へと。で、このナッキーモールも、個人的に一度通ってみたかったんです。
【法典門付近】
【みどりの広場付近】
というわけで今回は、法典門から入場。で、この法典門ですが、(何度も中山競馬場に来ている方ならご存じのとおり、)コースの外側というかスタンドからはかなり離れた所にあるんですね。なのでまたここから暫く歩いたり動く歩道に乗ったりして、馬場内のみどりの広場を経由して、スタンドを目指しました。
【指定席券第1発売所】
みどりの広場からの通路はスタンドの地下1階に出るのですが、そのすぐ近くにある指定席券第1発売所で、当日売りのB指定席をゲット!ちなみに、ここに到着した午前10時20分過ぎの時点で、ネット予約指定席全てと当日発売指定席のうち人気のキングシートこそ売り切れでしたが、6階ゴンドラ2階席、3階A指定席、3階B指定席、4階ナッキーボックスは空席がありました。(もっともこの日は、3日連続開催のの中日で、重賞も阪神競馬場の阪神カップ(GⅡ)だけだったからかと。)
【3階B指定席】
【自席(3階B指定席 ろ-17-B)からの眺め】
この日は第3レースから勝負することにして、とりあえず自席に。それにしても、さすがにJRAの中でも主要4場のひとつだけあって、指定席エリアも立派というか、3階と4階にまたがる前後にも広いタイプ。なので最前列のつもりでうっかり4階の一番前の席を買ってしまうと、通路を挟んで3階席が眼前に広がることになる罠。
あとは、呑み食いしつつ、時々散歩がてら場内をふらふら。
【パドック(第3レース)】
【馬頭観音】
【ハイセイコー像】
【ミニチュアホースのお出迎え】
明日行われる有馬記念仕様になっていたパドック。そういえば、ここのパドックって、結構囲まれ感ありますね。また、隣接して馬頭観音、そして正門との間にはハイセイコーの像もあります。で、正門では、どの競馬場で見ても可愛らしい、ミニチュアホースのお出迎えが。
【第1コーナー寄りの馬場内広場】
【UMAMI PARK】
【UMAMI PARKの特設ステージ】
3回目の訪問で初めてお伺いした馬場内広場。間を通る障害コースによって南北に分かれているのですが、第1コーナー寄りの北側は、遊具などがあるお馴染みの感じで、馬場内投票所に飲食売店、ターフィーショップもあるみどりの広場とつながっています。また、最終コーナー寄りの南側は、この有馬記念ウイークの特別企画かどうかわかりませんが、UMAMI PARKとして特設ステージが設けられ、そこではこの日を含む連日、お笑い芸人さんや競馬マスコミ関係者によるトークショーなどが行われていました。
【ゴール前の急坂(第6レース)】
【ゴール!(第6レース)】
【誘導馬とゴール板(第12レース)】
そしてコースまわりですが、(写真がヘボなので上手く写っていませんが)中山競馬場のコースといえばゴール前の高さ2.2mにもなる急坂が名物。あと芝コースのゴール板は、明日行われる有馬記念仕様になっていました。
と、例によってここまででだいぶ長くなってしまいましたので、続きは次の記事にしたいと思います。
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