趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
石川県金沢市に、今となっては日本海側唯一となった地方競馬の競馬場である、金沢競馬場があります。で、今回、個人的には「三度目の正直」で、ようやくお伺いすることが出来ました。
訪問記に入る前に、金沢競馬場について調べたことを少々。
金沢競馬場は、石川県金沢市にある地方競馬の競馬場で、競馬の主催は県や市で作る一部事務組合方式ではなく、石川県競馬事業局と金沢市がそれぞれ行っているのが珍しいです。また、積雪等気象条件の厳しい冬季(1月~3月中旬)は競馬開催を行っておらず、その間、所属騎手や競争馬が交流のある東海地区(名古屋、笠松)に滞在して走るのが珍しいですね。
で、もともと当地では、昭和6年(1931年)、現在の金沢市入江・新神田(当時は石川郡戸板村)付近に競馬場(旧金沢競馬場)が開設され、石川県畜産組合連合会の主催で競馬が開催されて以来、太平洋戦争中の軍用保護馬鍛錬競走、戦後にできた地方競馬法や、それが統合された現行の競馬法に基づく競馬が行われてきました。
その旧金沢競馬場が、現在の金沢市八田町に移転・完成したのが昭和47年(1972年)の12月。翌年4月の開催から使用開始され、平成19年(2007年)からはKANAZAWA Horse Park(カナザワホースパーク)という愛称が付きました。
そのコースは、1周1200メートル、幅員は20メートル、高低差0のフラットな右回りのダートコースで、第1から第4の全てのコーナー部分にスタート用のポケットが備えられているのが特徴的。また最後の直線は、236メートルとなっています。そして設定可能なレース距離は、900メートル、1300メートル、1400メートル、1500メートル、1700メートル、1900メートル、2000メートル、2100メートル、2300メートル、2600メートル。ちなみに、金沢競馬場は地方競馬では珍しく、長距離のレースが(特に重賞では)比較的多く組まれているのも特徴的かと。
実はこの金沢競馬場。これまで、二度ほどお伺いしようとしたことがありました。
まず初めは、昨年(平成23年)の9月。金沢に所用があったので、そのついでに翌日お伺いしようと思っていたところ、急な身内の不幸で、所用だけを済ませて翌日は未明に帰ることに。しからば再びとその年の暮れ。クリスマスイブだった土曜日にふと思い立って、金沢市内に宿も取れたので翌日競馬しようと向かったものの、翌日は未明から大雪で競馬開催は中止になってしまったという。
そんなわけで、三度目のチャレンジとなった今回。前日、長野で所用を済ませた後、上信越自動車道と北陸自動車道で富山県富山市まで移動。そこで一泊したあと、朝イチで向かうことにしました。
【北陸道金沢森本IC】
【金沢森本ICからは一般道で】
それで、午前8時頃宿を出発。富山ICから北陸道に乗り、金沢森本ICからは一般道で向かいました。
【競馬場に到着】
富山市内の宿から約1時間で、金沢競馬場の駐車場に到着。ちなみに、駐車料金は無料で、またかなりの台数が停められそうですね。
【入場門付近】
【購入した指定席券といただいた優待券】
愛称の「KANAZAWA Horse Park」が書かれた入場門。早くも、来年こちらで行われるJBC競争のアピールがなされていました。で、その向かって右手にある建物が、外向発払所と外向き特観席発売所。そこで早速、特観席の指定席券を購入です。ちなみに、1席1000円で、また入場料か無料になる優待券も付けてくれました。
ここからは、競馬場内の様子を、時系列順ではなく場所ごとに色々と。
【入場門付近からスタンド方向を望む】
やがて午前10時の開門時刻となり入場。先ほどの駐車場でも思ったのですが、金沢競馬場は、敷地にかなり余裕があって広々としている印象です。また、駐車場から入場門までや、入場してからもスタンドや食堂街へと続くアーケードが整備されているのも特徴的。やはり、日本海側と言うことで、秋から冬にかけて天候が不順になるせいですかね。
【馬頭観音】
金沢競馬場の馬頭観音は入場門から見て左手奥というか、お寿司屋さんの手前あたりに。
【スタンド前ステージ】
ホームストレッチのゴール手前にあるのが、スタンド前ステージ。この日は、レースの合間によさこい的なものも披露されていました。
【スタンド】
金沢競馬場のスタンドは、いつくらいに建てられたものなのでしょうか?正面から見ると4階建てに見える立派なもので、うち1階から3階までが観客席になっています。
【屋外観覧席】
スタンド1階と、2階の最終コーナー寄りは、屋外観戦席になっています。
【1階コンコース】
パドック寄りのコンコース。地方競馬らしいシブい雰囲気が良いです。
【2階特別観覧席】
特別観覧席は、2階のゴール板寄り。コースから遠くなる3階ではなく2階にあるのが良いですね。また、今回はお伺いする機会が無かったのですが、専用の飲食売店も完備しています。
【3階屋内観戦席】
3階は屋内観戦席と大食堂が。席の確保さえ出来れば、正直こちらでも十分な気がしますね。
【河北潟とパドック】
金沢競馬場は、金沢市北部に広がる河北潟に面したところにあるのですが、それがよくわかるのがパドック。この写真はスタンド3階から撮ったのですが、背後に広がる河北潟が、何とも良い風情というか。
【パドックを周回する競走馬】
サイズ的には、地方競馬らしいコンパクトなパドック。まわりの一部には屋根もかけられています。
【パドックの出走馬掲示所】
パドックに掲げられた出走馬の一覧は、アナログな何ともシブイもの。それにしても、金沢では所属馬1頭1頭にこれ専用のプレートが用意されているんですかね。
【馬場入りする誘導馬と競走馬】
金沢競馬場には立派な誘導馬が居ました。で、ゼッケンは石川県のマークになっていたのですが、何というお名前なんですかね。
【スターター】
【発走委員】
【第10レースのスタート】
キャプションのまんまなんですが、そういうことで。ちなみに、1300mと2600mはスタンド前から、写真の第10レースの1400mはホームストレッチ最終コーナー寄りからの発走となり、間近で見ることが出来ます。
【最終コーナーを回る競走馬】
【最後の直線】
【ゴール!】
これもキャプションのまんまなんですが、金沢競馬場って、ホームストレッチ前の観戦エリアの高さがコースよりもちょっと低くなっているので、コースの写真を撮ったりするのが結構難しいというか。
【ゴール板】
【着順掲示板と大型映像装置】
シンプルなゴール板に対して、加賀百万石をイメージした瓦屋根が特徴的な着順掲示板と大型映像装置。
【ハロー掛けする車両たち】
【緑のウニモグ】
【黄色いウニモグ】
【フォード製トラクターその1】
【フォード製トラクターその2】
【ニューホランド製トラクター】
個人的に何故か気になるコース整備用車両なのですが、金沢競馬場のはバラエティー豊か。古めかしいウニモグが2台と、地方競馬では結構見かけるフォード製トラクター、そして最近多くなってきたように思うニューホランド製トラクターが活躍していました。
とりあえず、かなり長い記事になってきてしまいましたので、とりあえずここらで一旦切らせていただきたいと思います。で、次の記事では、この日引退された騎手さんのことや、競馬場グルメなどについて書かせていただきたいと。
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