趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
今回、所用で京都へ行くことになったのですが、それだけじゃ勿体ないので、その用事の前日、ちょっと足を伸ばして阪神競馬場へと行くことにしました。
阪神競馬場は、兵庫県宝塚市にある、JRA(日本中央競馬会)の競馬場で、最寄駅(阪急電鉄)から仁川(にがわ)とも呼ばれています。入場料が200円のいわゆる主要4場のうちの1つで、牝馬クラシック初戦の桜花賞や、春のグランプリ宝塚記念などのG1レースが行われています。
そのルーツは、明治末に現在の西宮市の鳴尾浜に作られた鳴尾競馬場まで遡るのですが、太平洋戦争、そして戦後の混乱を経て、現在の場所に阪神競馬場が開設されたのは、昭和24年(1949年)。元々、川西航空機宝塚工場だったところで、開設当時は馬場内に戦災で破壊された工場の鉄骨類が放置されていたそうです。
その後、スタンドの増改築や障害コースの新設、更には昭和44年(1969年)の栗東トレーニングセンター開設に伴って厩舎の移転などがあったのですが、老朽化に伴い、平成2年(1990年)に全面改築を開始。翌平成3年(1991年)に完成したのですが、コースは最後の直線走路坂が設けられ、またスタンドは現在でも使用されているものが完成しました。ですが、平成7年(1995年)1月に起こった阪神・淡路大震災でコースやパドックにたいへん大きなダメージを受け、震災直後は厩舎地区も避難所として利用されるなど一時は競馬開催を休止しましたが、その年の12月には開催を再開。平成18年(2006年)には後述するコースの大改修を行い、平成21年(2009年)には、大型映像装置が現在のハイビジョン対応2面マルチターフビジョンとなりました。
また、そのコースですが、芝コース、ダートコースとも右回りで、どちらもゴール手前に急坂(芝コースが1.9m、ダートコースが1.6m)があるのが特徴的。また、襷コースを使用する障害コースも設けられています。
まずは芝コースですが、内回りと外回りがあり、更に内側の柵の位置によってAコースとBコースに使い分けられます。で、1周(と最後の直線)の距離は、内回りがAコースの1689m(356.5m)とBコースの1713.2m(359.1m)、外回りがAコースの2089m(473.6m)とBコースの2113.2m(476.3m)で、外回りの場合、東京競馬場に匹敵する(同じAコースの場合阪神の方が長い)コース長を誇ります。(右回りコースでは国内最長です。)またレースの距離設定は、内回りコースが1200m、1400m、2000m、2200m、3000m、外回りコースが1400m、1600m、1800m、2400m、2600m、外回りコースからスタートして2週目は内回りコースとなる3200mで、フルゲートは16~18頭となります。
次にダートコースですが、1周の距離が1517.6mで最後の直線が352.7m。レースの設定距離が1200m、1400m、1800m、2000m、2600mで、このうち1400mと2000mが芝からのスタート。また、フルゲートは全て16頭となります。
最後に障害コースですが、1周の距離が1366.7mで襷部分が403.7m。障害コース上の第1~9号の固定障害が設置されているほか、レース時には最後の直線走路に移動式の第10障害が置かれます。また、レースの設定距離が2970m、3000m、3110m、140m、3800m、3900mで、このうち2970mと3110mはゴール地点がダートコースで、それ以外は芝コース。また、フルゲートは全て14頭となります。
【JR宇都宮駅西口から夜行バスに乗車】
【西宮北口駅で乗り換えた阪急今津線の列車】
【仁川駅の駅名表】
冒頭でも書いたとおり、今回、日曜日に京都で用事があって、そのついでというにはやや強引なのですが、金曜夜発の夜行バスで大阪に向かい、土曜日に阪神競馬場を訪問という計画を立てておりました。それで当初の予定では、夜行バスの終点のあべの橋駅まで行って、ミナミに取った宿に荷物(今回、諸事情があり大荷物となっています)を預かって貰ってから競馬場に向かう予定となっていたのですが、バスがかなり遅れたおかげで、大阪駅前で途中下車。大きな荷物を引きずりつつ梅田駅から阪急電車に乗って、西宮北口駅で乗り換え、最寄りの仁川駅には午前9時前に到着しました。
【専用通路入口】
【通路の途中にいたうまうま君?】
【地上通路から見た阪神競馬場】
仁川駅の東改札口を抜けるとすぐ、阪神競馬場への専用通路が始まります。で、これが一度地下に潜ってから地上に出てと、正門まで約10分の道のりですが変化があってなかなかに面白かったというか。
【ポニーのお出迎え】
【阪神競馬場正門】
正門付近ではポニーのお出迎えが。それにしても、たいそう立派な正門というか、ここだけで主要4場なんだな、と実感するというか。
【ポーズを決めるターフィーさん】
正門から入ったあたりでは、JRAマスコットのターフィーさんがお出迎え。カメラを向けるとビシっとポーズを決めてくれました。
【イベント広場で行われていた境港物産展】
この日は、第9レースに『境港特別』というレースが組まれていたのですが、正門から入って左手の所にあるイベント広場では、それに合わせて境港物産展というのをやっておりました。
【アメニティホール】
イベント広場の奥にあるアメニティホールでは、『日本競馬20年のあゆみ~競馬文化の広がりと国際化~』&『ウォッカ号殿堂入り記念展』が行われていました。
【競馬場にいた猫さんたち】
馬頭観音の近くでは、猫さん達がいらっしゃいました。
【セントウルガーデン】
【セントウル像】
正門から入って左手のイベント広場を突っ切ったところにあるのが、セントウルガーデン。一番奥には阪神競馬場のシンボルであるセントウル像が鎮座(って、立ち上がって弓引いてますけどね)されています。それにしても、競馬場の中こんなに立派な洋風庭園作っちゃうあたり、「やっぱりJRAはすごいなぁ。」と妙に感心してしまいました。
【パドック】
阪神競馬場のスタンドは、正門方面から見ると西ウイングの逆三角形と東ウイングの逆三角形が並んだような(こんな▽▽感じ)構造なのですが、パドックはその間に収まるように配置されています。で、その配置もそうなのですが、屋根やまわりの観覧スペースなど、これがなかなか凝ったつくりというか。個人的に阪神競馬場で(良い意味で)一番印象に残ったのですが、ほんと、JRAの競馬場って、徹底的に「綺麗」に作ってありますね。
【ダートコースのスタート】
【芝コースを走る競走馬とタープビジョン】
個人的に阪神競馬場で(良くない方の)一番印象に残っているのが、馬場の遠さ。JRA主要4場=立派な競馬場なので仕方がないのですが、それにしても遠かったという感じで。それと、馬場の内側にあるターフビジョンは、平成21年(2009年)にリニューアルされた巨大なものですが、これも遠いので小さく感じてしまうというか。
【ゴール板】
阪神競馬場のゴール板は、芝もダートもHanshinのHを図案化した?シンプルな形状。
【コース側から見たスタンド】
正門側から見ると凝ったカタチのスタンドですが、コース側から見ると結構普通。また、コースの直線がとても長いので、相対的にスタンドが小さく見えてしまうというか。
【5階Bシート(ボナンザシート)】
【今回の席(ボナンザシート ア-99)からの眺め】
今回は、JRAカードで事前にネット予約できる5階のBシートで観戦。で、Bシートは「ボナンザシート」という愛称?が付いているのですが、ボナンザって「大当たり」っていう意味なんですね。あと、今回はいつも座る最前列(最前列は4階席となります)ではなかったせいもあって、殊更コースが遠く感じました。
※5階Bシートは、その後、Cシートとなって値下げされたようです
というわけで、とりあえず今回はこのあたりで一度切らせていただきます。で、次の記事では(既に別記事(その1、その2)で紹介済みですが、)いただいた競馬場グルメについてなどを書かせていただく予定となっております。
現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。
このブログの管理人
【ご注意】 このブログに記載された情報は訪問当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。あしからずご了承ください。
ツイッター
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カレンダー
アーカイブ
忍者ツールズアクセス解析